こんな事言ってたのが4年前になります。
2016年9月、幻のようなお店が幡ヶ谷店内に出来たあの時、BLUE LUGの旧倉庫から出てきた謎のハンドルから物語は始まりました。
その謎のハンドルの正体はまさかのWALDでした。あのバスケットのWALDです。
物珍しさとデッドストックという事に心ときめかせて、それは自分のコレクションとして1本だけ購入。特にハンドルを作ろうなんて思いも無く。
2017年、久しぶりに私物ジャンクボックスをゴソゴソしてこのハンドルを掘り出した時、bossからの提案でこういうの作ってみたら?という声が。
上がってきたファーストサンプル。出来上がった物体の大きさに多少不安になりながらも、この形で御願いをする事に。
2018年、NITTOさんにご依頼するも、なかなか満足の行く強度が出ぬまま悶々とした日々が続きました。
自分のRIVENDELLに装着した時、ますますこのハンドルへの可能性を感じるように。
世界には様々なハンドルは数あれど、ラフさと遊び心を持ったハンドルは本当に少ない。
このハンドルはそこに位置しているのかもと思いながら頂いたサンプルで遊びながら試す日々を。
2019年、
念願だった自分のSTEAM ROLLERのカスタムが出来た年。
あの1×1への憧れが爆発した結果生まれたあのバイクにもこのハンドルを装着していました。
…エモく書いていますが要するに僕、ライズしているハンドルが病的に好きなだけなのかも知れません。
そして2020年、
やっとお客様のもとへお届けできる事に。お待たせ致しました。
*NITTO* Hi-bar (steel gray)
見たまんまの形、めちゃめちゃアップポジションのライザーハンドルです。
緩やかなバックスイープに加え、少しやんちゃなアップスイープがこのハンドルのキモ。
手の納まりの良さに安心して貰えるとも思うし、
はたまたハンドルを引き上げたくなる様な、自分の秘めたる可能性を刺激する握り心地を感じる人もいると思います。
見ても握っても解ってもらえるであろうワクワク感はあなたを童心に戻してくれるはず。
(アンちゃんのブレーキレバーの握り方が独特。)
ガチガチなオフロードハンドルを作りたかったわけじゃ無く、
気軽に街中を流せる自転車で、でも少しの好奇心で土の上も走りたくなる様に。という感覚が近いかも知れません。
マッスルなオールドMTBっぽくもいいですが、僕的には昔のシュウインのクルーザーの様にも使って欲しい。
光り輝くHEAT TREATEDの文字。焼き入れのアルミ素材で強度も折り紙付きですが、気持ちの良いしなりがあります。
かなりアップライズなので、安心してこのハンドルをお使い頂くのに使用するステムは2ボルト以上のものが好ましいです。
Hi-barの名前の由来、駄洒落です笑
めちゃくちゃハイライズだから、顔馴染みの友達に手を振りやすいでしょ?say hi!!
そんなこんなでちょっと売れるか未知数なアイテムですが、何卒宜しくお願いします。
是非楽しんでお使いください!!
それでは。