こんにちは
上馬店より一周です。
最近外食チェーンでご飯を食べるのが少し楽しいです。
今は大都会トーキョーでサバイブさせて頂いているわけですが、子供時代は田舎生まれ田んぼ育ち過ぎて最寄りのマクドナルドまで徒歩2時間半、ハンバーガーはシティの食べ物だと思っていました。
車がないと生活が出来ないのはもちろん、冬は薪ストーブで暖をとる田舎の土地の中でもなかなかカントリーサイドな家庭で育ちました。
おうちには自家SAIBAIされた白米が並び、祖母の手料理が家庭の味。外食がそもそも嫌いまである。
その反動なのかバーミヤン、かつや、てんやが最近のローテーションです。
でも性格上そのうち外食に飽きる気がしますし、なんなら少し飽きはじめている。次トライしてみたいのはタピオカです。
バイクチェックをします。
Super deluxe
Kelly bike company。1980年代よりフレーム作りをしているChris Kellyさんがトーチを握りフレームを生み出しています。
こちらは取り扱いのないフレームなのですが、訳あって上馬店で組み立てを担当させて頂きました。
自分がハンドメイドバイクが好きになってアメリカのバイクを掘っている時に出てきては心惹かれた、
憧れのバイクの1つだったこともあってオーナーさんが持ってきた箱を開梱して、
とてもとてもとてもとてもびっくりしました。ず〜っと念じたらやってくるものですね。。。
オーダー時の窓口であったバイクショップさんが閉業されその際、Bluelugを紹介して頂いたそうでバトンを繋ぐ形でこうしてお客様の手に渡って行きました。
シングルスピードのマウンテンバイクで27.5ホイールにリムブレーキという、もう、これは、いいですねぇ〜!!!しか言葉が出ないんですよねぇ。
CRUSTのように量産機でそんな仕様を作っちゃう尖ったメーカーもありますがワンオフ、その人専用機で尖った仕様のバイクを作るロマンっつーのはどうして自分の心を惹きつけるんだろう。
ヤバいバイクを担当させて頂くと語彙力はぶっ飛びますし、説明は不要だなとも感じます。考えるのではなく感じたい。
ハブはやはりこのバイクにはこれしかないでしょう!と西海岸のカルト的シングルスピードMTBハブ、Paulのword hubを。
街乗りギア比とトレイルライド向けのギア比を行ったり来たりできるwhiteindustriesのDOS ENOフリーとの組み合わせがフェチ心をくすぐります。
渦中の最中ということもありハブ前後を手に入れるのにだいぶお時間を頂いてしまいましたが、最終的に妥協のない内容になって組み手としては非常に満足。
オーナーさまよりホクホクだったんではないか、、、ってくらいの自分のテンションのブチ上がりようで引かれていたらどうしようか、、、と今更ながら思いました。
でも嬉しかったんですよ。許してください。。。
このユニクラウンフォークのドカン!ってブレード。これよこれ。
あぁ〜いいですねぇ。もう最高だこれ。
極め付けはKELLYといえばな2ボルトピンチのハンドメイドステム。
フレームとキャンディーグリーンでマッチペイントされたこの組み合わせが、インターネットの海でKELLYにはじめて出会った時の感動を思い出させてくれました。
去年アメリカ出張に行った 時にオークランドのKINGKOGにも同じカラーがあってアガったなぁ。
KELLYといえばな象徴的なカラーリングですね。
組み立て担当させて頂いて非常に光栄で、心に深く刻まれた1台でした。
Mod zero(44)
こちらはフラットバービルドのBlackMountainCyclesモデルゼロ。
小柄なオーナーさまで乗れるフレーム選択肢の少ないことを悩みに持たれていたのですが、
実はかなり小柄な方までカバーするモデルゼロに白羽の矢が立ったという経緯。
オーナー様は160cm弱ほどの身長、そしてわたくし一周は170cm強ですが同じサイズに乗っています。
スローピングが強めなフレームということもあり小柄な方までカバーできる設計なわけですが、
ステムの最低位置が高いフレームなので小柄且つ前傾姿勢を求める方は少し考える必要があるかもしれません。
今オーナーのような前傾苦手でリラックスポジションで問題ない!な方であればmod zeroは心強い選択肢になり得ます。
ウッドランドカモがお好きなオーナーさんの好みを添加すべく、KUWAHARAのスプラッシュアルマイトハブをインストールしたのがポイントでしょうか。
個人的にグッとくるのはGRXリミテッドシルバーのフラットバー向けコンポーネントを盛り込んだところでしょうか。
あまりにもニッチなところ過ぎてわかって頂けなくても良いのです。良いのです。。。
オーナーさまからいい意味で何も感じない、スムーズに乗れます!!と言って頂けたのが嬉しかった。
いつも手厳しいお客様でイジメられている立場なのですが、この時ばかりは感無量ですね。いつもありがとうございます。
Lopro (M)
こちらは最新verのAFFINITY Lo pro。
前下がりのトラックフレームといったら今も昔もこのバイク。
上馬の店頭展示車として組ませて頂いたiridescent greyです。
メインチューブは丸でない扁平パイプでギュンと加速するタフなストリート育ちなトラックフレームらしく、
for shredなライザーバーをベースにリアホイールの位置もガン前詰、タイヤは溝なしタイヤ界隈代表のthickslickを。
スキッドをするならRandonneurももち良いですがたまにはthickslickも良いなぁと。
久しぶりに乗ると、あぁ、トラックバイクのこの感じ、、、たまらねぇぜ。と込み上げますね。
少しゴールド味もあるグレーのカラーリング、チェレステカラーもそうですが、やはりこの佇まいですね。
っっぱLoproよ!
トラックバイクカルチャーを語る上で欠かせない名車なのは間違いなく。
昔から変わらないこの佇まいのまま35Cとかなり太いタイヤが付けられるようになっている、というのも大きなポイントですね。
トラクロニュアンスなトレンディーなところも盛り込みながら進化を続けていくLoproに今後も目が離せません。
本日は以上3台。
あなたの琴線に少しでも触れたら幸いです。
いっしゅう