こんにちは。

 

上馬店より一周です。

 

もうすぐエイプリルフールですね。

今年はどんな嘘をつこうか密かにワクワクしています。

とっておきの嘘をカマしてみんな揃って疑心暗鬼になりましょう。どうかよろしくお願いします。

 

今回は載せ替えビルドの2台をご紹介したいと思います。

「載せ替え」とは、

1台の自転車を↑のフレーム部分を差し替えて装い新たに1台の自転車を作り上げることをいいます。

 

*CRUST BIKES* nor'easter disc (55)Nor’Easter disc (55)

SURLYオーナー様のセカンドバイクとして新生ノーイースターをご依頼頂き、先日旅立っていきましたのでご紹介を。

いつも納車時はさながら里子を出す親の気持ちです。人の親になったことないけど。

*CRUST BIKES* nor' easter (52) そのフレームの王道的(作曲者の意を汲む的な)な組み方って大体どのフレームにもあるのですが、先日ご紹介したNor’EasterはRomanceurとEVASIONの合いの子である、このバイクの生まれ持った才能(フレーム形状)を活かしたRando的な1台として組みました。

今オーナーさまはSTRGがそれに近い組み方だったので被らないように、マナーrando寄りかは少々やんちゃな感じの1台に。(複数台所有となると役割や見た目が似寄りにならないのは大事ですね)

*CRUST BIKES* nor'easter disc (55)*CRUST BIKES* nor'easter disc (55)*CRUST BIKES* nor'easter disc (55)*CRUST BIKES* nor'easter disc (55)*CRUST BIKES* nor'easter disc (55)
*CRUST BIKES* nor'easter disc (55)*CRUST BIKES* nor'easter disc (55)
*CRUST BIKES* nor'easter disc (55) Fabio’s chestとのマッチングが非常に良いバイクだなぁというのがファーストインプレッション。

ギア周りと車輪を前バイクから載せ替えているのですが、それによって発生したMIX感が良い意味でCRUSTらしい1台。

ドストレートに組むのはもちろんですが、そこから逸れた組み方をしても自然とサマになるのがCRUSTの良いところだと思います。

そのごちゃ混ぜ感もまた良しとして、ひとつの正解(不正解なんてないんだけど)にしてくれるのはSURLYの精神性に近いモノを感じさせてくれますし、フューチャーサーリーになり得るブランドだなと思います。

今は普通に手に入るCRUST現行のモデルもSURLYの昔のモデルみたいに、いつかOLD 〇〇なんて呼ばれてネクストビンテージになっちゃうんでしょうね。

 

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*CRUST BIKES* nor'easter disc (55)時たま僕らがアップしたナイスバイクを描いてSNSに上げてくれる方達がいるのですが、このバイクも描いてくれました。(嬉しい)

格好良いのはわかるけどなんでこのアングル?

 

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* la cabra(16)La cabra (16)

こちらはBlackMountainよりラカブラ。10代から通ってくれている(よね?)若きオーナーのニューウエポンとして。

ツーリングや林道遊びをメインに楽しんでいるDISC Tからステップアップで手にして頂きました。

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* la cabra(16)

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* la cabra(16)*BLACK MOUNTAIN CYCLES* la cabra(16)ギア周りとコックピット系統をDISC Tより載せ替えで。

昔ツーリングに行った時に鬼ゴケしてガリガリに傷の入ったdeore XTのRDがポイントでしょうか。

目に見えるダメージを負っても、きちんと動いてくれるSHIMANOコンポーネントってやっぱ好きですね。

ライドの苦楽を共にしてきた、使われているパーツたちだからこそ滲み出るモノを感じます。

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* la cabra(16)*BLACK MOUNTAIN CYCLES* la cabra(16)
*BLACK MOUNTAIN CYCLES* la cabra(16)*BLACK MOUNTAIN CYCLES* la cabra(16)マイメン達からパーツも分けてもらいながらの1台というのが、青春ですよねぇ。

規格が変化する各所のパーツは懐へのダメージに耐えつつクリアしてくれました。

ずっと使ってくれているサドルバッグ、swiftの旧zeitgeistは汚れを超えて退色してきたコーデュラナイロンが勲章ですね。

若い時に頑張って好きなバイクに跨る時間は大人になって時間と懐事情が変わってから乗るそれとは価値が段違いなので羨ましいです。(隙あらば若返りたい)

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* la cabra(16) 現在のコンポーネントの入手事情だったり組み合わせの妙も絡んでフロントシングルギアで組むことの多いLa cabraですが、

Bluelugで組んだバイクではおそらく初?なフロントダブルビルド。これまたいいですね。

モダンをイコール良しとするのでなく、ひと昔前に先端だったものを組み込んだとしてもアリになるのがこれらのフレームの魅力であり、自分がBluelugでいちメカニックとして働いている大きな一因ですね。

毎年毎年モデルチェンジを繰り返し、少し経てば価値を失ってその度に買い替えてはこれいいね。を繰り返すってなんか違うような。

そんなことよりも時が経っても価値を損ねず(ここ重要)多くのものを許容してくれる、自分が好きなフレームたちと一緒に歩んでいきたく無いですか?

 

載せ替えビルドだからこそ発生する、偶発的クールさのバイクが生まれるのってこの世界の面白さを占める小さくない1つだと自分は思っています。

もし手元に少し手を入れたら乗れる自転車があるんだけれどな〜んか少し気分じゃないなぁ、、、

と考えているようであればフレームを載せ替えて新たに息を吹き込むのもひとつの策やもしれません。

もしブルーラグのバイク達でピンとくるものがあれば(なくても)ご相談頂けたらと。僕ら自転車一夫多妻制推進党過激派メカニックの知識を総動員してうってつけのフレームをご案内させて頂きます。

 

今回はこの辺で

 

それではー

 

いっしゅう