こんにちは。
上馬店より一周です。
突然ですが本日8/21から8/29までアメリカへ行って来ます。
上馬から谷さん、代々木公園からはせんとさん、幡ヶ谷からはカメラマンサブちゃん。合計４名のチームで行って来ます。
メインの目的はオレゴン州はポートランドで催されるバイクショー「MADE」です。
MADEは前身にあたるショー、NAHBS(Norh America Handmade Bicycle Show)というものがありました。
過去パイセン達の海外出張の写真だけでしか見たことのない光景、偏差値鬼の駐輪場にこのショーの為に作られたスーパーバイクの連続連続、、、
NAHBSは渦中の直近3年ほどは開催されておらず、今回MADEとして生まれ変わっての第1回目になります。
昔からブルーラグをご存知の方達にはお馴染みだったNAHBS、
この２、３年の渦中にブルーラグを知って頂いた方にはあまり聞き馴染みがないかもしれません、「ハンドメイドバイク」をメインとしたショーでした。
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ハンドメイドバイク、1人のオーナーの体格、目的、思想を元に図面を引いて、パイプを溶接してフレームを生み出す。
フレームを作っている人たちはフレームビルダーと呼ばれ世界各国、各地方にその土地独自の発展を遂げたフレームビルダーが点在しています。
(日本は競輪文化の国なのでそれにまつわるフレームビルダーさんが多く居ます)
フレームビルダーを取り巻くコミュニティには師匠と弟子、家系図のようなものがあってアメリカでも日本でもそれは一緒、脈々と受け継がれて行くビルダーの血筋があります。(そういうところも込みで面白い)
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10年前SURLYをはじめて手にした当時、いちお客さんの頃に見ていたBluelugや名古屋のCirclesさんのブログに時折出てくる「ハンドメイドバイク」というキーワード。
SURLY乗りたてホヤホヤ、自転車1年生の自分にとってはなんのこっちゃな言葉でしたが、それをきっかけに自分の自転車は世界をグンと広げて行きました。
どんなビルダー達が居てどんなバイクを生み出しているのかを掘っては掘り、ハンドメイドバイクという世界をインターネットを通して見ていました。
海の向こうにはどんな、まだ見ぬバイク達がいるのだろうか。。。
モノを通じて感じる格好良さ、豊かさ、、、なんと形容したら良いのか分かりませんがただただ圧倒、魅了されていきました。
このカルチャーを体感しなかったらきっと自分は今六角レンチを握っていないだろうなと思うくらい、自転車に乗り始めたはじめのきっかけであるトラックバイク、ひいてはMASHに並ぶくらい衝撃を受けたシーンの１つでした。
(今でこそRivendellやCRUSTのようなメーカーの勢いが増している昨今ではありますが、僕がお客さんの時に見ていた当時のBluelugといえばハンドメイドバイクの印象が非常に強かったのです)
いち視聴者の身でしたが、時間が経ってメカニックを生業にさせて頂けるようになり、憧れと熱意が先走って行く中で多少は皆さんに成長させてもらって、ハンドメイドバイクをいくつか担当させて頂けるようになってきました。
今ならあの時より少しはこのカルチャーに対して理解を深めることが出来たんではなかろうか？と勝手に思っています。
10年前の自分がそうだったように、このカルチャーに喰らってくれる人を生み出すことが今回の目標です。
為替とか世界情勢とか、ハンドメイドバイクに乗る上で正直逆風になってしまっている昨今ですが、
それを補って余るほど魅力的なモノだと自分ではずっと思っているし、こんなスゲーバイクが世界にはあるんだぜ！ヤバくない！？というのを一緒に感じて欲しい、共有したいなという気持ちが強いです。
2019NAHBSをきっかけに着弾したレジェンドSteve Potts、
スタッフ誰もがまさか本当にフレームが来るなんて想像していなかった、マウンテンバイクというジャンルを作り出した内の1人でもあるリビングジェンドとの出会いがもしかしたらあるかもしれないですし、
GEEKHOUSEのマーティーやIcarusのイアンのような若くて気鋭のビルダーさんに出会うかもしれない(彼らはビルダー辞めちゃったけども)。
未だ自分がSNSの世界でしか見たことのないスーパーバイク達がひしめき合う場で、
この人にオーダーしたい！フレーム作ってもらいたい！と強く思わせてくれるビルダーにもし逢えてオーダー出来たらば、その時は皆さんにも紹介出来たらなと思っています。
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ここだけの話、このショーに行く妄想をたびたびするんですがそれだけで感動して涙目になっちゃうんだよなぁ〜
諸先輩方はみんな口を揃えて情報量が多すぎて一口吐瀉物が出る、なんて言ってくるんですが感動し過ぎて本当に泣いちゃうかも。
(本当に泣いたらサブちゃんのカメラに収めてもらおうと思います)
このブログがアップされる頃にはフライト前の準備でバタついているところでしょうか。。。
英語が全く分からないのでそれだけ心配。
学生の頃ちゃんと英語の勉強しておけばよかったなぁ、、、
お客様にはご迷惑おかけしますが、土産話持ち帰って来ますのでどうぞよろしくお願い致します。
期間中各店営業日程はいつも通りですのでご心配なく。
ただ各店人数少ない関係で作業はいつもよりお時間頂いてしまうかもしれないです。スミマセン。。。
それでは、いってきます。
