本日はお客様のカスタムご依頼がナイスだったのでそのことを書きます。
乗せ換え、のことを書きます。
cook paint worksよりあがってきたSURLY PACER。
お客様ご指定カラーの世界に1台だけのフレーム。
PACERはSURLY流のロードバイク。
昔からあるモデルですが、最大32cのクリアランスやフェンダーダボ等、昨今の気になるポインツとシンクロして、今かつて無い魅力を放っているフレームです。
今回はこのPACER、普通に組付けではなく、「乗せ換え」というご依頼です。
これはお客様のお持ち込みのバイク。
ディレイラーハンガーがもげてしまったそうです。
しかし105のシフターやコンポ、前後のホイール等まだまだ使える部品はいっぱい。なのでお客様とご相談の結果、フレームを新調して乗せ変える、ということにしました。
使えるパーツは移植します。
ただ移すのではなく、前バイクのときに気になっていた箇所はこの機会に改善します。
トップ、ハンドルまでの距離が遠く感じていたそうなので、少し短めのステムに交換しました。SIM WORKSのTOMBOY。
コラムも長めに残したので、だいぶ無理の無い姿勢で乗れそうです。
その他消耗品、ワイヤー等も新しくしてグリスアップ。
そしてタイヤは23cからやや太めの28cにチェンジ。あえてのランドナー。
PACERはちょい太めが似合います。
デイリーに都内を乗るなら28cくらいがおすすめです。多少の荒れたアスファルトもへっちゃらですし、雨天時や縁石にも強くなります。
楽なポジションにちょい太タイヤ、ドロップハンドルでエブリデーバイクを組めます。
年季の入ったサドルも交換。
お客様のチョイス、この手のミッドテクな感じにfliteはぴったりだと思います。格好いい。
全部が全部を新調したときには起こりえないディテール、
シートポストには先代の名残が。
ここはあえてこのままにした方が継承感があっていいですねー
ブレーキドーナツは、このフレームカラーの元ネタへのオマージュにしました。
この方の様に、元のコンポと前後ホイールを活かせば、完成車パックのPACERより全然お安く組み上がる+ノーマル完成車とは違うオリジナル組みになります。
うむ、生まれ変わった!
28c〜32cのタフなタイヤのロードバイクが最近気になります。。
明日仕上げの調整とお掃除、撮影をします。
S様もう少々お待ちくださーい