上馬店のタニです。
本日は最近お熱な「細Riv」関連で書くのが楽しいです。
Rivendellが作るクロモリロード ”Lugged Roadini” のオンラインストアの準備ができましたのでお知らせいたします。お待たせしました。
そして合わせて、細Rivに似合う歴史的傑作ハンドルの再入荷もご案内します。
今回のRoadiniのカラーは「DarK Gold」と「Periwinkle」。
サンプルとして僕のPeriwinkle。そして、
先日納車のこのお客様のDark Goldがとっても格好良かったのでモデルになっていただきます(バイクチェック後述します)
Rivendellの中で、しなやかに速く、アスファルトの上をすいすいと気持ちよく走るフレームをお探しなら、Roadiniは候補筆頭です。
実は45mmのタイヤクリアランスを活かせば砂利道グラベルニュアンスにも組めちゃったりするんですが、「RIV的ロードバイク」って言葉がやはり他モデルとの差別化的にもしっくり来ます。
個人的にも、最近たくさん乗ってノウハウ溜まってきました。
ご遠方の方、組み立てご依頼やパーツ構成ご提案喜んで承りますのでぜひご連絡くださいませ。(お電話かメールくださいな → taniあっとbluelug.com )
そして本日合わせてご紹介したいのはこのハンドル。
*NITTO* rivendell albastache bar
Rivendellデザインx NITTOメイド。「口髭」のシルエットでお馴染みマスターシュバーの後継ハンドル、「アルバスターシュバー」が久々に再入荷しております。まずはハンドルからご説明。
30年以上前にGrantさんがBS時代にデザインされたオルタナティブバーの始祖マスターシュバー、
現在のGrantさんがそれをブラッシュアップしたのがアルバスターシュバーです。
人によっては「クセがあって乗りにくい」と言い、でもある人によっては中毒のように好まれるハンドルです。僕は後者で、このアルバスターシュ(もしくは元のマスターシュ)が大好き。
常にこのハンドルがついたバイクが1台ないと寂しいです。どのくらい好きかと言うと、
PC壁紙にしたり、
印刷してデスク前に貼ったり、
フォルダ作って溜めたりするくらい好きです。
新旧のフォルムの違いは以下を見てください。
マスターシュに比べ「幅広く」「リーチは短く」「ドロップは浅く」なっています。
もちろんマスターシュバーは今でも手に入るので、元祖がお好きな方はマスターシュをぜひ。僕はどちらも好きです。
・・・
なぜこのハンドルとRoadiniをセットでブログを書くかというと、細Rivにこそ似合うハンドルだからです。
ん? ちょいと書き方に語弊がありました。
このハンドルを付けることができる「トップチューブ長」を持つRivendellフレームは、細Rivに多いからです。
ドロップハンドルと同様に「ステムの向こう側」を握ることになるのであまりに「トップチューブ長」が長いと手が届きません。つまりClem SmithやPlatypusに取り付けるのはけっこう難しいです。
乗り心地の良さの追求から、近年どんどんトップチューブが長くデザインされるRivendellなので、細Rivを組む時はアルバスターシュチャンス、是非選択肢に入れて欲しいです。
(トップチューブ短い順にHOMER→ROADINI→HILLBORNE→JOE/ATLANTIS…と、タイヤの太さとトップチューブ長がやや比例気味の昨今です)
・・・なんて色々書きますが、僕が好きなのは単純にプロポーション。
この、ロードレバーが真横につくこの感じが大好き。初めてマスターシュを見た時衝撃的に格好良くて「なんだこれ」と思ったのを思い出します。。
Lugged RoadiniやA.HOMER HILSENなら適正サイズのフレームであればこのハンドルがきっと付けられるはずです、SAMでもおそらく。JOE/ATLANTISは乗る人とフレームサイズによっては大丈夫。
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アルバスターシュバーの話は終わりです。
そしてアルバスターシュバー装着以外にもRoadiniの特権があります。
それはドロップバービルド。理由は前述と同じく「トップチューブの長さ」がコンパクトなため選択肢に入れることができます。
この方のDark Gold Roadiniがとっても格好いいのでバイクチェックします。
フレームサイズは54、この方のPBHは85cm、サドルハイト74cmです。
こちらもRivendellデザイン、Noodle Barを使ったビルド。
お知り合いから古いDura-Aceのコンポを譲っていただいたそうで、それを軸としたパーツ構成。
OLDパーツは互換や動作確認、パーツの状態などもちろんデメリットやリスクが伴いますが、お持ち込みは歓迎です。
ハブセットは箱付きデッドだったのでスポークをシャキンと落とすのが気持ちよかったです。
クランクもお手持ちのOLDアルテ、トリプルのものですが必要なギア構成を掬い取ってダブルでの運用。
合わせるのはULTRA DYNAMICOのCAVA Race。履いたことがある人はわかると思いますが、大袈裟でなく「絨毯の上を走ってるような乗り心地」のタイヤです。
このフレームにこのタイヤを合わせると、ウルトラロマンスのRoadiniを思い出します。
(翻訳機能ONで是非見てください)
ロニーはこのRoadiniのビルド&ライドを種に、昨今徐々に盛り上がりを見せる”ミドルリーチロードバイク”を掘り進めて行ったそう。
変速はWレバー、Rivendellの古い方のシフトレバー「SILVER1」。SILVER2が登場してから登場機会は減りましたが、こちらも現行で手に入ります。
Wレバーは身体から遠いので変速するのに少し苦労がありますが、
ハンドルから飛び出るワイヤーは”ブレーキのみ”で非常にスッキリ。これは特権ですね。生成りのコットンバーテープに漂白のセラックニスを塗ってCAMBIUMサドルとマッチさせました。バーエンドはワインのコルク🍷
いわゆる世の中で言う「ロードバイク」へのカウンターみたいなフレームなので、別にロードバイクみたいに組まなくてもいいのですが、
ドロップハンドルで組んだ時のこの出立ち、やっぱり様になります。(そしてハンドルを高めに設定できるのでドロップでも前傾姿勢すぎないところも良い)
あとはピシッとアルバトロスバーにバスケットスタイルのRoadiniも組んでみたいですね!
繰り返しますが、アルバスターシュ、ドロップハンドルで組まなければ行けないフレームではありません。でも他のRivには無いポイントなのでフォーカスしてみました。
・・・
Lugged Roadini、初めてのRivendellとしても、すでにRiv乗りの方にも、もしもスイスイ進むバイクをイメージされている方にはきっと気に入ってもらえるフレームです。
あなたの愛車の候補に入れていただけたら幸いです。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。タニでした。