以前、デジさんのブログでちらっと紹介されて、先日ついに組み上げてYOUTUBEに取り上げてもらいました。
*CRUST BIKES* malocchio frame
こちら組み上げたのでご紹介いたします。
僭越ながら本日は自分のバイク自慢にお付き合いいただければ。
先日、YOUTUBE担当のサブちゃん協力のもと動画を撮らせていただきました。
動画で説明している部分をおさらいしつつ、もう少し掘り下げて伝えたい部分を今回は文字に起こしていこうかなと。
それでは、
*CRUST BIKES* malocchio frame
そもそもこのフレームを乗るに至った大きなポイントをいくつか。
まずはジオメトリー(自転車の設計)。
このジオメトリーというのは走らせる上でそのバイクの特性を左右する大きな部分。
これによってどういう自転車なのか、何用なのか。そこらへんが決まってきます。
で、僕が気になったのはまずチェーンステー長。ここの長さが僕の乗る49というフレームサイズから53サイズ、いわゆる日本人のゴールデンサイズまでは405mmという長さ。
この405mmってピュアなロードバイクでいうと一般的な長さなんですけど、このフレームはそんなピュアじゃありません。
ギアードで405mmってSHIMANOの変速機がきっちり動作するギリギリの長さだと聞いたことがあります。
650B設計というのもあってギリギリを攻めれる設計、これにしびれました。
シートチューブに関してはロードバイクと比べると0.5-1°ほど寝ています。
数字で聞くと小さな差ですが自転車に置いてはこの1°未満の角度の違いが大きく影響してきます。
ハンドリングに影響してくる部分でいうとフォークのトレイル値というのがあってそれがロードバイクのようにクイックなハンドリングな訳ではないしかといってフロントに荷物積載して安定したハンドリングを可能にするランドナーのような安定感のあるような感じとも言い難い。
このなんだか訳のわからない部分や、ギア付きでロード並みにチェーンステーを詰めた650Bのリアバック。
BBの位置もロードバイクより若干低め。その分直進安定性がある。
リアバックは短く加速性が高く、BBの位置は少しだけ低く安定性良し、ハンドリングは安定感抜群という訳ではないがクイックすぎず。
速さを追求した訳ではなく安定感を重視したわけでもなく。。。訳わからん欲しい。
結果これが東京という街ではぶっちゃけ一番調子いいんじゃないの?
となってしまった訳です。
フレームの設計部分において気になった要因は大きくこのへん、あまり個人的な考えを書きすぎるのもアレなのでこのへんで。
とはいえまだまだあります。
けどこのまま書き連ねると飽きさせてしまいそうなのでバイクチェックとともに。
ちなみに僕の身長(163cm)でサイズは49サイズがドンピシャ。ご参考までに。
まずそのフレームを見ての第一印象は。
怖がらせたらごめんなさい。
「パンズラビリンス」じゃん。って思いました。
一番最初に飛び込んでくる情報はやはりこのペイント。
最初本国のHPを見ていて画像をチェックした時とはまったく違うペイントとなってやってきました。
ぶっちゃけ初見はペイントの変更され具合というか路線変更具合がすごすぎて自分自身追いついていませんでした。
けどやっぱりジオメトリー(フレームの設計)は気になって仕方なかったの実物を見ても変わりなかったしなんならさらに気になってた気がします。
ハンドル周りなんかは先代のサムヒルボーンに使っていたセット。
*NITTO* mod177 noodle bar の420mmを使用しています。
自分の体格からしたらいわゆる推奨の長さより少し長めのハンドルになりますが、肩肘張らず、超前傾なハンドルポジションで走るわけではないのでむしろ少しながいくらいが乗りやすかったりします。速く走れることが必ずしも乗りやすいわけではないですしね。
ヘッドセットはすでに廃盤になってしまったクリスキングのヘッドセット。
これはその昔自分の乗っていた*FAIRWEATHER* track frame からこのフレームのために抜いてきました。
学生時代ここに投資しておいて良かったと心底思いました。
サドル、ブレーキやクランクなんかも持っていたものを。使えるものを使うっていうのもこのフレームを組むにあたって大事にしていたポイントの一つです。
このへんなんかも僕は乗るに至った理由に含まれております。
よく観察してみると、このフレームのつなぎ目全てに「ラグ」が使用されています。
フレームエンドなどの細かい部分にも。
正直ここまでやるの大変だと思う。下手したらこの設計も混みでやってくれるのオーダーフレームくらいなんじゃないかな?と思うほど。
ラグって角度がある程度決まっているので極端な形に使うのは難しいのです。
さらには使用されているチューブが「コロンバス/スピリット」というパイプ。
このパイプもコロンバスチューブの中でも軽量なパイプのラインナップ。
これをオーダーフレームとしてでなく、量産フレームとして世に放ったCRUSTまじやばい。って思った。
正直このバイクよりももっと速くて、軽いバイクも持っています。ぴんぴんのロードバイク。
けど毎日通勤で使う上であの超前傾姿勢や、カーボンホイール、ビンディング等、をたかが数キロの通勤で常用するのはリスクのが大きいし疲れてしまうわけで。
片道20分弱をムルシエラゴやウラカン、テスタロッサで通勤するより、排気力2L以下のブン回して使いきれるパワーの乗り物の方がその距離なら乗っていて楽しい気がして。
なのでもっぱら最近の通勤はこのバイクです。
通勤で使うことが多いので僕にはダイナモハブが必須でした。
後方にも注意して前後ダイナモライトを完備。
最初は通勤号がコンセプトだったこのバイク。
最近ずっと乗っているうちに乗るのが楽しくなってきてしまって通勤だけの枠に止めるのはほんともったいないなぁって思うようになりました。
ロードバイクでいくようなライドさすがにしんどいけどロードバイク未満の距離で言うところの片道30キロくらい今度してみたいなぁって思う次第。
なんだか普段の通勤がこのバイクのおかげで楽しい通勤、早くこれに乗りたいなって思わせてくれるバイクになりました。
そんなこんなで自分のバイクをセルフバイクチェックでした〜。
シャミセン