上馬店のシャミです。

ここ最近(もはや常に??)新入荷の連続で目まぐるしい日々が続いております。毎月師走です。
新たに扱い始めたリムやら、お待たせなフレーム、ラック等、細かなカスタムパーツなど本当にいろんなものが空から海からやってきてます。
置いてけぼりにならぬよう日々チェック惜しまずして欲しいし、店頭で最近のホットなものを聞いてくれればベラベラと喋ります。

今回はそんな師走っぽい最近の束の間の箸休め的にバイクチェックをどうぞ。

CRUST BIKESから2台のご紹介ですが、かくいう僕もCRUSTが大好き。彼らも大好きだし、周りの仲良し達も魅力的な人が多くていつも新鮮な刺激を与えてくれます。

 

*CRUST BIKES* romanceur disc

*CRUST BIKES* romanceur disc (55)

ロマンサーにはリムブレーキタイプのカンチバージョンと、ディスクブレーキバージョンがそれぞれあります。
現在ディスクブレーキの在庫は切らしてしまっていますがリムブレーキバージョンは数本ご用意できます。(※サイズ欠け有り)

過去を遡ると実はディスクブレーキが先にラインナップされました。
それに続く形でリムブレーキのロマンサーが満を持して登場の順番だったんです。

*CRUST BIKES* romanceur disc (55)

*CRUST BIKES* romanceur disc (55)

*CRUST BIKES* romanceur disc (55)

オーナー様と僕しか伝わらないこだわりが実はたくさん詰まってるんですけど言葉と写真じゃ伝え切るのが結構難しい笑
ブラックのアルマイトを一部ポリッシュにしたり、エトセトラ。
まぁ全く自転車を動かすことに関係はないんですがね、ロマンというオーナー様と僕のこだわりに他なりません。
ハンドルバーは*NITTO* mod177 noodle barで短いリーチでアンレーサーにぴったりな程よいドロップポジションが出せます。

コットンのバーテープだけだとかなり握りやすいものの衝撃がダイレクトに手に伝わってくるので正直しんどい。
よく持つところにだけ下地を入れました。
またこのレバーとの相性でワイヤーの取り回しがキツくなるのでそこにも一工夫のこだわりを。

ハンドリングやブレーキングを支えてくれるヘッドセットは*CAMPAGNOLO* record threaded headset 1″を。ルーズボールなので定期的なメンテナンスは必要になってきますがそれもまた愛着と言いますか、一興です。僕は好き。

*CRUST BIKES* romanceur disc (55)

*CRUST BIKES* romanceur disc (55)

*CRUST BIKES* romanceur disc (55)

*CRUST BIKES* romanceur disc (55)

タイヤはフレームのシグネチャー主で自身のバッグブランドも手がける「ウルトラロマンス氏」ことロニー達の作るタイヤウルトラダイナミコより、リアに*ULTRADYNAMICO* cava race tireとフロントに*ULTRADYNAMICO* rose race tireを。軽くてコンパウンドも柔らかいRACEを。
会ったことある人ならわかると思うけど彼ら本当に自転車大好きでかつタイヤ大好きで、めちゃくちゃタイヤのこと考えて形にしている2人。
それが伝わってきてしまうからどうしてもそのタイヤが使いたくなるしなにせめちゃくちゃにかっこいい。

シートチューブにニョキっと生えているこれは「ポンプペグ」という小物。
ヴィンテージなバイクやランドナーなどについていることが多く使い方は名の通りフレームポンプを支えるためのペグ。なので先端が尖っています。僕はポンプペグが大好きでこれついてるだけでこのフレームかっこいいとすら思ってしまう。

*CRUST BIKES* romanceur disc (55)

*CRUST BIKES* romanceur disc (55)

*CRUST BIKES* romanceur disc (55)

クランクセットは*VELO ORANGE* grand cru 50.4bcd double cranksetでクラシックなこの様相が僕好みでオーナー様好み。
クランクキャップからペダル、ペダルキャップにもブラックのパーツが1つもないのがここのポイント。
ブレーキ本体は*BL SELECT* growtac equal post mount disc brakeのブレーキキャリパーを使っておりこちらは引き率で言うとロードバイクの引き率になります。
制動の高さも込みで大変扱いやすいブレーキ。

*CRUST BIKES* romanceur disc (55)

*CRUST BIKES* romanceur disc (55)

せっかく自分が乗るために選んだのならまず乗り手が満足して乗れているかが長く付き合っていく上で最も重要じゃないですか、当たり前だけど。
だからその時自分がかっこいいと思うものを頭で考えすぎずに実行するのがなんだかんだで一番幸せなことだと思うんですよね。
もちろん合う、合わないはあるけどその辺は相談してもらって。
また変えたくなったら変えればいいだけですし、カスタムして違い体感したり見た目に変化を加えたりが最高に楽しい瞬間だからいつまでたってもやめらんないですよね。

このバイクにもちゃんと使っているDIA-COMPEのパーツを作っているヨシガイさん、先日学長(吉貝孝三社長)直々に講義をしていただきました。
とても有意義かつ有益な大変素晴らしい時間となりました。
このシリーズが終わってしまったのはちょっぴり寂しいですが(株)ヨシガイさんのパーツを語る上で欠かせない歴史や裏話など理解を深めるには時間が足らないとすら思っていますが今一度リスペクトを込めてたくさんのヨシガイパーツを使いたいなと思いました。
とってもいい機会となりました。ありがとうございます。
そしてこの撮影時に着ているTシャツを作ったのがこのロマンサーのオーナー様でした。(オーナー様が着てたのが気になりすぎて買いました。)

お次。

*CRUST BIKES* scapegoat frame

*CRUST BIKES* scapegoat (M)

スケープゴート。別名スケープボット。
禍々しい赤と黒のペイントから一新、ロボットを基調としたグラフィックに変わったこのロット。
スケープゴートはクラストのラインナップの中でも最大のタイヤクリアランスを誇ったバイクとなっています。
CRUST BIKESのボスであるマットさんの友人@rrobotsがグラフィックを務めるともに、既存のスケープゴートからマイナーチェンジを経たのが現在のスケープゴート(スケープボット)となります。
彼のインスタを見てもわかる通り彼の得意とするグラフィティがフレームにも多く落とし込まれておりかつバイクジャンキー。
そんなマットさんとのひょんな会話から生まれたスケープゴートのご紹介。

*CRUST BIKES* scapegoat (M)

*CRUST BIKES* scapegoat (M)

*CRUST BIKES* scapegoat (M)

ハンドルバーはSIM WORKSのcowcowbarに、ステムは#boxcarviwesでお馴染みの*PAUL* boxcar stemを。ここはHUBのニゴ君の影響見たい笑
彼のパーツ決めの様子も面白いからまだチェックしてない方は要チェックですっ。

*CRUST BIKES* scapegoat (M)

*CRUST BIKES* scapegoat (M)

*CRUST BIKES* scapegoat (M)

ケーブルのカラーはお任せいただいてたから、@rrobtsさんあらため、ニックさんのアートワークにリスペクトを込めてそこからサンプリングしております。
結構思い切った配色にしたけどオーナー様にはしっかりと喜んでいただけたので一安心。こういうメカニックそれぞれのアドリブを楽しんでくれるのって実はすっごい嬉しいです照
クランクの回転をダイレクトで担っているBBは*PHILWOOD* outboard bottom bracketをインストール。現状SHIMANOのホローテック2もしくはSRAMのGXPに対応していますが回転のスムーズさは「ベアリングなじみでた?」ってくらい最初から激スムーズでうっとりします。しばらくチェーン張らずに回してたくなる。

*CRUST BIKES* scapegoat (M)

*CRUST BIKES* scapegoat (M)

いかがでしたでしょうか。
こちらのオーナー様は以前ALL-CITYのspace horse discもご担当させていてただいていて違う用途での1台をご希望。
ニゴくんの影響などもありもっと太いタイヤでお住まいの地域の地形を存分に遊び尽くせる1台となりました。
おかげさまで「遊び行ってきました!!」と報告と共に写真を見せていただくのですがどこも「自転車で20分でこれです!」って言われどこ住んでんすかって毎度突っ込むんですがもうほんと羨ましい限りの環境で最高です。

こっちも見てくれた方がほとんどだとは思いますがめちゃくちゃかっこいい動画もあるのでもう一度、二度見ていただけたらと。

以上、2台のバイクチェックでした〜
それでは〜

シャミセン