上馬店のタニです。

今日は前回のブログの続きになります、前号と合わせてお付き合いいただけたら幸いです。

前回長くなって割愛した自分のANTと↓
*ANT* touring
前回ご紹介したIGLEHEARTの両バイクのアップデート↓があったので、
*IGLEHEART* trail poacher
2台バイクチェックをしつつおすすめのディテールをご紹介します。そしてどちらも「脱バスケット」→「バイクバッグ」「ポータースタイル」⇄「ランドスタイル」がキーです。

まずは僕のANT。
*ANT* touring
*ANT* touring
僕のフェチである「フラットバー+PASS AND STOW 5rail Rack」でポータースタイルに組み替えました。最初組んだのは2012年とかだから、もう10年以上愛用してるバイク。大好き。

PASS AND STOWの5rail rack、地球でいちばん格好いい(そして使いやすい)ラックだと思います。アメリカオークランドにて、たった一人でハンドメイドしているものなので確かに高価ですが、Mattさんが作ってくれるうちしか手に入らないし、量産のラックも3万円前後する昨今僕はPASに価値を感じるのでフンパツしちゃいます。

以前は「ドロップハンドル+SWIFT INDUSTRIESのランドナーバッグ」↓で乗っていました。このスタイルも僕のフェチ的に好きなスタイルの一つです。
*ANT* touring
うーんこっちも格好いいじゃない(我褒め)。この時フロントラックはNITTO CAMPEEを使っていました。

フラットバー化のいちばんの理由は「雨の日」です。
*ANT* touring
大好きなHONJOのアルミマッドガード。世界一のフェンダーが日本製であることは誇らしい。

このHONJOの付いたバイクで雨の日走るのが好きです。

しかし跨ぎ目一杯の大きめフレームで、ドロップハンドルの組み合わせだと僕の雨の日の必需品

レインポンチョとの相性にちょいとストレス感じていました。これは個人差あると思うけど、ポンチョかぶって短い距離の通勤なら、ポジションはハンドル近め高め、前傾姿勢は取らずに視界確保をしたかった。アップライトなフラットバーでそれは解決。

*VELO ORANGE* curvy handlebar、伝統的なポーターバイク用のハンドルは幅が狭くて敵わんので、こうシルエットは伝統的なままに、幅広+31.8クランプでリデザインしてもらえると非常に助かります。

また、僕はHONJOのフェンダー大好きの大ファンですが、Rivendellに金属のフェンダーを付けるのは好きではないので、こうRivendell以外で大好きなHONJOが似合うバイクを1台は常に所有していたい、というのもあります。
*ANT* touring
リアライトもポンチョかぶってもライトを遮らないように、ハブダイナモから電線引っ張って、フェンダーの裏を伝ってこの位置に。

リアダイナモ、電線引っ張ってこなきゃいけないしマスト必須なカスタムじゃないけど、人間ダメになるくらい楽ちんです。走れば光るオートマな感じがストレス皆無。
*ANT* touring
SONのハブダイナモは赤。すぐビビってBLACK/SILVERを手に取る地味人間の自分にしては、当時攻めたみたい。えらい。
*ANT* touring
ライトも赤。攻めた。SON EDELUX、時期によってはカラーものが出回るので是非攻めのチョイスを。
*ANT* touring
リアハブも赤。お揃いカラーアルマイト。

そしてキーワードは「脱バスケット」。
*ANT* touring
選んだのはILEのPorteur Rack Bag

バスケット大好きな自分だけど、雨の日カゴの中でバッグや荷物が濡れちゃうのと、ポーチやその日に増えた荷物、小さなものや細かなものを運ぶのに少しストレスを感じていました。あと単純にRIVにはバスケットがマストで付いてるのでカゴに飽きちゃったのも少しあります。レインポンチョはこの中に入れっぱなし。
*ANT* touring
「防水であること」、マジックテープでバリッと「開け閉めにストレスないこと」って条件を満たすこのILEのラックバッグ、今まで注目してなかったのだけどめちゃんこ調子良いです。バスケットより高価だけど、その分メリットもたっぷりなので同じストレスあった方是非試して欲しいです。

その他カンチじゃなくVブレーキにしたり(濡れリム対策)、皮サドルにカバーをかけたり、、徹底的に雨の中走ることを想像して不便を潰していったらすごく快適になりました。もちろん晴れの日も乗ります。
*ANT* touring
そしてこれは雨の日関係ないですがANT PEDAL。元はANTのビルダーMikeさんの必殺技でハンドメイドされたものだったので滅多に流通しない&とっても高価でしたが、MKSさんの力を借りて買いやすいプライスで作ることができました。Mikeさんのフレームはもう手に入らないけど、無表情で組まれたSURLYや日々通勤で酷使するようなエブリデーバイクにラフにこのペダルが付いていたらめちゃ良い感じ。

そしてもう一台。先日ご紹介のバイクが早速アップデートのご依頼があって、すんごく良い感じだったのでご紹介。
*IGLEHEART* trail poacher
*IGLEHEART* trail poacher

納車時はPASのラックを仕込んでいましたが、
*IGLEHEART* trail poacher
SWIFT INDUSTRIESの「ランドナーバッグ」装着にあたりNITTOのミニラックスタイルにチェンジ。

(カラフルなランドバッグは各店店頭にあるので是非に!)
*IGLEHEART* trail poacher
Mー1ラックの脚は、バイクの多彩なダボ穴に合わせて加工してあります。そしてバッグの影にならない位置にダイナモライトをオン。
*IGLEHEART* trail poacher
そしてランドバッグの肝、バイクとバッグを繋ぐディカラー。
*IGLEHEART* trail poacher
これをうまいこと仕込むのが醍醐味だったりします。今回はGILLES BERTHOUDの物を使いました。脱着簡単バッグガッチリでユサユサしません。

バスケットももちろん便利ですが、輪行のときかさばったりもするし、ワンタッチで外せるバッグ調子良いです。

そしてもう一個スポット当てるべくは、
*IGLEHEART* trail poacher
FAIRWEATHERのカスタムメイドのフレームバッグ。既存モデルでも幅広いフレームサイズに対応できますが、バッグとフレームに隙間ができちゃう(=容量のロスができちゃう)しここまでぴったりズッポシはカスタムオーダーならではです。
*IGLEHEART* trail poacher
お好きな生地、色、装着方法や位置、ポケットや仕様など、できる範囲でワンオフのカスタムオーダーができます。ご興味ある方是非お問い合わせください。
*IGLEHEART* trail poacher
納車時のカチッとしたグラベルバイク状態も格好良かったですが、持ち主の輪行、ツーリング遊びの用途を叶えるためにアップデートしたこの姿も非常に格好良い。

以上2台のバイクチェックでした。フラットバーかドロップハンドルか、バスケットかラック+バッグか、乗って感じた不便を潰したり、もっとこうだったら快適なのに、なんて妄想は是非メカニックまでぶつけて一緒にカスタム案を考えましょう。

最後まで読んでくれてありがとうございます、タニでした。