上馬店よりお送りします。

この週末、2/2,3(土,日)までで渋谷<strong>pilgrim surf+supplyさんにて開催していたポップアップは佳境を迎えます。まだ行ってないよーって方はぜひ覗きに来てくださいね。天気もめちゃいいみたい。

上馬からはこの土日の終日、メカニックのウエンツを送り込みますので、自転車でお越しの方はぜひバイクを点検させてください。ワンコインメンテナンスと称してpilgrimさんのお店の中に小さなブルーラグピットを再現します。

彼ウエンツは若いけど中学生の頃から自転車競技に触れて育って、学生のうちから自転車屋さんでバイトしながらレースにも参加、そしてピスト、トラックバイクカルチャーに出会って電気走ってサンフランシスコに渡り、日本に戻って自転車ビルダーの専門学校を卒業してブルーラグに入る、という漫画のキャラのような経歴なので、自転車でお困りのことがあったらなんでも相談してみてください。組み付けのセンスもあるので「どうやったら調子良くなるか」だけじゃなくて「どっちのパーツつけたら格好いいか」ってご相談も大歓迎(無茶振り)。

それはさておき、こちらの写真をご覧ください、ここからは自転車のことをウネウネと書きます。

これは、以前作業させていただいたお客様のバイク。当店はお持込みも歓迎です。

古いMTBフレームをお持ち込みいただいて、それを今現在のパーツ達で再構築=リビルドしたバイク。

お持ち込みいただいたときは、かなりのその歴史を感じる状態でした。


ここからオーバーホール=バラバラにして隅々まで綺麗にしながら再び組み付ける作業をご依頼いただきました。

もちろん使える部分は活かして綺麗にするし、細かな部品までも古いものやビンテージをくっつけることもできるのだけど、PHILWOODやPAUL、日本の日東さんのパーツなど、今なお日々手を動かしている今のメーカーのパーツを中心に選んでくれたこの組み方。このときこのオーナーが選んでくれた、現在進行形のメーカーさんが作るパーツで再構築する組み方がグッと来ました。格好いい。

新たに「自転車を組みたい」とか「今持ってるバイクを良くしたい」ってお客様がいらっしゃった時に、過去の他のお客様のバイクを参考画像としてメモしてきてもらうことが多いのだけど、この方のこのバイクの登場回数の多さたるや。僕は魔力もったバイクって呼んでいます。

自転車には性能や歴史やセオリーとか色々あるけど、そんなの飛び越えて目に飛び込んでくる「格好いい」って衝動。

実は昨日も古いARAYAのMTBをお持ち込みのお客様もこのバイクの画像を保存しててくれたし、年始にALL-CITYのフレームで新車を組んでくれた方もこのバイクをベースにしてくれた方がいたり、去年もたくさんの方に参考にしてもらっているのが続いたのでなんか思うところあって改めてご紹介でした。

そして話はこのフレームにつながってくるのだけど、

ALL-CITY “GORILLA MONSOON”

ALL-CITYは、単色ソリッドのSURLYとは少し違って、純正色のペイントはデザインが強くて凝ったものばかり。

そして多くがビンテージMTBやOLDバイクをソースにしていることが多いです。

発売前からずっと気になってたフレーム。

この週末に間に合ったので先ほど急ピッチで組み立て、この週末見ていただけます。

(これは昨季のカラー)

規格や車種としての設計はシーンをリードするような、流行を作る側であるようなモダンなものが多いALL-CITYだけど、纏うペイントスキームはルーツのあるビンテージの佇まい。このギャップがALL-CITYの格好良いところ、と思います。

このスプライトの様な新カラーめちゃかっこいい、、CRUSTのevasion同様、マウンテンバイクともツーリングバイクとも言えない、「車種」ってものを言い切る事が難しい汎用性の高さを持ったフレームです。

(本国から発せられた写真はこんな感じ。このデフォルトの組み方もめちゃ良いけど、どなたかSILVER系のパーツで組んでくれないかな〜)

先に挙げた古いHIRAMEのバイクのように、目に飛び込んでくるビンテージの佇まい、格好よさだけ頂戴して、今の乗り方や遊び方に合わせて不便なく組み上げるのが格好良いと思います。

ご紹介し切れていない新作が、ブルーラグ各店にて着々と準備進行中です。初めて自転車を組みたい方も、今乗ってるバイクをカスタムしたい方もきっと何かビビッとくるものを見つけられる様に仕込み中。

週末はお天気なので、ピルグリムとお近くのブルーラグ、ぜひハシゴして遊びにきてくださいな。