先日再入荷があったSURLYのシングルスピードフレーム”STEAMROLLER”

最近は年に数回しか入ってこなくてずっと欠品していたし、そして今回の新色が個人的にめちゃ好きなカラーだったので、僕はもうパンパンに楽しみにしていました。

入荷後早速、幡ヶ谷店のSTEAMROLLER番長カネやんが組んだその新色がコレ。
*SURLY* steamroller (53)
メタリックライラック、めちゃ良い色。組み方もやられた・・かっこいい。

普段カスタムペイントで、お好きな色に塗らせてもらうことが多いSURLYだけど、実はデフォルトのカラー良い色ばっかりです。自分もこの色だったらこのまま組みたい。

そんなこんなでSTEAMROLLER熱が上がってる僕ですが、先日組ませていただいたお客様のSTEAMがグッときたのでご紹介。
*SURLY* steamroller(49)
*SURLY* steamroller(49)
サイズは49、実は載せ替えビルド。もともと乗っていた競輪レーサーから、活かせるパーツをオーバーホールしながら載せ替えてお組みしました。

これが元々のバイク。軽さも速さもちろん競輪の勝ちなのだけど、それを補って余りあるSTEAMならではの組み方の幅、そして肩肘張らずな乗り味に目をつけてもらいました。

(でも!競輪フレーム手放して数年後に後悔しちゃった自分としては、このフレームも保管しておいたほうがいいですよ!って思いました。別物だし別腹です。)

そして組み立て前のもうひとギミック。フレームビルダーさんにお願いして、ブレーキ受けダボを溶接してもらいました。これがあればブレーキワイヤー取り回しスッキリ。

工作はREW10 WORKSさん。かかる費用は割ダボ 2500円x2=5000円。加えて元の塗装が焼けてしまうので必ず剥離再塗装が必要です。剥離再塗装18000円〜なので、合計23000円ほど。

もちろんトラックバイクらしくフレームパッドでワイヤーを隠すスタイルの方が安いしハマるバイクもあります。これは組み方やオーナーのスタイルに合わせて。

このオーナーは、NITTO M-1ラックを余らせていたようで、フォーク中腹にもダボ穴を増設しました。このカスタムは渋い。。

古いバイクからパーツを載せ替えていきます。

ホイールはPHILハブを使って昔組ませていただいたもの。もちろんハブはまだピンピンしてます。お掃除してフレ取りして移植。

前のバイクの肝でもあったビンテージクランク。あえてこれをスチームローラーに放り込むのはめちゃイケてそうなのでこのまま採用。ピカピカにして移植。

ヘッドセットのCHRISKINGはアップサイドダウンでロゴ逆さまに仕込んじゃう遊び心。それに合わせてSURLYのロゴデカールも逆さまに。さすがスケーターのオーナー。こんなDIYもSURLYは許してくれます。
*SURLY* steamroller(49)
このフレームカラー、に合わせるアスファルトグレーのタイヤのカラー、、センス良い!

フロントにはSWIFT INDUSTRISのZEITGEIST SADDLE BAGをつけることが決まっていたので、
*SURLY* steamroller(49)
ワイヤーの取り回しはこんな感じ。バッグの開閉、ゆくゆくバスケットを搭載したときも邪魔にならないように。

ブレーキはオマージュ系アナダイズドのこちら
*SURLY* steamroller(49)
このレバーをこんなふうに使って欲しかった!オーナーに指名された時はブワッとイマジネーション湧きました。
*SURLY* steamroller(49)
太いタイヤが履けるこのフレームならではで、選択肢限られるロングリーチのキャリパーを選ばなければなのだけど、このPAULのRACER BRAKEがつけられるっていう特権。
*SURLY* steamroller(49)
千鳥はレバーに合わせてパープル。

そしてこのスタイルでFIXED固定ギアでまずは乗っちゃうそう。いいですね!
*SURLY* steamroller(49)
前バイクに感じていた、
「もうちょっと楽な姿勢で・・」
「日々の荷物も詰見たくて・・」
「悪路やダートも転がしたくて・・」

それらポイントを全てカバーしていてかつこのルックス。しびれました。

STEAMROLLER、本数は多くないけど今ならフレームストックがあります。
今乗ってるトラックバイクから載せ替えビルドでも、新車で新たに構築しても、きっと普通のトラックバイクとは違う「スチームローラー」に組みあがります。

もっともっとこのフレームを組みたいし、いろんな組み方を見てみたいので、気になるかたご相談くださいな。