nbです。
日本の裏側で絶賛開催中のリオデジャネイロオリンピック。
皆さん観てますか?
僕は全然観れてません!
が急に観たくなっちゃうような話があったのでその事について書きます。
実は僕たちの大切な仲間であるPhil Wood & Co.が陰ながら今回リオデジャネイロオリンピックに出場するTeam USAをサポートしているんです。
Phil Wood&Co.がサポートしているのはTeam USAのトラック競技チームパシュートの女性チーム。
4年前のロンドンオリンピックで最悪のサポート体制の中、銀メダルを獲得すると言う快挙を成し遂げたチームであります。
この快挙を追ったドキュメンタリー映画”Personal Gold”という作品も作られBFFや各国で絶賛されている名作。
(本当に泣けるほど感動できる作品なので自転車に乗っている人には見て欲しい作品。この映画を観るチャンスがなんと今月末にあるので詳しくは後半に書きます!)
4年前の快挙、そして今年3月には初の世界選手権の優勝と以前のサポートとは異なり最高の体制で金メダルを目指すこととなった訳です。
コンマ数秒を競う競技であるため選手の能力はもちろんですが機材においても差が生まれてきます。
そこでチームパシュートに特化した最高のバイクの開発をこのリオデジャネイロオリンピックのためにFelt Bikesが行いました。
で、その完成したバイクが驚くほど特殊な仕様なんです。
なんとドライブトレインが左側に位置し(ほとんどのバイクは右側)フレーム設計も左右非対称というもの。
写真反転させたかのようですがこれがそのバイク。
これは室内の250mバンクで行うチームパシュート競技だからこそのデザインで、空気抵抗を極限まで減らし、バンクの下方向にドライブトレインが位置するため重心も安定するのだそうです。
250mバンクって400や333とはまったく異なり驚くほど角度がきつくて普通に足で立つのも難しいくらいなんです。
ほんと僅かな差ですが極限を競うレベルになると下に重量物であるドライブトレインを置くのは大きな影響なんだと思います。
トラックバイクだし逆側にドライブトレインを持って来てもさほど問題ないとぱっと見は感じると思いますがこれが結構面倒だったりします。
ドライブトレインを逆にしちゃうなんて奇特な事を実際にやったことのある人もそういないと思いますが(昔やりました僕)普通のハブを逆に付けただけだと右の場合と異なり進行方向に漕げば漕ぐほどコグが緩んできてしまうのです。
固定ギアならではの現象ですね。
加えてこのバイクはエアロ性能を高めるべくハブもフロントが70mm幅、リアが95mm幅という非常に特殊なオリジナル規格を採用しています。
そのためこのスペシャルバイクはホイールやハブも特別にデザインする必要がありました。
本番のレースに使われる決戦用のホイールはHED.社が担当。
Phil Woodはレースで最大限の力を発揮するための下支えとなる練習用ホイールに使われるハブ、コグ、ロックリングを彼女達のために作りました。
フロント70mm、リア95mmでレフトドライブのハブなんてどこにも存在しないし、オリンピック出場選手のパワーを受け止めるタフさと信頼性をを持つハブを柔軟に作ってくれるのはPhil Woodしかなかったんです。
Made In USAであるのもTeam USA的にはめちゃくちゃ重要ですね。
練習用ハブでは様々なギア比を試すため交換が通常のものに比べ効率の良く、レフトドライブでも緩むことのないWhite Industriesと同じスプライン形状を採用しています。
本番のレースではPhil Woodのハブを使ったホイールではないですがその素晴らしい走りを支えているのは間違いなくPhil Wood。
こういうの知ると熱くなりませんか?
僕はかなり熱くなります!
選手はもちろんいろんな人の情熱や信じられないほどの努力があった上で走っているっていうのを知るとより面白くなりますよね。
そんなことを思い浮かべながら是非レースを見たらより楽しくなると思います!
彼女達が走るチームパシュートのレースの予選は明日12日(金)4時19分から、そして順調に進めば決勝は14日(日)5時14分から。
テレビでの放映は恐らく無いですがストリーミングでは観れると思うので是非観てみてくださいね~。
Felt Bikesの動画ではPhil Woodのハブを使ったホイールでテストしている様子が観られます(1分25秒あたり)
最後に冒頭に書いたTeam USAのチームパシュート女性チームのドキュメンタリー映画”Personal Gold”の上映イベントについて書きます。
イベント名は”TRACK TOP TOKYO”
開催日は8月27日、28日。
このイベント唯の上映会にあらず。
TRACK TOP TOKYOという名のイベントでなんと普段は立ち入り禁止である品川埠頭にある超巨大倉庫内を使ってやるというもの。
倉庫でイベントってテンション上がるのは僕だけではないはず!
しかもその内部にはRed Bull Minidromeよろしくな小型木製バンクが特設されます。
そうです。倉庫内で自転車乗って遊べちゃうんです。
その木製バンクの中央にはDJがいかした音楽を大音量でかけていて、バイクポロのショーもあったり、おいしいフードにコーヒーもある。
そしてさらに重要な事です。
このクソ暑い真夏だけど倉庫内は冷房ガンガン効いてて涼しい中、映画も自転車も音楽もアートも楽しめるってとこ。
楽しそうでしょ?
このイベントにはLUG Hatagayaも出店予定でBlue Lugとしてもライドも企画予定です!
Team USAとPhil Woodの熱い関係を知ってしまったのでPhil Woodのハブや試乗できるバイクも用意しようかな?と検討しています!
僕らの他にも面白い出展者さんが多いので夏休みの最後にみんなで遊びましょう!
肝心な映画も先日試写で観させてもらったんですが本当に面白いのでお楽しみに!
チケットは下記のリンクから購入可能です~
TRACK TOP TOKYOの詳しい情報などは公式ページやインスタグラムに随時アップされているのでこちらも是非チェックしてみてくださいね。
■TRACK TOP TOKYOオフィシャルページ■
■TRACK TOP TOKYO Instagram■
HOLLA!