上馬店の谷です、今日はピットTIPS。作業場から自転車の些細な小ネタをお送りします。
その前に余談です。
上馬店は空前の耳付き帽ブーム。僕以外のスタッフこぞって被っている。今年はまだいいけど冬の帰路の自転車は耳がちぎれそうですよね。
新入荷があるとスタッフ皆で試着大会が始まりますが、
すぐ脱線もします。
ピットTIPS行きます。
VELO ORANGEのネオな小径車「Neutrino」(ニュートリノ)。
今まで小径に乗ってこなかった僕にとってこのニュートリノは今まで培ったノウハウがほとんど通用しないので組む度に実験やトライ、そして発見を多く含むので楽しいです。
そして合わせてVOから出たばかりの専用の20インチフェンダー。これがダン広で格好いいんだな。
クリアランスの実験の意味でモックアップ、タイヤに寄せずフレーム側にビタ付けでどのくらいのタイヤが入るか試してみました。
リムはDYAD、タイヤは20×2.00シュワルベビッグアップルでこのくらいのクリアランス残。
結論、フェンダーに加えてパンパンに太いタイヤを仕込みたい方は、もう少し太めも入りそうです。
逆にあまり太くしたくない、軽快さやスピード感も欲しいなあという方は、この2.00や細くても1.75ほどの太さのタイヤが良いと思います。その場合フェンダーはスペーサー等を駆使して多少タイヤに近づけてセッティングするのが良いかも。
そしてもう一つ、PITチップス。
これはお客様のCRUST BIKES “Evasion”。スタイル出てます。納車当初は
こんな姿でした。お手持ちパーツを駆使しててこれはこれで良い組み方。
SWIFT INDUSTIESのOZETTEランドナーバッグを手に入れたオーナー。
SWIFT INDUSTIESとCRUSTのコラボのカラー。残念ながらこの色はうちには入ってきません。ココンチらしいビビッドなカラー。
これを先日もご紹介した、ディカラーを使って取り付けます↓
これがあるだけでランドナーバッグの剛性感がガッチリまるで変わります。
バッチリです。
ここまでは前回の取り付けブログとあまり変わらないですが、ここからがチップス、小ネタです。
このOZETTE、ストラップであるゴム紐を、ステムに引っ掛けてフタを閉めておくと、乗りながらイージーに開閉できて便利なのですが、このバイクについているCRUSTのステムはツルンと凹凸がなく引っ掛けることができない。
うーんこれができたら便利なんだけど、、ピットでモヤモヤしてたらスタッフの一周が何か思いついた模様。
これは・・
これです。KING CAGEのUSB。本来は、
こんな風にフレームやフォークにないはずのダボ穴をもたらす小物です。
これが気持ちいいほどフックとしてぴったり。
悔しい、自分が思いつきたかったです。
新品新車の組み立てよりもお客様が実際乗り始めて「何が便利かどこが不便か」を感じ始めているバイクをいじらせてもらうのは楽しいし嬉しいです。こういう些細なことだけどお客様とメカニクがハイタッチしたくなるような、そんな作業や会話がピットにあふれてたらいいな〜なんてエモいこと想像します。
PITチップスでした。