こんにちは
上馬店より一周です。
平年よりも2週間程度遅く梅雨に入ったそうですが、そんなことを感じさせない暑さだった本日。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。こんな暑さで梅雨なんて体調どうにかなってまいそうですね。
冷やし中華を齧りながらブログの筆をしたためております。。。
SAM Hillborne (51)
新色Bronzey GreenのSAM、カリカリが組んでくれた展示車Periwinkleとの2色体制の新ロットSAM Hillborne。
今のところBronzey Greenが優勢でしょうか。こちらのオーナーさまもこのカラーに一目惚れで決めて頂きました。
身長176cmくらい/サドルハイト71cmのオーナーさんです。
それまでスピード感のあるバイクを乗り継いできたオーナーさんだったので、このタイミングで一転Rivendellをチョイスして頂いたのが個人的には意外でありつつ、そちら方面の自転車を気にして頂いているのが嬉しかったです。
いち自転車ジャンルに集中して深掘りする楽しさもありますが、普段Bluelugに来て頂く多くの自転車を「楽しむ」ためだけに乗る方にとっては別系統の自転車に触れていくことが楽しさ面白さの深み、自転車そのものの奥行きを広げていく最も有意義な増車の仕方だと思います。
そうするにあたって重要なのはそれぞれの味の違い、いわば世界観の違いを差別化して自転車を組み上げることかと。
ジャンクな感じで形にする、まっさらピンピンの綺麗な組み方をする、はたまた重量を気にしながらの1台もまた1つのスタイルかとは思いますがRivendellといういちジャンルもまたひとつのかたち。
自転車という1大カテゴリーの中でも特に異彩を放つ存在であるRivendell、
正にな組み方をさせて頂いたので画像を見ながら雰囲気汲み取って頂けたら嬉しいです。
beachcomber (M)
stridslandよりbeachcomber、待望の着弾から少し経ちましてオーナーの元へ着々と渡っていっています。
MTBMX、26+プラットフォームのオルタナティブなバイクとして生まれたビーチコマー。
このフレームが発表された当初からいつかはこのバイクに、、なんて考えていたオーナー氏、
なかなか現物を見るきっかけがないまま時間が過ぎていたそうですが、着弾して直ぐのタイミングでたまたま店頭で出会ってしまったわけです。
この手のフレームはご縁ものなんていいますが、念じているといつか出会ってしまうものです(フラグ)。
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街だろうが山だろうがフィールド問わずこれ1台で飛んで、跳ねて、パッキングもしてなんて男のロマンみたいな1台だなと思っていたわけですが、
このフレームをデザインしたMatias Stridsland氏の原体験である26インチのOLDMTBをベースにこのバイクは生まれました。
彼らが遊んでいるような26+のタイヤで組んだマッチョな出立ちも最高に格好良いんですが、コンクリートジャングルTOKYOで暮らす我々、人によっては持て余してしまうというのもこれまた事実。
今回は27.5インチのschwalbe g-one allround、転がりを重視しながらなもノビーなタイヤが落とし所になりました。
今回は載せ替えベースだったので、規格的に使えるところはそのまま使っています。
ただstridslandのフレームとなればやはり合わせて使いたいハンドルはstridslandのanchor bar!!!(もうそろ再入荷するとかしないとかなので再入荷通知登録のご用意をば)
スウィープバックの大きいハンドルからの変更だったので、そのままだとダブついてしまう油圧ホースの長さも整えつつ。
リアエンドは前後に位置調整出来るロッカーエンド、難なくシングルスピード化も出来ちゃうのでそんな1台も面白そうだな〜なんて考えています。どなたかそんな感じの組ませてください!
MT”BMX”のカラー濃い目で遊びのニュアンス強めで組んだら絶対おもろい。ドロッパーポストぶっ込んで。
stridslandを象徴するbarnacle forkを皮切りにフレームが生まれたわけですが、っっっぱこのフォークよ。
モダンレトロMTBなんて彼が銘打つ理由も頷きます。この過去でも未来でもない「今」のバイブスが良いですよね。
自分が格好良いと思うバイクは大体フォークが特徴的な格好良さを持っていることが多い気がします。
stirdslandといえばカラーアルマイトのパーツで賑やかな様相のバイクをよく見ますが、こんなシンプルな構成もまた1つだなと。
名前の由来になっているビーチコマーの小話が素敵だなと思ったのでコピペしておきます。
「私の家族にとって、ビーチコーミングとは海岸で宝物を探す行為です。ビーチサンダルや浮き輪から、興味深い流木や大きな木材まで、何でもいいです。本当のトロフィーは、太平洋を渡り、バンクーバー島のどこかに流れ着く日本のガラスの浮き輪です。
しかし、真のビーチコマーとは、ブリティッシュコロンビア州西海岸の海で働き、大きな丸太の伐採場から逃れた丸太を拾って生計を立てている、荒っぽい人たちのことです。ロープと斧の武器庫の中には、「ログ ドッグ」と呼ばれるこの素敵な物があります。これは、丸太に打ち込んでロープを結び、丸太を牽引して転売できるように設計されています。私は、ログ ドッグの粗雑な実用的機能と私のフレームやパーツ、そして昔のビーチコマーの生活様式との共通の価値観との間に、いくつかの類似点を見出しているのだと思います。」
待望の1台をお渡しできてよかったです。またメンテナンスで足を運んで頂けたらと。
Pocket Rocket
こちらはBike fridayよりロードバイクモデルである”ポケットロケット”。
先日のデジさんのブログにもありましたが、
Bike friday TOKYOがBluelugの仲間としてスタートするにあたってついついオーダーしてしまった人生初小径ホイール車。しれっとマイバイクです。
所有してみたいと思わせてくれたのは過去触れさせて頂いたお客様のバイク達がきっかけでした。
Pocket Rocket
ちゃんとロードバイク!な乗り味且つ、専用パーツもラインナップも多い中カスタムの幅も広い、そしてれっきとしたハンドメイドバイクであるというのは惹きつけられるには十分過ぎる理由でした。
あと増車する上で直面する収納場所問題にもこのコンパクトさは一役買ってくれるというのも大きかった。体感0.6台分のスペース感(と言い聞かせている)。
ライフステージも変わって増車する上で大義名分がいくつか必要になってくるお年頃になりました。。。
大人になるって大変ですね。まぁそんなもん関係なくどんどん今年も増えているんですが、、、
メカニックやってるとどうしても増えちゃう!!こんなのどうしろってんだ!!!
基本的にはオーナーの体格に合わせてのカスタムフレームになるので、オーナーその人専用機になるわけですが合わせて名入りのプレートを取り付けることが出来るのがひっそりと嬉しいです。ちなみに無しも可。
本名とも迷いましたがあだ名で。というか英語表記はissueなのかisshuなのか。いろんなとこで混ざってもうてる気がしますが、まぁどっちでもいいか。
Bike fridayに採用されている一般的に20インチと一括りにされているホイールサイズは2種類あります。406と451。
406の方が20インチ界隈では多数派なんですがこのポケットロケットに関してはスピード感を意識してか直径の大きい451が採用されています。
この少しの差があのスピード感を産んでいるのでしょう。
カスタムバイクだけありモダンなロードバイクに採用されているディスクブレーキもオプションで選べますが、
このバイクの売りである輪行の時に気持ちデリケートだったり、持ってるパーツの兼ね合いもあってオーセンティックなキャリパーブレーキ仕様にしています。
ポケットロケットくらいのタイヤ幅であれば制動力的に問題ないと感じますし、誰がなんと言おうとやっぱりロードバイクのルックスはキャリパーブレーキの方が格好良いと思っちゃいますね。
小さいホイールは大きいホイールよりも回転数がかなり増え、足回りの負担も大きいので耐久性最強のアメリカ製ハブ、Philwoodのものを入れています。
それまで大きいホイールサイズの 自転車しか持っていなかったわけなので、その感覚でパーツ選びをするときっとつまづくのがギア周りの構成。
車輪が小さい分それに合わせてギア比は普通のバイクよりかなり高め重めにしないと、いつものバイクのようなちょうど良いギア比にならないのです。
それまでのバイクでは使うことがまずないであろうギャン重!なギア比くらいでちょうど良いです。手持ちのパーツを使う場合はその辺気をつけた方がいいですね。53-39のクランクセットをマイバイクで使うなんて夢にも思わなかった。。。
他のモデルと比較して特にスピード感が重視されるであろうポケットロケットに関しては重要なファクターかと思います。
自転車一夫多妻制推進過激派として所有台数を増やす上でそれぞれのバイクの役割をしっかりと分けること、つまり1番手2番手の上下関係を作らない、みんな揃って1番手でそれぞれ乗り分けが出来るようにするのが大事だと思います。
このバイクの特徴はやはり輪行のし易さに尽きるので、それを生かすべく脱着がワンアクションで済むフロントバッグであるswiftのPalomaを取り付けてフットワーク軽く動けるように。
駅までササーっと自走して、パッと輪行して、到着地でバッと組み立てて、サクッとロードライディングを楽しむ号としての1台になっています。
見た目からは想像できないくらいちゃんとロードバイクでスピード感あるバイクなので、20インチにネガティブなイメージ持っている方は良い意味で予想を裏切ってくれると思います。
ボトルケージはデフォルトで3つ付けられますし、ラックダボも完備しているので専用の折りたたみ式のラックを取り付けてツーリングも。
そんな夢を膨らませてくれるBike Friday。デジさんのツーリングモデルworld tourist、自分のPocket Rocketももち良いですが、
真打ちは今野さんの1台だと思っているのでその内綴られるであろうブログを要チェックです。
自分のバイクは現在Bike Friday Tokyoの方へ貸し出しているので試乗も是非に。もし上馬店にて試乗希望の方がいたら事前にご連絡もらえればご用意可能です。
今回はこの辺で
それではー