こんにちは
上馬店より一周です。
今回のブログはハンドメイドバイクについて。
先週末は上馬店頭ではそれまでオーダーしたスタッフやお客様のハンドメイドバイクの展示、
またシャミさんのライトマウントワークショップを含めた”手仕事”が生み出す諸々を中心とした1週間でしたが。
それまでご存じ無い方達へハンドメイドバイクの存在を知って頂く良い機会になりました。

フレームを作成する職人である、”フレームビルダー”がオーナーひとりの為に図面を引き、
パイプとパイプを溶接してフレームを生み出すこのカルチャーを知ってからというもの、文字通りどっぷりとこのシーンにハマった自分。
谷さん同様に自分の中ではピラミッドの頂点とも言えて、いつかはハンドメイド、、、なんて方達をもっと増やしたいなと思う常日頃です。
自分が畏怖の念を持つほどリスペクトさせて頂いているPaul Sadoff氏のRock Lobster cycles、
先日日本に遊びに来てくれたLamarche bicycleのTom la Marche。
そしてFalconer cyclesのCameron Falconer氏のバイクを中心に南の島よりも熱い先々週の上馬店頭だったわけですけども。
今回のバイクチェックはお客様ご自身で手にしたハンドメイドバイクのバイクチェックをしたいと思います。
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KELLY/CX
西のシーンで長らくフレーム作りレジェンドビルダーのひとりであるChris Kelly、
こちらはディスククロスフレーム。
80年代からフレーム作りに勤しむ彼のフレームは至極シンプルです。
余談、昨年のMADE BIKE SHOW(ハンドメイドバイクの天下一武道会)では、
Rock Lobster Cyclesとの共同ブースとして出入りゲート側でブースを構えていました。
(Rock LobsterのPaulさんはバイクはあるものの、ご本人は行かれていなかったよう)
フレームビルダーの中でも細かなところにシグネイチャーなディティールを込める人もいれば、
いい意味で飾り気が無く、ただただ機能を全うするパーツの1つとしてフレームを形づくるフレームビルダーもいます。
KELLYはどちらかというと後者かと思いますし、Rock Lobsterも勝手ながら近いバイブスを感じるので、共同ブースも妙に納得させられた一コマでした。
こちらのKELLYは本来ギアードのフレームですがPaulのMelvinを用いてシングルスピードのクロスバイクとして組んでいます。
シングルスピードならではのなにもないスッキリ感、からは1個パーツが付いていることによるごちゃっと感が生まれるものの、
このアルミの塊を削り出して作られるロマンの塊であるMelvinをつけたいが為に、シングルスピードにしたくなる魅力のあるパーツだと思います。
本来ならシングルスピード化する上で付けたく無い方式のテンショナータイプですが、Melvinの場合はこれだから付けたい!な魅力もとい魔力がありますね。
ビルダーによってはフレーム以外のところでシグネイチャーなモノづくりをする人も居ますがステムはケリー自身のハンドメイド、
ハンドル部分はカエルのような2ボルトピンチで少しだけコラム部分は長めに設計され、
コラムの上部に1ボルトで留まる形状、ケリーといえばな象徴的な形状になっています。
世代的には少し前のフレームで、前後のハブ規格はクイックリリース。
そして既製品であれば前後揃っていることの多いディスクブレーキマウントは前後で異なります。
リアはモダンなフラットマウント、フロントはMTB向けなISOマウントという前後異形の組み合わせ。


そんな異規格のちぐはぐさを補う形でPaulのKlamperをセッティング、パッと見には異形の組み合わせには感じません。
油圧のディスクブレーキがこの手のドロップバーバイクではメインストリームの中で、
ニッチな機械式の上位グレードを作ってくれ、なおかつそれぞれ異なるディスクブレーキマウントに適合するものを作り続けているPaul componentの偉大さといったら。


そしてそんな機械式のブレーキを動作させるシングルスピードブレーキレバー(BL)はSHIMANOのなんてことない現行品のR400。
値段だけで見るとチープなモノに思われがちなのですが良い意味でSHIMANOらしい、
値段と品質が釣り合って居ない上になんで時代に即していないのにまだ現行品として残してくれてるの、、、?
な不思議パーツ筆頭なひとつだと思います(R780もだけど)。末長く生産し続けて欲しいSHIMANOレガシー品番です。
地味にSHIMANOの現行品版には無い、GRXリミテッドなシルバークランクはまだ少しだけご用意があるので、
こんなシングルスピードビルドでしれっと付いていたら妙に格好良く見えちゃうのはフェチごころくすぐります。
そんな組み合わせがSHIMANOの駆動系統を用いてシングルスピードビルドをする上で個人的に非常にグッ、とくるポイントだったりしました。
フレームカラーもこれまたケリーといえばなグリーンにオレンジロゴ。
インターネットの大海でハンドメイドバイクを探して彷徨っていたあの頃の自分の心が刺激される1台でした。
ご依頼ありがとうございました!
Amigo/SS MTB
こちらはテネシー州ナッシュビルのフレームビルダーであるAmigo Frame Works。
Zach Small氏がフレームを手がけてています。
初回のMADEではロードバイクを展示していて、それになぞらえたブースの作り込みが独特の世界観を放っていました。
他ブランドのブースでこの写真のハードテイルMTBも展示されていて、格好良いよねぇコレ。。。
なんて行ったメンバー内で話していた記憶があるのですがそれのシングルスピードverのオーダーだったよう。
オーナーはたびたび特別なバイクのカスタムを担当させて頂く方なので、Amigoのオーダーを実はしているんですよね。。。なんて言われた1年前はびっくり。
Amigoはポイントポイントでスペシャルなディティールをフレームに込めてくるタイプのようで、
今回のフレームであるシートクランプはフレームと一体型の2ボルトクランプのスタイル、ステンレスのプレートを備えてここを”魅せる”ように仕向けています。Aロゴのエングレーブと墨入れもニクい。
少しばかり繊細であるドロッパーシートポストを”点”で掴むのではなく、”面”で掴んでポスト側の負担を軽減する作りになっています。
そして同様にマウンテンバイク必携装備であるドロッパーシートポストのワイヤーの出入り口も同様のつくり。
ステンレスプレートは出入り口周辺の穴周りの補強の機能的なニュアンスもあるのでしょう。
共にディティールと機能の両輪を満たすシグネイチャーな部分ってだけでご飯3杯行けちゃうところです。
シングルスピード化を叶える上でこのフレームはリアハブ位置を前後にスライド出来る、
ロッカーエンドスタイル。よ〜く見るとこの部分にもAロゴ。
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彼はこんなワンオフなフレームを時折作りながらセミオーダーのモデルである”BUG OUT”というフレームも作っているのですが、
BUG OUTで採用しているフレーム部材であるこのエンドをカスタムのモデルにも採用しているのであろうなと。
しれっと前後ハブはPhilwoodのちょっちスペシャルな現代MTB標準規格であるブースト規格のもの。
日本に数ペアしか入ってこなかったこちらをこのスペシャルな1台に採用させて頂きました。
ということはヘッドセットも抜かりなくPhilwoodにて。
このサスペンションフォークに適合するタイプも作ってくれているのは非常にありがたや。
コンポーネントの組み合わせがガチャガチャなリアルなバイクも好きですが、特別なバイクは銘柄やカラーリングは整っている方がしっくり来ますね。
う〜む。
こちらも白米をおかずに白米が3杯イケる系な1台ですね。。。
余計な言葉は不要でしょうか。
今回はこの辺で
それではー
いっしゅう






















