nbです。
先週末は僕らの大切な仲間SWIFT INDUSTRIESが毎年開催する世界同時バイクキャンピングイベント”SWIFT CAMPOUT”でした。
今回で3回目となり僕らにとっても欠かす事の出来ない一年のうちに楽しみにしているイベントの一つです。
全世界同時に#swiftcampoutというハッシュタグを使ってバイクキャンピングをして、その写真や動画をシェアして遊ぼうぜ!っていうのがこのSWIFT CAMPOUT。
リアルタイムに世界中のアドベンチャーが見ることができて色んな国へ旅しているような気分になれるSNSが発達した今だから出来る楽しいイベントなんです。
世界中で行われるっていうこともあっていつも僕達が意識している事は日本って良い所なんだぜ!っていうのを伝えようってこと。
アメリカとかの広大な景色の中を走るのも憧れるし行きたいけどそれをいくら日本で真似しても敵わないからね。
僕達の投稿などを見て海外から遊びに来てくれたらうれしいなーっていう感じです。
それに日本の人にもこんな遊びの仕方があってやってみようというきっかけを生む事が出来たらなとも思っています。
日本も世界に誇れる素晴らしい場所が多いんですよね実は。
去年、一昨年は福島県猪苗代磐梯エリアにアドベンチャーしに行きました。
◆SWIFT CAMPOUT 2015のブログはこちら◆
◆SWIFT CAMPOUT 2016のブログはこちら◆
↓これが一昨年の写真でこんな素晴らしい場所があります。
そして今年。
今年も何度行っても気持ちが良くて美しい猪苗代磐梯エリアかな?と当初は思っていました。
ただ猪苗代磐梯エリアって景色が素晴らしい代わりに登坂も激しいのが難点なのでした。(荷物積載してるから坂が超きつい)
それに今回は3年目にして初の女子メンバーが参戦ということもあってライドの難易度を下げつつもダイナミックで素晴らしい景色のある場所というなんともハードルの高い要望。
そこで色々と頭を悩ませつつ出た目的地が伊豆大島でした。
何回か行った事あるけどここも猪苗代と同じく何度来ても楽しいし、アクセスが良くなんと言っても僕らの住んでいる東京都であるということ。
そうです、東京都内でこんなアドベンチャーできちゃうんです。
伊豆大島での僕達のSWIFT CAMPOUTはこんな旅となりました。
6/24土曜日、午前7時に浜松町からほど近い竹芝桟橋に集合。
ここから輪行してジェット船に乗って伊豆大島へ向かいます。
伊豆大島のいいところは自転車乗りにやさしいという所。
ロードの全日本選手権が行われたりもするくらい自転車に対して理解がある場所なんです。
ジェット船へは輪行バッグに入れることで片道1000円のアップチャージで乗せることが出来ます。
船の運賃は片道だいたい6000円くらい。
午前8時15分出発のこの日の一番早い時間帯の便で出航。
船でスタートって言うのはかなり旅感あって楽しいですね。
出航して1時間45分、午前10時に伊豆大島に到着。
到着したらすぐにバイクを組み立てます。
今回は海と言う事で釣りチームもいつもよりも気合が入っています。
夕飯のためにうまい魚を釣る。
そのための装備も抜かりない模様。
今回は女子の参加に加えて参加者も今までで一番多い10人。
フルパッキングしたバイクが10台も並ぶと壮観です。
この日到着した港は元町港。(その日によって異なります)
ルートは伊豆大島を時計回りにぐるりと回り南端の波浮港にあるトウシキキャンプ場目指すというものでスタート。
心配していた天気ですが雨どころかどんどん晴れてきて完璧な流れ。
伊豆大島は元町と岡田がある北西部が一番栄えているエリア。
このエリアを離れると補給できるスポットがほとんど無いためスタートしてすぐにその日の夜と翌朝の食材やパーティー用のビールなどを買出しします。
岡田を抜けると海が目の前に広がり一気にテンションが上がる。
晴れてきたし最高に気持ちいい。
もうちょっと進むと泉津の切通しと呼ばれるスポットに。
大きな岩が二つに割られた切通し。
そこに大きな木と苔が生える独特な風景な場所。
特に何があるわけではないんだけど不思議な雰囲気で感動しますね。
泉津の切通しを過ぎると少しずつだらだらとした上り坂が続いていきます。
この日の目的地の一つである裏砂漠はこの登りの先にあります。
荷物も重いから登りはちょっときついんだけどこの大人数だと常にくだらないことを喋りながら走るから不思議ときつくないんだよな。
ペースもゆっくりだし景色がいいとこでは止まりつつだしね。
そんなこんなしてるとあっという間に裏砂漠の入り口に。
この裏砂漠、日本で唯一の砂漠で知っている人には有名なスポットなんです。
(砂漠の定義は年間降雨量が250mm以下、または降雨量よりも蒸発量の方が多い砂や岩石の多い土地なんだそうな)
三原山裾野に広がる真っ黒な砂が広がる月面のような超ダイナミックな景色のある場所。
裏砂漠の入り口から砂漠が開けているスポットまでは自転車でも入っていけるのでここからは砂漠を進んでいきます。
ダートが何よりも大好物な僕達は砂漠に入った瞬間テンションが上がります。
車で踏み固められたダブルトラックがあるのでここを走れば気持ちよく走る事が出来ます。
そして登りきるとこの景色!
この異次元な景色。
一気にここまでの疲れなんかは吹き飛ぶほどに感動しました。
以前来た時は霧が凄すぎてまったく何も見えなかったので感動はなおさらでした。
これより先は車両立ち入り禁止だし(徒歩では三原山山頂までいけるそうです)目的地からもそれてしまうので休憩がてらこの砂漠でとりあえず遊ぶ!
ひとしきり遊び倒したらあとはキャンプ場のあるところまで気持ち良いダウンヒル。
下りきると筆島という不思議な形をした島が見下ろせる場所に。
この筆島っていうのは伊豆大島よりも歴史が古くてかつてあった火山が波によって浸食されてできた島なんだそうな。
火山の爆発で刺さった岩だと思ってたら違いました笑
筆島を過ぎて波浮港を抜ければこの日のゴールであるトウシキキャンプ場。
ゆっくり走って寄り道しまくったけど16時ごろ着と予定通り。
まずはささっとテントの設営を開始。
三原山が望める景色の良いキャンプ場で予約こそ必要ですが東京都が管理しているのでなんと無料。
シャワーなどは無いけど炊事棟も水場も完備ですばらしい。
テント設営後は焚き火用の流木を集めに行くチーム、料理を作り始めるチーム、そして新鮮な食材を仕留めに行く釣りチームに分かれて行動を開始。
得意のチリビーンズを仕込むマックス。
極上のタコスを作るナカジ。
気合の入る釣りチームのシュガメンとしんぺーちゃん。
こう思い思いに得意なスキルとか使って動いて楽しむのがこういうキャンプの醍醐味。
人数もいつもより多いし本当に楽しい時間です。
気になる釣りチームの釣果は!?
しんぺーちゃんカップルは残念ながらボウズ。(超悔しがってました)
そして釣り部キャプテンシュガメンは流石の上手さを見せて小さいけどカサゴを4尾ゲット!
普通にすごい!
写真が無いけどこの後捌いて特製のなめろうとアラ汁にしてくれたんだけどめちゃくちゃ美味しかった!
完全に日没した後は全員キャンプ場に戻り焚き火を囲みながら肉を焼き、ビールを飲んで尽きない話をする最高の時間。
パーティーは夜中まで続き笑い疲れてこの日は就寝。
そして翌朝は。。。
なんと天気の予報が大幅に外れて明け方から驚くほどの暴風雨!台風か!ってくらいの笑
この日はライド自体も短いし帰りの港まで行くだけなので雨が弱くなるまでゆっくりと朝を過ごす事にしました。
コーヒーをゆっくり飲んだり、料理を適当に作ったりと予定が変わっても天気が悪くても結局は楽しいのでOK。
豪雨は10時くらいに納まりお昼前には雨がやんでくれました。
そのタイミングを見て帰りのジェット船の出る岡田港へのライドをスタートしました。
帰りは行きのルートほどダイナミックではないんだけど1箇所だけ有名なスポットを通過。
バウムクーヘンなんて呼ばれている地層の断面がドーン!と広がるエリア。
ここはすごく有名なんで見たことある人も居るのでは?
天気が良ければ最高だったんだけどそれでも気持ちの良い道ですね。
ここからはまさかの豪雨再来で結局めちゃくちゃ濡れて岡田港に到着しました。
あらかじめ海パンとか濡れるの想定した装備だったので一発濡れちゃえば謎にテンション上がってきて意外と楽しかった。笑
到着後は行きと同じく輪行をして、ご飯を食べてジェット船に乗って竹芝へ帰還しました。
こんな感じで僕達は今年もSWIFT CAMPOUTを全開で楽しみました。
たった二日間だけだけど気の合う仲間とアドベンチャーする事が出来て本当に楽しかった。
今回は人生初キャンプの上馬店の谷さんが参加してくれたんだけど「めちゃくちゃ楽しい!」と事あるごとに言ってくれたのと初のバイクキャンピングに挑戦してくれた浅野さん夫妻とシュガメンも「楽しかった!」と言ってくれたのが本当に嬉しかった。
何事も一回目ってすごく重要だしこういう新しいものへチャレンジしてその後嵌るきっかけってのはやっぱり「楽しい」と思うこと。
そんな嵌るきっかけになるように色々とルートだったり裏砂漠のようなスポットとか組み込んで計画したのでその「楽しい」という言葉を聞けて何よりも嬉しかった。
今回参加してくれた皆さん本当にありがとう!
また皆で遊びに行きましょう!
あと今回の旅で再確認したのは伊豆大島の素晴らしさ。
車を使わなくて行けるし、自転車乗りに優しい島、ダイナミックな自然が沢山あって、食べ物も美味いし、今回は行かなかったけど良い温泉もある。
都内に住んでいて初めてバイクキャンピングをしてみたい、ちょっとしたアドベンチャーしてみたいな~なんて人にはぴったりの場所です。
だからと言っていろんなところに行った事がある人でも楽しめちゃうんだから凄い。
ぜひこの夏の伊豆大島に遊びに行ってみてはどうでしょう?
ルートやスポットについては色々アドバイスなど出来るので遠慮なく僕まで聞いてください~
この週末に全世界で行われたSWIFT CAMPOUTの様子はこのハッシュタグからチェックできるので是非ご覧ください!
僕達と同じく皆楽しい週末となっていたみたいですね!
写真はFlickrにもアップしてあるのでぜひこちらも!
◆Team Blue Lug’s Swift Campout 2017 Photos◆
行ったばかりだけどもう次のアドベンチャーしたくなってきたぜ!
次はどこに行こうかな?