どうも上馬店ウエンツです。
僕たちのお店で扱いのあるSURLYやALLCITYだけではなく、お持ち込みのフレームを組み立てて、納車させてもらう事がよくあります。フレームだけ買ったけど自分では組み付けられないし、そのフレームをどう組んだらかっこいいかわからないから誰かに相談したい。そんな時は自転車屋さんを頼りましょう。僕たちも毎日様々な自転車を直したり組み立てたりする中で、ある程度自転車をカッコよく、調子よく組むことに関しては自信があります。ちなみに恋愛相談もウェルカムです。
本日はそんなご紹介。
まずはM-idea(エンメ・イデア)のロードフレーム。
M-ideaは大阪に工房を構えるブランドで、一本一本ビルダーによって溶接され、手作り。
いわゆるハンドメイドフレームです。
普段カーボンのロードバイクで主に「ブルベ」に参加せれているというオーナーさんは、中古でこのフレームを購入。初めてのクロモリロードバイクとして組ませてもらいました。
ちなみに「ブルベ」ってのは自転車競技のカテゴリーのひとつで、タイムや順位にはそこまで執着せず、決められた制限時間内の完走を目指す競技で、200キロから1400キロのコースをルートに従って昼夜問わず走り続けます。うん。大変そう。
中古で購入されたフレームなので多少の傷などはありますが、フレームはまだまだ現役。
このフレームを納車して以来、鉄フレームの乗り心地を気に入ってもらえて、今週末フランスで開催されるParis-Brest-Parisにこの車体で参加してくれるみたいです。なんか嬉しい。そして羨ましい。
ちなみにParis-Brest-Parisの開催は4年に一度。オリンピックかい!参加には条件もあります。
気になる方は調べてみてください。日本人最速記録は53時間16分。
中古のフレームに関してはそのフレームの状態や規格によって僕たちで組み上げる事ができないもの、またはもはや乗らない方がいい状態の物もあったりするので、そのような判断も含めてご相談ください。
はい次!
こちらは噂のBROOKLYN MACHINE WORKS
1996年、その名の通りアメリカ、ブルックリンで始まったブランド。僕と同い年。
当時はMADE in NYCで、パークバイクやMTB、トラックバイクまで様々なフレームが作られ、その流れは日本のバイクシーンにも大きな影響を与えました。
こちらはGangstaというモデルで、V-4いわゆる第4世代らしい。
BROOKLYNの中のトラックバイクフレームですが、太いタイヤを入れる事ができたり、PAULのブレーキが使えたりするので今回はシングルフリーの街乗りバイクとして組み上げさせてもらいました。
ちなみにブルックリンの自転車屋さん、KING KOGのオーナーのGangstaがちびるくらいかっこいいので載せときます。
PAULのカラーパーツをアクセントに。今回はオーナーさんとの会議の結果パープルをチョイス。
SURLYやALLCITY、BROOKLYNなんかのアメリカ色の強いブランドはPAULとの相性がいい。
無難に黒やシルバーもいいんだけど、PAULは是非カラーパーツも候補に入れて欲しいんです。
ブレーキセットとステムをパープルで色合わせ。とか、レバーはPAULのゴールドで。とか、Blue Lugのブログだとたまに目にすると思うんですが、これって実はすごい事。
冷静に考えて黒とシルバーが一番売れるだろうし、PAULはアルミに色をつける「アルマイト」って作業を外部にお願いしているのでぶっちゃけシルバーだけ作ってた方が安く済む。それでも謎にグリーンとかパープルとか作ってくれて、だからやっぱりそれが欲しくなっちゃう。
自分のフレームには何色のPAULが合うか。。なんて考えるのも楽しいかも。。
後付けみたいになっちゃうけど、PAULは精度も凄いですからね。でも時に精度よりも大事な部分もあるって事です。
よくお電話や店頭で「ここで買った自転車じゃないんですけどいいですか?」って聞いてくれる方いるんですが、全然オーケーですからね。
どうしても無理!って時はお断りさせてもらうこともありますが、お受けできる事が多いです。
気にせずご相談ください〜
今日はそんなご紹介でした。
ではまた!
ウエンツ