上馬店のタニです。本日はMy Rivendellバイクチェックとその愛車にまつわるTIPSを書きます。
先日、一周に連れられて、ラマーと一緒に行ったグラベルライド。

どうせ一周はキツいルートで俺たちに喰らわしてくるんだろうな、

ラマー殺されるんだろうな、と覚悟していきましたが、この日の一周は優しかったです。

一周は愛車のBLACK MOUNTAIN MONSTERCROSS。シングルスピードで来てくれました(舐められたもんだぜ)
僕はというと最近の休日はマウンテンバイクばっかりで、久しぶりの舗装路ありのグラベルライド。どのバイクで行こうか迷いましたが、

ラー・カイラムのカタパルトからこの日射出したのはRivendell Sam Hillborne。

数年前、今のメイン機 Joe Appaloosaに丸っと載せ替えビルドしてからフレームの状態でしばらくお休みしていたんですが、ここ最近お客さまのSamを色々組ませてもらってたら・・やっぱこのプロポーション格好いいなあと。乗りたくなって再構築しました。
リビルド後の初めての出撃。

僕が久々に味わいたかったのは(Rivendellにしては)短いチェーンステーとキビキビグングンな乗り心地。それでいて50mmのタイヤまで飲み込むクリアランス。

うむ、やっぱSAM良いな!乗り心地も、久々にこの「Dark Orange」カラーのRivendellに跨りたかった。やっぱり僕はオレンジ色のRivendellが好きです。
ーーー少し脱線ーーー
このRivendellの「フレームの色」についてですが、毎ロット変わるし、毎回どのモデルでも僕らを惑わせてくる良色ばかり。でもこの「Dark Orange」っていうカラーは僕の中でちょっと特別な色でして、
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Rivendellの歴史のポイントポイントでも名車達が纏ってきた色でもあり・・なんだかちょっとカルトや伝統を感じてしまう(これはHanqの前身Bombadil)
だから僕はオレンジ色のRivendellって常に所有していたいし、

毎回Rivendellの生産スケジュールが出る度に、果たしてどのモデルがこのDark Orangeを纏うことになるのか、チェックしてしまうのは僕だけじゃないはず。
今日現在のラインナップだとCharlie H.Gallopで手に入れることができます、XO-1カラーを纏ったグラントピーターセンの最新ジオメトリー・・その古今のギャップにそそられます。
ーーー話をSAMとライドに戻すーーー
思いの外マスターシュバーとWTB センデロタイヤで組んだマイバイクの調子が良かったのと、

この日の一周アテンドのコースが最高だったのですが。。
事が起きます。
このあと落ち葉と落ち枝ザックザクの中を歩き押しして、舗装路に出て、自転車にまたがる、
すると激坂、登板だ、よし、登るぞ〜
バキッ!!!

ディレイラーに枝を巻き込んだまま踏み込んでしまい、
RDが死亡、フレーム側ディレイラーハンガーもグニっと曲げてしまいました・・殺されたのはラマーじゃなくて僕の方だった。

見てくださいこのピンポイントの刺さり方・・こんなとこ刺さります?これでテンションプーリーがロックされて、そのまま踏み込んだんですね、呪われてるんですかね・・
数年ぶりのSam Hillborne、意気揚々とリビルドして、最初のライドで、なんて日だ!!

15年も長らく愛用した思い出の変速機M780 XT、いろんなバイクで君のお世話になった、さよなら。
・・・なんとか走れるようにその場で青空修理。
激軽ギア変速不可のシングルスピードになってしまったので、この日はここでリタイヤ。

一周の笑顔が腹立ちます。

じゃあな!薄情者ども!
ここから最寄りの駅まで8km。トルクをかけずにローギアで恐る恐る踏みながら。辿り着いた駅ですすった富士そばが心身に沁みました。
・・・・・
え、RDはともかく、フレームも曲げちゃったんでしょう?タニさんなんでそんな冗談言ってられんの、ショックじゃないの?頭おかしいの、と思う人もいるかもしれません。
大丈夫、なぜなら多少頭はおかしいのと、

上馬にはシャミセンがいるから。
シャミ、頼んだぞ。

「Steel is Real」なんてよく聞く念仏ですが、そんな実感もなく鉄のバイクに乗っていて、

でも今回ばかりは、鉄のバイクでよかった、って本当に思いました。カーボンだったらこのまま廃車ですね。

「どないでしょう?」と自信ありげなシャミ。頼りになるぜ。
CooK Paintに出せば塗装も復活できますが、自分はこのままでいいや。焼けた鉄とオレンジのコントラストが気に入っている。

丸焦げのエンド、これも僕のSAM HILLBORNEの歴史、数年乗れば良い思い出話となるだろう。
・・・
後日、修理後のライドも問題なくいけました。シャミありがとう。

(万が一ポキっといっても大丈夫なように一応チェーンカッターとミッシングリンクは持っていきましたが)
同じ悲劇はお客さまのバイクに起こって欲しくないけれど、僕らが扱っている鉄のバイク達の「直せるところ」を実感できたことがちょっと嬉しい。
そしてSam Hilborneを改めて好きになれたのもよかったです。
(Sam、現ロットではDark Orangeはないですが、バタースカッチが残りわずかですがフレームあります。どなたか組ませてくださいませ)

追記:「地獄の倉庫大掃除」にて「Bronzy Green」47サイズ、54サイズが1本ずつ発掘されました。
上馬に吊るしておくので上馬店頭かお電話ください。サイズの合う方ぜひ。
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最後にマイバイクチェック、個人的お勧めパーツ多めで組んだのでお付き合いください。

ハンドルはアルバスターシュ、ではなく今回はその前身のマスターシュバーで組みました。グラントデザイン日東メイド。
先述の通りきっとこの「Dark Orange」の魔力が、僕をなんだか古い方のハンドルにいざなったのかもしれません。
アルバスターシュに比べてリーチ(レバーまでの遠さ)もドロップ(ステムからの落差)も大きく、やっぱアルバスターシュバーってめっちゃ持ちやすく進化してるんだなと実感。でもいいの。こっちの方がいいときもあるの。

落差が大きいのでNITTO Dirt Drop Stemでグイッと上げます。表記は80mmのステムですが、テクノミックの角度に置き換えるとだいたい70mmと同じ突き出しです。ベルは日東さんに怒られそうですが自己責任でドリルしました、自己責任。
バーテープは先日ブログに書いたコットンバーテープの新色、ジェネラルユースブルーに2:1でブレンドしたセラックニス。
ブレーキレバーはDIA-COMPEのGC202。 巻いた輪ゴムは滑り止め。ガレガレ砂利道でパーンと手が外れることがあったので。
いつもはRivendellが「スーパーロードレバー」と呼んでいるSHIMANO R400レバーを好んで使うんですが、このピョーンと外出しの配線を横向きにして使うのやってみたかった。R400に飽きてしまった方どうでしょうか。また輪行しやすいのも選んだ理由です(ケーブル解除がしやすい)

このステムのオデコに貼ったウールフェルトも輪行用で、駅で自転車ひっくり返した時に、アルバトロスバーならグリップが接地するんですが、マスターシュバーだとステムのオデコが駅の床にガーリガリ。変だって?知ってます。でもかっこういいでしょ。

ライトは1番のおすすめSINEWAVE。高価だけど抜群の明るさと、なんと言っても反転術式のアウトプット(モバイルバッテリーや携帯を充電できる機能)が便利でライド用のバイクに使うともう戻れません。
朝からGoogleマップ使ってしこたま遊んでも、帰りの輪行で携帯充電安心。
ライトに天地がないのでラックに直で逆さまぶら下げできるもポイント。

あとボディのカラーオーダーができるようになったので、お尻だけブラックにしてあります(その上に常連さんが作ってくれたシールを貼ってあります)
タイヤはカネヤンのシグネチャータイヤWTB Sendero。これもカルト、650x47Bってよくあるグラベルタイヤサイズの中で、なぜかぶっちぎりでマウンテンバイクしてるトレッド。

僕はグラント信者で組み方も準拠したビルドが好きですが、ホイールの外周部だけは「軽く」するのが好きです。そこが御大とは違うと思います(軽さ軽さなんて言ってたら怒られそう)
このホイールの外周部、野球のバットがそうであるように「先っちょの重さは振り回すのに影響大きい」です。
なので、
リムはステッカーのデザイン以外は大好きなVelocity Quill(450g切っててA23より硬い)、激し目デザインのステッカーは剥がします。

Blue Lugではブラスニップルをお勧めしていますが、自分のバイクはアルミニップルしか使いません。チューブはシュワルベ21Aか19A (軽量タイプ)が好きです。
なんかこうやって列挙すると、重量に執着してる怖い人みたいなので、内緒めにお任せビルドなどの時にやっていた手段ですが、これが隠し味でガラッと大きく乗り味が変わるので書きます。
そしてクランクは、いつまで経ってもSUGINOに憧れていたり。

新しい選択肢や、ベーシックに対するカウンターが増えようと、あの日見て憧れたRivendellには、チェーン油で真っ黒に汚れた5pinでヒトデ型のSUGINOが付いていた・・
僕はRivendellオタクで全部のフレームが好きなので、特定のモデルを「これが一番!」とは嘘になるので言いません。各モデルそれぞれ良いところがあります。

ですが、もしあなたが、
・50mm以上のタイヤは必要なくて
・かつステップスルーではなくダイアモンド型のフレームが好みで
・あまりにも長いチェーンステーはちょっとな・・
という場合は、乗るべきはSam Hillboirne一択かと思います。
このバイクは上馬店で試乗車にしていますので、ぜひ乗りにいらしてくださいませ。
最後まで読んでくれた方ありがとうございます、タニでした。
