TOKYO2020、どうなるんでしょうか。お客様とお話しててハッとしたこと。
僕は通年特定のチームのサッカーの試合ばかり見ているので、オリンピックや他スポーツも満遍なく見る”スポーツ観戦好き”と思われることがありますが、オリンピックはほとんど見たことありません。
オリンピック題材のゲームは、学生の頃友達の家でやりまくった記憶があります。
しかし2度ないかもしれない自国開催。是非無事に開催できて、見届けられたらな、と思います。関係ないけどそのゲームの動画貼っておきます。
(これ「かまぼこの型」のところで笑わなかった人すごいです。イヤホンして見てください)
余談以上でした、本日はお客様のバイクチェックです。
*CRUST BIKES* evasion
CRUSTの看板モデルEVASION、のステップスルー(トップチューブがガクッと下がって跨ぎやすい)モデル。
通常のEVASIONはSサイズをさらにまたぎやすく、小柄な方や女性にも扱いやすくしたフレーム。
僕は昔ピストバイクやロードバイクを格好いいな、って思った大きな理由はホリゾンタルのダイアモンド型フレームでしたが、RIVENDELLやCRUSTを通して、いつの間にかトップチューブが下がったフレームの魅力がわかってきました。
フレームの長所である跨ぎやすさを活かして、このバイクは「夫婦兼用」ってキーワードで組ませていただいたバイク。
心がやましい僕は「本当に兼用します?そう言って旦那さんが乗っちゃうんじゃないの?」って思いましたが、その後のご来店時にちゃんと奥さんが乗っていて反省しました。ああ、そういうことするの俺だけなのかな。
日常使いも想定してダイナモライトを仕込んだり。
このご夫婦、元々お揃いでSURLYクロスチェックに乗っていて、お二人で荷物積んでバイクキャンプに行ったり、オンもオフも素敵な自転車ライフも楽しんでいたのだけど、旦那さんのクロスチェックは頑なにシングルスピード、っていう。キャンプ場までもシングルで登ったそう(すごい)
なので念願のネクストバイクはギアは必須。さすがにシングルでキャンプ道具積んでの登板はさすがに旦那さんきつかったよう。
街乗りでは奥さんがこのEVASIONに乗って、キャンプ、ツーリングの時は旦那さんがこれに荷物たくさん積んで持ってあげてください。
クロスチェックも太いタイヤで遊べるフレームですが、クロスチェック以上に悪路も楽しめるタイヤを。SIM WORKS SUPER YUMMY。
二人共のお気に入りになるように、パーツのカラーは決める時から楽しんでもらって。
ステムの長さやサドル高さの可動域、ポジション関わる箇所を決める時に旦那さんが常に奥さんに不便ないか気にされてたのに愛を感じました。見習いたい。
体格差があるともちろん兼用バイクって厳しい時もあるのだけど、シビアなロードバイクでも無いし、エブリデイバイクならそれが叶う事もあります。兼用しやすいフレームも最近はいくつかご用意できるようになったので、夫婦円満兼用バイクご相談ください。
もう1台。本日は変化球続きでいきます。
*VELO ORANGE* neutrino (L)
上馬店はブロンプトンを扱っていないので、唯一扱う小径車。
700Cや650B、大きなホイールのバイクを乗り継いできたオーナーの次なる相棒としてご用命。
お持ちのパーツ、前のバイクで使っていたパーツをふんだんに活かして組みました、ハブダイナモで前後のライトを給電。走るだけで明るく照らします。
リアドライブはオーナーのアイデアで内装変速ハブ。ディレイラーと地面との距離の問題もなくなるし、初の小径、ワイドなギア比をカバーできるというのもあります。
クランクも前のバイクより。ぶっちゃけこの歯数ギア比は軽いかも??でもまずはリーズナブルに乗り始めてみたい、と組み込みました(その後ギア比どうでしょうか?)
クリーンなカラー構成に、味のある大きめのバッグを一点。ZEITGEIST SADDLE BAG。
僕はピストバイクに出会った時やそのあとKARATE MONKEYに出会った時、今までどうしても”大きなホイール”っていうところに惹かれて自転車に乗ってきたので、このフレームや同時多発的にアメリカ方面から現れた小径のバイク達に興味津々です。
それまでの小径車のイメージ、細いタイヤで華奢で繊細で、専用部品が多くてカスタムしにくく閉鎖的なイメージ。(僕の偏見です)
それとは逆で、太いタイヤや他アメリカンコンポーネント達との互換性。用途もオンロードを流すだけじゃなくってオフロードのニュアンスだったりアクティブに乗り回すことができたり、このフレームの根っこにある項目トラベルバイクであったり、いつも扱うSURLYのように乗る人の目的にアジャストできるところ。僕が凝り固めてしまった頭の中の小径車のイメージを壊してくれました。
僕自身のノウハウもまだまだですし、世の中に組んだ事例もまだ少ないこのフレーム。マナーや固定観念取っ払って旅先でも地元でも自由に乗り回せるミニSUVとしていかがでしょうか。
以上2台、どちらも昔の自分ならその魅力に気づけなかっただろうオルタナティブなフレーム形状、ちょっといつもと違うフレーム達でした。