こんにちは
上馬店より一周です。
最近の暑さ、本当にどうなってるんですかね。
日中に自転車乗るのはちょっち危険性すら感じます。と、書こうと思っていたのにこの急な涼しさよ、、、なんだこの異常気象は。
台風の予兆ほとばしり足元悪い中お越し頂いた皆さま、どうもありがとうございました。
気温と共に少し客足落ち着いた店内ということもあり、たまには手を動かして木材をホームセンターにて買い付け店内什器を作りました。
買い付けは某所コーナンPROにて。店内の木材カットサービスを用いてDIYの鉄板木材である1×4と2×4をサクサクっと。
日々の買い出し以外でカーゴフォークが大活躍な一幕でした。
なかなかなバイクの姿ですが無事に上馬店まで到着。そろりそろりとマイペースに安全運転にて。
乗っている姿を真正面から見ると木材の壁のおかげでさながらぬりかべだったので、周りの方から好奇の目で見られたのはいうまでもありませんが、こんな奇行も慣れたものでもはや気持ちよさすらあります。
そして木材をちょめちょめしてちょちょいのパーで完成です。
百姓はなんでもテメェでやるんやで!とよく言っていた爺ちゃんの魂が乗り移った気がします(未だ存命の米農家)。
そんなニュー棚は店内の一部にひっそりと鎮座、ついでに売り場の配置もガチャガチャと変えていますので上馬店お越しの際はなんとなくチェック頂けたらワタクシが浮かばれます。
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今回は思い立ってマイBlackMountainCyclesのカスタム日記を書こうかなと思います。
組ませて頂いたお客様のバイクをその時の思い出とともに書き残すのも楽しいのですが、
たまには愛車のことも書かせていただけたらなと。
monstercross(52)
前々ロットのKinda Blueのモンクロ、ついこないだまではフラットバーでお気楽仕様にしていましたが、結局ドロップバーに回帰。
なんだかんだこのバイクはドロップバーの方が自分には妙にしっくりくるといいますか。まぁいってしまえば気分ってやつなんですけど。
そんな少しの気持ちの起伏を自転車に反映させていくのはメカニックという職業柄、そして自転車いち趣味人としても大事なライフワークです。
ファーストバイクとしてアクティブにいろんな場面を駆けるエースバイクの役割を経て、セカンドバイクとしても痒い所に手が届くような1台として形にしてもよし!
な、この長い目で見た時の自転車ライフにおいて、本当に多くの意味でのオールラウンダーなところは他のBlackMountainのラインナップには無い大きな魅力とも言えますね。
なのでより明確に尖った目的、用途を考えていなければmonstercrossはファーストバイクとして非常に優秀な1台です。
現行ロットであるV6のmonstercross(赤)も所有していますが、
赤はどちらかというとしっかりアドベンチャーを楽しむためのバイクとして維持し続けています。
なので青はより日常にアジャスト、、、
Mikeさん自身も4台所有しているというmonstercross 、ある程度日常使い用としっかり乗る用とでキャラ分けして乗られています。
ドロップバーでギアードの場合は概ねの方にカンチブレーキでの組み立てを推奨、とまではいきませんがいち風情という形でおすすめさせて頂いております。が、
今回マイバイクはドロップバー且つ強力なストップパワーのVブレーキを用いて形にしています。
これはある種性分と言いますか、職業柄いろんなパーツを余らしているのでそれらのパーツを活かすべくというテーマもあります。なぜかというとMOTTAINAIから。
今までコケてブチ折ったことのあるギアのレバーはハンドルのお尻にピョコンと、なバーエンドコントローラー。
当時の経験もあってあまり好んで使うことはここ数年なかったのですが、時間も経ってそこまで抵抗がなくなったということもあり久しぶりに導入。
monstercrossが未だプロトとして、世に出る前にマイクさんが乗っていた1台もそんな感じだった記憶で(確かカンチだったけど)。
ふとした時にブログのバックナンバーを思い出して今の自分の気分と当時のマイクさんのバイブスと、いろんな事象が重なると無性にうぉぉ〜と思っちゃうのありません?
このVブレーキ&ドロップバービルドをする上でポイントになるのがこのすこしばかり珍しいVブレーキを引っ張ることのできるブラケットレバー。
そもそものリムブレーキバイクの減少も相まって絶滅危惧種なこのブレーキレバーは世から姿を消す一方なのですが現行だとdia-compeさんが作り続けている希少な選択肢です。自分のは少し昔のCane Creek。
その手のレバーにはシフトレバーと一体型の選択肢が基本的にないので、自然とギアのレバーは別の箇所になるというわけです。
手元にシフトレバーが潜んでいるモダンなタイプに慣れている現代っ子なので、久しぶりに乗るとはじめはあたふたしてしまうのですが少しばかり乗っていたら操作も馴染みます。
上ハンドル中頃に噛ませているブレーキレバーはPaulのCross lever、しれ〜っとこのタイプでVブレーキが引ける(カンチも両対応)のも希少、こんなニッチなレバーを継続して作ってくれるPaul大好きです。
このポーターラックにラックバッグをボスンと載せたドロップバーバイクのスタイル、
あのバイクとかあのバイクのような青春バイクが脳裏をよぎるのですが、こうして憧れを形にするのはなかなかオツ。なんで今までやってこなかったのかしら俺。
せっかくこうして手ぶらでお出かけスタイルの1台にしたのでまた暑くなってくれないなぁ〜とか思っちゃったりします。
明日以降はまた暑さも盛り返しそうで嬉しいやら複雑な気持ちですね。
もっと日常に寄せてダイナモライトと泥除けも取り付けようかな、、、と思いつつも伸び代のステップ噛み締めるべく今のところはこの姿で。
この絶妙なブルーのKinda blueのV5 monstercross、 実は先日の棚卸しを経て52と54サイズが1本ずつ復活しております。
実は探していました!な方はマジのラストチャンスですのでお早めにどうぞ。。。。
ROAD (53)
そしてこちらもご愛顧頂いていますROAD。
マイROADを手に入れた時からいくつかマイナーチェンジを、、、
と思いましたが例の動画↓の時とはぱっと見は大きく変わらないかもしれません。
(見て頂けましたでしょうか?)
わかりやすいところだとフルフェンダーを外しました。組み合わせ上タイヤの太さが最大28Cと制限されるのが地味に大きく。
32mm太タイヤの乗り心地とスピード感の秀逸なバランスは一度味わったらばやみつきなのです。。。
タイヤをはじめぱっと見分かりづらいマイナーチェンジ、自分にとっては大きな変化ではあるのですが紐解いていきたいなと。
一度ハンドルは所謂なロードバイクについているフレア少なめなドロップバーを試したのですが、結局はじめと一緒のNITTO ALL ROAD BAR PLUSに逆戻り。
やっぱりこの10度の広がりとなで肩の上ハンがしっくりくるんですよねぇ〜、これホントみなさんに試して欲しい!
monstercrossにもこのハンドルを使ってもうてるのですが、ドロップバーで同じモノ2つ以上所有するのは人生ではじめてかも。。。
褒めてばかりなのが気持ち悪さすらありますが、ほんといいんですってこれ。。。非レース終着点的ドロップバーだと勝手に提唱しています。
カジュアルシーンではじめてのドロップバーとしてもというのはもちろんなのですが、しっかりと距離を乗る時にもこのカタチは秀逸なのを体験したので自信持ってオススメ致します。
ステムシートポストは気まぐれで選んだRITCHEYの白シリーズから、安定と信頼のTHOMSONのシルバーに変更。
ステムはロード系の丸っこくてカリッカリに削り込まれた新モデルのG2ステム使いたかったんですが意中のサイズが在庫なくひとまず手持ちのMTB系なX4ステムに。
機能的には別にこのX4で問題ないのでそのままいっちゃってもいいんですが、やはりオンロードな1台にはG2ステムを使いたいのがメカニックのサガってもんです。
早く80mm入荷してこないかなぁ〜
クランクはそれまでwhite indの銘品であるVBCクランクのスクエアテーパータイプを使用していましたが、いくつかのツーリングを経てモダンでちょいマッチョなR30クランクへ交換。”踏める”仕様にしました。
しなやかで足に負担の少ないスクエアテーパーのクランク、しなやかなフレームとの相乗効果で脚への負担のなさは強力なのですがもう少しばかり進むバイクにしてみるのも良いのであろうかと。
こうして乗って機能的に気になった部分をブラッシュアップしていくのもまた自転車の楽しみの1つ。
(Oh,,,崩落,,,)
ちなみにこちらは組んで割とすぐの時にちょっとした未舗装路も含みつつなルートでライドしてきた時のもの。
基本的に舗装路が90%以上を占める日本の環境下でライドをするとなったらばこんな乗り方もまたひとつとして。
しっかりめに荒れた路面には当たり前ですが向いてはいないバイクなので少し苦労しつつも。
こんな場所に行くならば35Cかそれ以上の太さが有用だとは思いますが、舗装路に軸足あるバイクなのでそこはどう遊ぶか次第。
そしてこちらはデジさんウエンツさんとお客様含めた4人のライド。
なぜ夜中かというと酷暑のせいで昼間にROAD乗って距離を乗るのはなかなか骨が折れるので、日が落ちてしっかり距離も乗れるタイミングでというわけです。
仕事終わりというのもありゆったりマイペースで。と思いきやいざサドルに跨ると張り切っちゃうのは悪い癖。
ナチュラルハイな午前2時、それなりのスピード感で経由地である箱根に到着しました。
(デジさんのバイクが気になりますねぇ。。。)
それまでmonstercrossでロングライドしていた時との歩調の違い、ROADの調子の良さを実感しますね。
重量的なアドバンテージもちろんあるのですがフレーム自体のしなやかさ、魔法の絨毯の乗り心地はダテじゃないです。
ロングライドすればするほどその乗り心地の良さを実感しているところで、またROADが好きになった一幕でした。
この2つのライドともに30C(実測32mm)のタイヤで望みましたがもう少し太めのタイヤチョイスでも良かったのかな〜、けど35Cも一度試してのやはり32C …!と直感した経緯もあるのでしばらくは32C楽しんでみようかなと思います。
マイクさんも私物のROADで32mm太のタイヤを楽しまれているそうなので。
(ごめん、顔面切れた)
ちなみにウエンツ御大も同じくROADに跨りタイヤは32C。Paloma1つに荷物全て収まっちゃう身軽さは見習わないとなぁ。
どうやってもそんなコンパクトにならんのだけどどうやってんだホント。
日本一周当時からどっか遠出するとなると備えあれば憂なしスタイル過ぎて、荷物も自転車もどうにも装備多めになっちゃう性分なんですが、
まぁこれはこれで各々のスタイルということでいいのかなと思います。
俺は道中お土産増えても収まるからいいもん〜と思っておくことにしています。
そんなわけでゴールは静岡市、市内の銭湯でひとっ風呂浴びてからお馴染みTEXMEXの夜明け前さんにてゴール。
タコスプレートを咀嚼してModeloで流し込んで優勝です。おめでとうございます。ありがとうございます。
静岡駅目の前な好立地、大手を振って祝杯をあげられるのでライドのゴールに是非に。
地下に駐輪場もありますので気兼ねなく。
そんなしっかり乗るシーンにおいても、そして日常的に乗っても違和感のないシンプルなリムブレーキのルックス。
多くの意味で僕らの日々にフィットする1台というのは他のこのジャンルにおいては似寄りのない1台だと思っています。
ライドそのものを快適に、そして素晴らしいものにしてくれるこの1本は非レース的な自転車を好む方にはうってつけ、もっともっとみなさんに良さを知って頂くべきな1台だと思っています。
毎度BlackMountainCyclesのバイクは試乗して良さを実感して頂くケースがとても多いので、気にして頂けたらば各店の試乗車に乗って踏みしめて頂きたいなと。
こないだのアメリカ出張組、幡ヶ谷メカニック金子さんはしれっとROADを組んでリアルブラックマウンテンで転がしてきたよう。(羨ましい)
そんな出張組のお土産話も楽しみですねぇ。
乗りやすい季節はすぐそこ、乗りベーション高めていきたいですね。
ではでは
いっしゅう