どうも!ダンカンです!
アメリカンブランドだらけのBlue Lugでは珍しいFrom UKのバイクブランドSINGULAR CYCLES。
このブランドを取り扱うと聞いて一番に思い出したのはシングルスピード29erのこのフレーム。
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SINGULARといえばなエキセントリックBBにクロモリな細身な佇まいのフレームで、当時お客さんとして通ってたショップに置いてあって綺麗な作りが印象的でした。
*SINGULAR* peregrine (S)
そして今回組み付けさせていただいたフレームがperegrineというモデル。
ぱっと見はランドナーな雰囲気でラグ溶接に胴抜きペイントでクラシカルなのに、タイヤクリアランスは29×2.1” or 27.5×2.3”とワイドで、前後スルーアクスルにフラットマウントディスクブレーキと正真正銘のグラベルバイクなスペックを持ち合わせたモンスターバイク。
このチグハグ感がなんだか気になるとお選びいただきました。
オーダー内容も最優先はエキセントリックBBを使ってシングルスピードで!
シルバーパーツで組まれてる車体が多かったので、あえて黒系のパーツ中心に誰もやらなさそうなフラットバークロスのような感じでと、天邪鬼なオーダーでパーツ決めの段階でワクワクしていました。笑
シングルスピードなら割り切ってとスルーでディスクでシングル専用のニッチな規格を作る最高なブランドPAULのdisk word hub & disk F hub。
リムはSIM WORKS x VELOCITYのstandalone 001でより屈強なフレなんか出そうにない頑丈さとグレーのカラーが特徴的。
ハブ、スポークはシルバーで足回りは軽い印象になるように。
ハヤブサを意味するperegrineなんですけどねー、なんて言いながらstandaloneのトカゲマークに合わせてヘッドセットもトカゲマークのCANE CREEK 110にするこだわりです。
タイヤは太すぎず細すぎずな650x47BのTERAVAIL cannonball。
転がり良さとブロックのゴツい見た目のバランスがいい塩梅の優秀タイヤです。
ここもこだわりのコグはKUWAHARA diavolo free wheel。
108ノッチの強烈なラチェットサウンドはクセになります。
クランクはXMC triple crank setの3枚あるチェーンリング全て外してWOLF TOOTH drop stop chainringを使い1枚に。
参考までにギア比は42÷17Tで2.47。
街乗りでビュンビュン飛ばすのでなければちょうど良い重さ。
山道を走るとなると2.0付近まで下げても良さそうですな!
ブレーキキャリパーはPAUL klamper。
カチッとしたタッチの良さと制動力はワイヤー式のディスクとは思えないほどで、パッド位置とワイヤー調整のし易さはメカニックとしても嬉しいです。
ハンドルのHUNTER low rise barはバックスウィープ15度は手首に優しい持ち易さが◎
klamperのダイヤルと合わせたBROOKS cambium rubber gripのオレンジがアクセントになっています。
高価なパーツでバシッと決めすぎず、でも重要な部分にはしっかりいいパーツを使った緩急が丁度いいバランス。
もっと太いタイヤを入れたり、ラックやバッグを追加してのパッキングスタイルなどまだまだカスタムの余地を残しつつスッキリとしたクリーンな一台に仕上がりました。
SINGULARというブランドが気になった人はこのインタビューも必読で!
遅ばせながら僕も読んだんですがどんな人がどんな想いで作っているのかも分かるし、実はトラック競技をやっていたのにもビックリ!
ダートバイクが好きで競技もやるなんてシンパシーを感じてしまった。
SINGULAR気になるじゃないか。。