本日12/27(日)18時をもって、2020年ブルーラグ各店の実店舗サービス部隊は仕事納めとなりました。
オンラインストアはもう一踏ん張り。
12/28(月)のご注文までは29日(火)発送、29日以降の注文は1/4から順次発送いたしますのでぜひ滑り込みご利用ください。
仕事納めたてホヤホヤ、ホッカホカの各店メカ達の模様を送ってもらいました。皆ご苦労様。
本年は未曾有のイレギュラーな一年にも関わらず、各店に足を運んでくれた方々、本当にありがとうございました。
(一周は接客中のため、写真をプリントしてウエンツの胸に貼り付けることにしました)
コロナで皆さんの生活の形が変わって、働き方も変わって。それは自転車業界にも影響があって。フレーム、パーツ、バッグがこんなに手に入らなくなるなんて。それでも世界規模で膨れあがった自転車需要に応えるために、僕ら自転車乗りのためにモノ作りをしてくれるメーカーさん、ビルダーさんたちは本当に感謝しかない。
シアトルのバイクバッグメーカーSWIFT INDUSTRIESも、もちろんそのうちの一つ。
完全な手作り・ハンドメイドメーカーなのでその影響濃く、CAMPOUTには間に合わなかったし、今回もご紹介がまさかの営業最終日になってしまったけど、待ちに待った待望の再入荷がありました。
お待たせしていた方ごめんなさい、SWIFTの皆作ってくれてありがとう。
今回入荷したバッグたち、久々にモデルごとにちゃんとご紹介してみようかなと思います。
ZEITGEIST SADDLE BAG
SWIFTの象徴的モデルに成長した大きめのサドルバッグ。街乗り、ツーリング、バイクキャンプ。サドルの下にこの大きな容量。
そしてマイナーチェンジがありました。左が僕がずっと使っている旧型。右が新型。
まず2サイズありましたが今後はワンサイズ。従来のLサイズに近いかな?
そして以前はただの袋状だったけど、ULTRA ROMANCE “Fabio’s Chest”のノウハウが活かされたのかメインボディはプラ板内蔵でよりシッカリな形状。いわばFabioのXSサイズと言ったら伝わりやすいかしら。これでサドルだけでなくハンドル装着時「グデっと」「ユサユサ」しなくなって調子良くなりました。
キャンプやツーリングになかなか行けなくても、A4サイズもヘルメットもカメラも軽々丸っと入っちゃうこの容量は、普段使いから僕のメインバッグであります。
またワンサイズになった別の理由として、様々なバッグサポーターが開発・普及した背景があるんじゃなかろうか。タイヤまでの距離、クリアランス問題はサポーターと合わせて使えば解消できることが増えました↓
今回はこのErlenではなくって、僕の大好きな推しサポーター「R14」が同時に再入荷したので、こちらに焦点↓
*NITTO* rivendell R14 top rack
あまり知られていませんがこれも”Rivendellデザイン・日東メイド”の黄金タッグ。
このままこのR14に話脱線します。
Rivグラントさんと日東吉川さんとの両レジェンドのデザインに対する鍔迫り合い?の形跡か。ロット、時代によって「背もたれ」の形状が異なるのが面白い。
僕は2つ持っていて、これは中期型。大きな背もたれ。
中期型は、Rivがデザインした初期型の後継なのに、この背もたれが邪魔でRivのサドルバッグが付かない、という爆烈な逸話。
そして当時大きめサドルバッグもSWIFTも全く流行っていない日本で、国内流通していなかったこの品番を生産GOするとき、ブルブル震えながら発注書を提出した思い出があります。本当売れるわけない、必要としてる人なんていないんじゃないか、自分が欲しいってだけでこの量作っていのかと最初のロットのときは思っていました。
もう一つ持っているこれが初期型。初期型は「背もたれ」なし、潔し。サドルの下まで潜り込むサドルバッグをデザインしていたグラントさんのデザイン思想と、ブレーキやシートチューブ側に積んだ荷物や衣類が落ちて巻き込んで欲しくないから背もたれは必要だ、という日東さんの安全ポリシーが火花を散らす、この変化の軌跡がたまらない。
そして、
現在は両レジェンドの意見が折半、小さな背もたれでデザインされています。かわいい。デザインとしてはこの現行最新が一番完成されていて好きです。キャリア未満ERLEN以上それすなわちR14。
話をSWIFTに戻します。そしてもう一つの人気モデル、新色含めてようやく着弾しています。
いつも瞬殺で無くなってしまうSWIFTの「ステムバッグ」は
ここ数年で、すっかり「ステムバッグ」というのが市民権を得た。本当ちょっと前まで、こんな位置にこんな形のバッグをつけることなんてなかったのに、今やツーリング必需品。いや朝買った飲み物を入れたり、ポケットを空にして自転車に乗りたい僕には生活必需品、という領域まで到達した気がします。
各メーカーいろいろ出しているのだけど、Side Kickちょっと小ぶりな作り。携帯財布鍵タバコ、ポケットの中身を空にするのにぴったり。ライド中サッと取り出せるデジカメ入れとしても。
このside kick、じわじわと使っていただいているお客様も増えたのけど、付け方が間違っているのをよく見かけるので説明します。
↑この付け方は間違い。縫い付けられているスナップボタンのベルトで直接ハンドルステムに巻き付けるのは間違いです。
ステムに付けるときは、この付属の3本のベルクロを使います。
まず縦ベルトを横ベルトに潜り込ませてスナップパチン。
そしてこの「縦横・編み編み状態」を作ります。
そしてこの編み編みの縦軸に、付属のベルクロテープを通して1箇所固定(今回の場合はステムの首)に固定。
それからバイクに合わせて、横軸2箇所(この場合ハンドルとステム)をロックオン。
するとガッチリ固定。ベルクロは余った部分はチョキっと切るとスッキリします。
付け方を間違えるとブラブラしちゃいますが、この付け方なら飲み物運べます(多少はこぼれます)
そしてじゃあ冒頭のスナップボタンのベルトは何に使うんだというと(ここが他者ステムバッグと違うSWIFTの専売特許)
このSide kickは、同じくここ数年で一気にスタンダードになったWALDのバスケットにもフォーカスしています。
実はこの編み編み部分はカゴの升目合わせてあって、
バッグの編み編みをカゴの升目に編み編みくぐらせていくと、
バスケットにもガッチリ、シンデレラフィット。
ステムに付けるのも良いですが、愛車にWALDバスケットが付いてる方はこの位置にこの魔法のポケットを仕込んでみてください。膝も当たらないし、カゴにネット掛けた後でも出し入れできるので本当便利です。それが自転車のポケットSide Kick Pouch。
・・・本当は再入荷したのはこれだけじゃないのですが、代表的2アイテムのご紹介でした。
待ってました!な方は是非オンラインストアで。実物見たいな!な方は1/4に是非店頭で。
「SWIFT INDUSTRIES」
↑こちらから他モデルもディグしてくださいね。
本年も長々と読んでいただいてありがとうございました。谷でした。
(p.s. お正月休みも毎日ブログ、Youtube仕込みました。退屈させません)