2%って、やっぱり、デカいですよね。

9月も中旬に入るところですが、僕達が想像していた以上に、ありがたき怒涛のご依頼で、おそらく、今が、2019年、1番、忙しい。けど、バイクに溢れてて楽しい。

おかげさまさまで、ピットは満員御礼。

SURLYに、ALL-CITY、、、はもちろんだけど、

先週から発売の「MASH STEEL」の勢いは、いつもわかっているつもりでも、やはり別格ということ。

過去のCINELLIと共同で作ったフレームをお持ち込みで組み立てのご依頼もあれば、

ルーツを辿れば、珍しい競輪フレーム。

そして、上馬のブログにもあったSTEAMROLLERは、ここ幡ヶ谷にも健在。

「シングルスピード・トラックバイク・ピストバイク」というキーワードを一気に加速させるパワーがあるのもMASHの魅力であり魔力

CRUST、RIVENDELL、VELO ORANGE、、、と、ここまでの写真の自転車に加えて、まだまだバイクが。

もう口にはみんな出さないけど、メカニックで作業場の取り合いです。苦笑

 

 

 

そして、こんだけお客様の組み立てをさせて頂くと、やっぱり自分のも欲しい。

という、幸せという名の負のルーティンに巡らされるのも、僕達ブルーラグメカニックの職業病であり特権。

 

今はなきLOWでもなく、HIGHでもないMID FLANGEのPHILWOOD HUB

欲しいと思った時にはなかったヤツですが、、、

彼女とのデート代に困ると手放して交際費に泣く泣く譲ってくれた優しいスタッフのおかげで手に入ったので、僕自身も今これからトラックバイクを組もうとしています。

 

 

ただその前に、酷使していたのもあったのか、ベアリングがゴロゴロだったため、まずは交換してから。

ワイングラスの様にまずは持ち

「ん〜、今年のはまた格別に、、、笑」

なんて、もうご譲って頂いたご本人自身笑いに堪えきれていませんが

間違いなくブルーラグで1番テイスティングしている、PHILWOODのソムリエことカネヤンに今回は託します。

 

ソムリエっぽい感じでお願いした結果、写真はちょっと照れ半分、おフザケ半分な感じになってしまいましたが

いつも通勤で乗るバイクには必ずと言っていいほどこのハブにヘッドパーツで、

そして今まで人一倍幾度となく壊すことも多かったけど向き合うことで治してきたのも事実でスタッフからもお墨付き。

 

ソムリエ、コンシェルジュ、マイスター。

どの言葉も当てはまらないかもしれないし、似合うこともなさそうですが、PHILWOODを一番愛している男なのは間違いないと思います。

 

まずはキャップを取り。(ここまでは誰でも出来るのですが)

ベアリングを外すのも、挿れるのも、より丁寧に正確するためにこのプレス機を使って行います。

そしてPHILWOODから出ている専用工具を使いながら。

中はこんな感じで、作りは至ってシンプルに見えますが、実際工場に行きこの形になるまでいくつもの工程を経て出来ている背景を知ると大変さも伺えます。

そして今回はせっかくなので、、、

まだ僕自身も実は使って乗ったことのない、カーボナイトベアリングを。

通常であればノーマルベアリングですが、一度は体験してみたい、未知の領域。超回転系。

1つ1つパーツを一度綺麗にして、再び工具を使って丁寧にグリースを塗りながら戻していきます。

完成。

実際触って頂ければわかりますが、新品同様に。いや今回はベアリングをグレードアップしたので、PRO TRACK HUB同様にトュルトュルン系。

ひさびさにワクワクさせてもらっています。

 

新しい自転車のご相談ももちろんですが、秋に入りはじめて落ち着いたいま。

暑い夏の炎天下に、急な激しい雨の中とできっと酷使していたであろう自転車を一度お時間あるときに良かったら見させてくださいね。

週末も元気にお待ちしております。

チューヤンでしたっ〆