わたくしマックス、Mod zero/モデルゼロ を手に入れました。

キャンプツーリングも野山で遊ぶのも往復18kmの通勤もできるバイクが欲しい。
という欲張りを叶えてくれました。BLACK MOUNTAIN CYCLESのモデルゼロ。

モンスタークロス(MTB並みに太いタイヤがはけるサイクロクロス車)のパイオニア的なBMCのマイクさんの考えるネオモンスタークロスはぶっといタイヤでもシャキッとしたフィーリングが楽しい遊べる通勤車になりました。

ハンドルはLow rise bar+バーエンドバー。 お気に入りのキャンプ場周辺に楽しい道を見つけたから、砂利道走り回った後にキャンプって遊びがしたかったのと、フロント側に積載だけで考えていたらか操縦性のいいライザーで。あとはポジションチェンジと上りが楽になる様にとバーエンド加えてと言う感じ。どうせ乗れば乗るほどセオリー通りのドロップに戻ってきたくなるだろうけど、まずはお試し。

27.5×2.3inchでニュートラルなハンドリングが印象的。ハンドルバーバッグ+パニアの重量物をぶら下げていても、フォークの捻れる感じが無くてとても良い。ピタッといきたい方向に向かってくれる。セグメンタルフォークと44mmヘッド、そしてトップチューブとダウンチューの両方にガッセトが入るもんだからフロントエンドの剛性は相当なもの。
それに加えて、フェンダーもラックも付けられるしダイナモ配線ガイドもドロッパーガイドもフォークとダウンチューブ下の3連ダボも。”あったらいい”は全部ついてる。27.5inchと700cコンパチだし、こりゃもう”思うままに遊んでください”とマイクさんに言われているようなもんです。冒頭に”通勤も”と書いたけど、たしかにそこそこ走るけど27.5×2.3インチのタイヤだとやっぱりお重いからしんどめではある。だからTerra Hardpack辺りの700cセミスリックにしておけば通勤も快適でしょう。山で遊ぶ用の27.5と通勤用700cでホイール用意できたら完璧っぽい。コンパチだからなせる技かも。

スペック以外にも”乗りたい”と思う色々なこと。
BMCと周辺や背景にはソウルクラフト、サルサ、チャーリーカンニガムなど、自分の好きや憧れのファクターがあり、その人たちとの交友や、影響を与え合っていただろうジオメトリー。様々なバイクジャンルを横断しながら実験と進化を推し進めた人達という尊敬。そういう背景が”乗りたい”の大半を占めています。

まあそんなことは知らずともいいし。一目見ただけで彼らの作るバイクはかっこいいし乗って楽しい。

所有する理由やきっかけはたくさんあるんだけど、決め手になったカラーとサイズのこと。
フレームの色はBMCのBLOGかIGでは恒例のPANTONE公開。黄色はわかるけど黄緑はどんな感じ、、?って印象だったけど、実物が予想以上で大トキメキ。マイクさん曰くGO GREENを選ぶ経緯は気まぐれ?だったみたいだけど、60年代のVWやPORSCHEが好きってことだから妙に納得なカラーでした。いうてもクセ強い色だと思うから多分この色はもう作んないんじゃないって無責任且つ勝手に妄想しています。もう一回作った時はしゃーないですけどね。マイクさんの気分なんで。
そしてサイズ。はじめBMCの取扱が決まって静かに燃えていたんだけど、MONSTER CROSSもMCDも乗れるサイズが無かったんですよね。悶々としました。それから数年経ち、今回の新作フレームから49アンダーを作ってくれると聞いて嬉しくてたまらなかたですね。届くまで全貌がわかって無いけど、購入をほぼ決意してた。僕はサイズ47。スタンドオーバーはギリなので44でもいいけどハンドリングを重視して47という選択でした。

最後に、BMCに乗るのは自分の自転車遍歴の答え合わせの様だったてこと。
ピスト一辺倒な十数年前、ネクストバイクは幼少期に好きだったマウンテンバイクがいいなーと漠然と調べだすとUSハンドメイドバイクの海原に。ひたすらにインターネットの画像を掘っていくと今は無きビシャスというビルダーの”MTBタイヤを履いたドロップハンドルのバイク”に衝撃を受けたんですよね。それがモンスタークロスというジャンルを知るきっかけでした。その時はどんな乗り物であるかよりも、ただただビジュアルに惚れてしまったのはお恥ずかしながら若気の至りですが、どうにか現行で再現できないかを考えました。そしてサーリーの1×1を組んだのでした。

シングルフレームなのにギアをつけたりインチアップしたり無茶苦茶しながら乗っていました。次に手に入れたMTBはCHRIS KINGが手掛けるフレームCieloの29erで、自分には少々大きすぎたけど走っていて最高に気持ちのいい自転車でした。コレを27.5にできたら…なんていう妄想やグッドフィーリングを思い出させてくれたのがMod Zeroで、数ヶ月乗りながら、ようやく理想のバイクに乗れているのかなあと考えたり。
モンスタークロスをはじめ、オフロードやツーリングへ誘ってくれたきっかけとなるシーンの中に実はマイクさん達がいて、今BMCに乗っているのも自分の好きが地続きになっていることにも気がつき嬉しくなるのでした。

自分語りが長すぎてアレなんでこの辺にして、パーツの詳細などは下のキャメラマンSupがキャノン砲で撮ってくれたかっこいい写真をご覧ください。写真クリックするとFlickrに飛べますどうぞ。

黒山、とても楽しいです。
*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod. zero (47)