こんにちは。
上馬店より一周です。
今回は自分の独断と偏見によるラック特集です。
本格的に寒くなって来て出不精になりがちな季節だからこそ一足先にツーリングの準備はどうでしょう。
ぽかぽか陽気になってからだとダラダラするのに慣れて案外動き出し鈍かったりしますしね。
ではいってみよー
ド定番 made in japan 日東 キャンピー。
昔からある形なのでこれをつけるだけでクラシックなツーリングバイク感がそこかしこから醸し出されます。漏れます。
こやつの秀逸なところはパニアを取り付けるサイドパネルの付け外しが簡単だという点。ネジ3つ外すだけ。かんたーん。
サイドパネル取り外した時の軽装歩兵感がすきです。(これはちょうどピットインしていたお客様の)
普段は天板の上にフロントバッグorバスケットだけ取り付けてライトに使うけれど、
週末はずっぽし重装備でツーリングに行きたいんじゃ!って方に。
イケてる装着例をば。
OLD MTBなんかに入れるとスーパーかっこいいくさいですね。。。(cherubim羨ましい)
ちなみに形が似ているリア用もあります。
フロントとは違ってペダルを回した時にパニアバッグがかかとに当たり辛いように、
サイドパネルが少し後ろに下がっています。
もちろんフロントと同じく取り外し自由自在。ON OFF切り替えしたいって方に。
こちらも同じくNITTO 34F。フロント用です。
この独特なデザインを手がけたのはアメリカのRivendell bicycle works。
さっきのスタンダードなキャンピーと比べると天板が広く、上に荷物を乗せる機能がプラス。
天板狭くない?って最初は思うけどテントくらいなら全然乗せられます。バスケットを乗せてもよし。
もちろんパニアも取り付けられます。パニアバッグをひっかける部分の横パイプに更に斜めに補強が入っていて超丈夫。
単純に日東製ラックの中でもデザインが凄まじくかっこよいのと、個人的に日本一周でずっと使っていたので思い入れがあります。
フロントラック付けたい人に勧めがち。
Rivのバイクとの相性は言わずもがな。
Rivデザインのラックはリア用もあります
サイズ別の兄弟モデルで2種類。おっきいほうが33Rちっちゃいのが32R。
ホイールのサイズに合わせて選んでください。
自分は大は小を兼ねるスタイルで本来32Rがバランスが良いとされるタイヤが26インチのディスクトラッカーに33Rを使っています。
他のバイクでの使い回しなんかも考えると33Rの方が良いかと。長い目で見て。
どちらもフロント用の34Fと同じくパニアをかける部分の横パイプに補強。つよい。
天板から一段下がった位置にその横パイプがあるので天板に横幅広めの荷物を載せてもパニアの上部分と干渉し辛いです。
パニアの上辺と天板がほぼツライチになっているのがおかわりでしょうか。
地味だけど大きいポイント。
ちなみに小ぶりな方の32Rはフレーム側に固定する部分の形状が少し異なります。
日東製のクラシックなリアラックMT CAMPEEなんかとも同じ形状。
この丸みを帯びた三角形がかんわいい^^^^^^
本来はリア用ですが、フォークの形状によってはフロントにも付けられたりします。
日東のミニフロントラックM-1B。
上にSWIFT industriesのOZETTEなんかをはじめとした箱型のクラシックなフロントバッグやwaldバスケットなんかを乗せてそこに荷物をのせます。
小ぶりな荷物ならUロックくらいのサイズであればゴムバンド等を利用して乗せられます。
取り付けの柱になるアルミステーが4本あるので実はリア用としても使えます。
サドルバッグとタイヤとの干渉を防ぐサドルバッグサポーターとしても使えるし付け方次第で可能性は無限大。
そしてラックをつけるのに必要なダボ穴(ネジ山)がなくてもフォークやシートステーに取り付け可能なクリップバンドが付属します。
これのおかげで大概の自転車に取り付けができる頼もしいやつ。
ドイツのラックメーカーTUBUSのTARA。
海外のイケてるツーリングバイクにつきがちなラックで有名。
パニアを取りつけることに特化したフロントラックなので上に荷物を乗せたりはできません。
なーんだパニアしかつけれんのかって思うことなかれ。
TUBUS社のラック全般に言えることだけれどパイプがめちゃくちゃ強靭。
パイプが折れたっていうのをネットでもまぁ〜見ないです。
外国のハーコーライダーがこぞって使う理由はそこにあります。
世界一周レベルのツアラーじゃないとおそらくぶっ壊せないので、街乗りなら一生ものかと。
フロントバッグやバスケットも付けたい!って欲張りさんはNITTO M-1Bあたりの小ぶりなラックと組み合わせるのがソーサイコー。
余談だけれど最近ここの形がマイナーチェンジしてもののけ姫のこだまにクリソツ。
夜中にカタカタ鳴りだしそうでこわい。
新モデルの小径バイクが最近衝撃だったアメリカのvelo orange。の天板がめちゃ広いポーターラックです。
おっきめの箱物やバッグを載せても安心、安定。
この手のポーターラックをつけるとメッセンジャーライクでゴツめな印象になりがちですが、、、
あらかわいい。
ここんちのは荷物どめのレールが付属するのでこれをつけるだけで、一転柔らかな印象に。モテそう。
ちょっとしたパーツなのにすごい。
個人的にグッときたのはレールとラックを固定するここのネジ。
ギザギザのワッシャーにネジが切ってあって、レールを外してもネジがポロリしない!それだけです。
こちらも天板広めのSURLYの24PACKラック。
「24」の由来は缶ビール24本入りの箱がぴったりなことから。
耐荷重もきちんとロング缶24本積んでも大丈夫なように13.6kg。流石。多い日も安心。
こちらはサイズダウンした8packラック。
ビール8本までいけるやつ。
6本パック買いが標準のあなたに。
それぞれビールはガソリンだ!って方へ。わたしです。
こちらもSURLY NICE RACK。
なにがNICEって取り付けられる自転車の幅広さがナイス。
SURLYはじめ他メーカーの幅広い自転車に取り付けが可能。
フレームとラックをつなぐステーを固定する部品。通称”どんぐりちゃん”が秀逸。
彼のおかげで大概のラックダボがある自転車にバッチリ取り付けが可能です。
ラックに取り付けにありがちなステーの曲げや削り等の加工をしなくても自転車にきちんと付くことが殆どなので、はじめてのラックカスタムDIYなんかにもオススメです。
とりあえず迷った時にはこれ買っておけば間違いない系ラック。
ちなみに同名のフロント用もあって同じく幅広い自転車に取り付けが可能。
フロント、リアどちらもゴツめなのでSURLYはもちろんマッチョなアメリカンバイクとの相性高め。
ラック界のラスボスと名高いPASS AND STOW。
間違いなく世界で1番カッコ良いフロントラック。
カッコ良いだけじゃなくて、良質で軽量なパイプを使っているのでタフさを保ちつつも見た目からは想像できない軽さ。
ちょっちビビります。是非店頭で持ってみてください。持つだけなら無料。
この手のポーターラックには珍しくパニアバッグも取り付け可能です。
ちなみにこちらのマットおじさんが作っています。右の人。DAFTPANKじゃないよ。
左の人は上馬店 店長の谷さんです。
この人から放たれるオーラ、雰囲気からラックの圧倒的なクオリティ、かっこよさになんか納得しちゃう。
ちなみに天板が少しミニマムな3railなんてのも。
これは大先輩あぜみさんのHUNTERシクロクロスについている3rail。日本で1番かっこいい3rail。
シクロクロス、ロード等はやいニュアンスの自転車にはこっちが似合うかと。
このラックを使いたいがために自転車が欲しい今日この頃です。
NITTOさんとOcean air cycleの共同開発で製作されたERLEN。サドルバッグサポーターです。
大ぶりなサドルバッグを載せても後輪に当たらないようにするものです。
サドルを固定する部分にサポーター本体も一緒に噛ませるような構造。
シートポストがNITTOの名品65S専用になるのがちょっちネックですが、それを補って余りある統一感。スチャッと感が素晴らしいです。
あえて粗野な仕上げをすることによってNITTOさんが製作する前のオリジナルERLENに質感を近づけているのにもグッときます。
swiftのzeitgeistなんかだと斜めの補強部分にフラップのベルトを通せば、横揺れもし辛くて最高に相性が良いです。
zeitgeistと組み合わせるとこんな感じ。
大きめのサドルバッグも難なくイケます。
北欧の老舗ブランド、キャラダイス。のバッグマン。
厚手のダック生地を使用したサドルバッグが非常に有名ですが、それに対応したサドルバッグサポーターです。
もちろんcarradice以外にもswift indのzeitgeistだったり、クラシックな形のサドルバッグに対応しています。
ここんちのはサドルバッグをワンタッチで外せるのが強みです。
サドルバッグのベルトを通すループ部分がシャコシャコして簡単にリリースが可能です。(伝え辛い)
最近入荷したこちらのソリッドな菜箸。週3でLUGから来るお弁当は毎食これで口にしています。嘘です。
このステーをどっせい!
ででーん。専用の補強用ステーでした。
荷物モリッモリに載せてもこれで安心。
バッグマンの剛性に不安を感じてた方いかがでしょう。
キャラダイスのものよりも載せられる部分が広く、SACKVILLE等のより大ぶりなサドルバッグにも対応。
天板が前後に長いのでよほど大ぶりなサイズのサドルバッグでなければ、サドルバッグがパンッパンになってもプラスで荷物をサポーター側に乗せることが可能です。
サドルバッグを載せなくても、ラックは欲しいけど荷物はそんなに積まないから普通のリアラックほど仰々しいのはいらないなぁ。。。って方にも良いかと。
自転車の街でおなじみアメリカはポートランドのブランドPDWのbindle rack。
こちらはバッグを乗せるものではなく、キャンプや登山で使われるドライサック等の防水素材の袋をくくりつけて固定するタイプです。
こんな感じ。後ろにいるのは喉の調子が悪いダンカンさん。イガイガしてるらしい。龍角散のど飴がオススメです。
バイクパッキングで使われるキャリアを必要としないライトなタイプのサドルバッグと似たような感じに見えますが、
そのタイプとは違ってキャリア自体がシートポストにぐっと固定されるので、横に揺れることがあまりなさそう。
シートポストの出しろが少なくても使うことができるのでサドルバッグで悩んでいた方の救世主にも。
FAIRWEATHERのドライサックつけたらこんな感じです。緊縛されたスポンジ○ブに空目。
ざっくばらんですがいかがだったでしょうか。
今回ご紹介できなかったものやwebに出てないものも店頭にたっくさんあります。是非DIGりに来てくださいな。
ラック取り付け作業、ご相談に関してはラックの品揃えBlueLugいちの上馬店にてお待ちしておりまーす。
それでは。
いっしゅう