Vintage/ビンテージ

後ほど絡んでくることで改めて語源を調べてしまったんですが、ラテン語で「ブドウの収穫」。

もともとは当たり年のワインのことを指すそう。チューヤンでっす〆

 

 

なんだか食いかけごめんなさい。の状態

バラバラにしたあとに気づいて写真を撮りました

本日は自転車の大掃除「オーバーホール」の中でもハブにフューチャーしたお話から。

まずはアーレンキーを使ってカセットボディに、シャフトを外して

ここまでは、ホイールやスプロケットを外せる様な方であればご自身でもトライできる部分かと思います。

ズドン!

From アメリカはオレゴン・ポートランドのCHRIS KINGのハブのお掃除から今回はスタート

ハブ自体はもちろんですが、分解するための専用工具も美しい&精度の高さに毎回作業しているこちらまで惚れさせられちゃう、ドキドキしちゃう存在

R45ハブの45ノッチに対して、72ノッチとノッチ数が多いISOハブがこのお客様のハブ

ノッチ数が多ければ多いほど、より一漕ぎ目にロスがなくダイレクトにホイールに伝わってくれます。

精密な分、「表・裏」さえも元通りにしなければいけないため背筋は毎回立たされますが

1枚1枚丁寧にトレーに置いて、汚れを綺麗に仕上げて

普段はゴミや水から守るシールドベアリングも1度開けて綺麗にした上で、グリースを再度詰めて

どうしてもお掃除がしにくいハブは汚れが溜まってしまいがちですが、

ベアリングがなければ隅々までここまでピッカピカにして、中身もリビルドで新品同様

BEFORE

AFTER

いや〜すっきり。

写真と拙い文章でどこまでお伝え出来ているのか自信は正直ないんですが、こちらからすると心も洗われてご馳走様という気分

オーバーホール、もしかするとメカニックのお仕事の中で1番を争う大変さはありますが、その分やり甲斐もあります。

このままバイクチェックもいかせてください。

ヘッドパーツもCHRISKING、しかも今はなきチタン製

ずっと同じ回転が続き、頑丈であるのは間違いなく、さらに加えて密閉度が高いこのヘッドセットは水の侵入を防ぐことでコラムをサビから守ってくれることにより、フレームの寿命をより長生きに。

ボトムブラッケトは先日久々に入荷のあったPHILWOOD、ヌメッとした独特の回転と安心は唯一無二な存在感、僕たちブルーラグスタッフも使用率高め

チェーン、ブレーキワイヤーの消耗品類は基本交換させて頂き

ここだけの話ですがペダルに付いていたネチネチのガムを取り剥がす作業が個人的にはハイライト

以前タイヤ交換のご依頼を受けたときに、ウ◯チを触ってしまったこともあるので、内心それに比べれば何でもマシかなという気持ちでやらせて頂きました笑。

新品に見えていたら僕の勝ち。PAULのラブレバーも金具1つ外すと全てが分解してキレイに出来る優れもの、一生使えてしまうロマンあり〼

タイヤは後ろの方がすり減りが早かったため、前後勝手ながら入れ替えさせて頂き地球に優しく。

最後にデカールをしっかり貼り直して

BEFORE

AFTER

お持ち込み頂いた自転車は、SURLYのマウンテンバイク「KARATEMONKEY」

ご購入されたのは10年くらい前とのことで、進化し続けてきたからこそある現行のKARATEMONKEYの良さとはまた違った、古き良きと冒頭に戻りますが、VINTAGEだからこその良さがそこにはあったり。
わかる人にはわかるし、何においてもハマった後に昔の探しちゃったりしますよね。ルーツを追う感じでしょうか。それがまた友を呼んだり、楽しかったりするからやめられない。

リフレッシュさせて頂き、毎日の通勤もまた新鮮に楽しんでもらっていることを願います。

 

 

ここ最近は外出どうしても控えたり、通勤も在宅になったりという方も多いかと思うのですが

逆に普段使われている自転車エイっと預けてお掃除させて頂けるチャンスであれば、ぜひお持ち込みくださいね

2~3週間も頂ければオーバーホール出来るかと思いますので。

ではでは。