100年以上、世界中で愛されるアメリカの老舗パーツメーカーWALD/ウォルドのWALD BASKET。自分も長らく愛用している大好きなバスケットです。
これにジャストフィットするトートバッグ、”MAX TOTE”を作ったのは2年前の8月9日(バッグの日)のこと。
生地資材に限りのあるリサイクル企画だったこともあり、ワンロット限りのリリースでした。

それから時を経て、誰もが忘れているだろう中でも多少の人が再販を希望してくれることが続いたり、なにより自分自身が気に入って使っているという事実があったので、これを機に定番としてリバイバルしてみようと試みました。
リバイバルといっても、実際は当時の生地、仕様を見直したアップデートバージョン。

生地には厳選した3種類を用意しました。

帆布モデルは希少な旧式シャトル機で高密に織られた9号帆布を使用。
自転車をおりてからも日常に溶けこむ素朴さ。気負わずに丸洗できるお手入れのしやすさが魅力です。洗い縮みもほぼありません。

ナイロンモデルは強靭な糸で織られたCordura®︎1680D Ballisticナイロンを使用。摩擦、引き裂き、軽さとバランスのとれたタフな素材。荷物の重い人、ハードな使い方をされる人へ。


メッシュモデルは保形性と撥水性の高いPVCコーティングされたメッシュを使用。底面にはCordura®︎1680D Ballisticナイロンで補強しています。水に強く、荷物の見通しが良いのでキャンプや海のギアの持ち運びに。


素材の他に細かなディテールの編集点は、口元のスナップボタンと、底面の補強のみ。両サイドのループは継続して残していますのでハードに乗る人はお手持ちのカラビナ(NiteIze S-bbiner #2)で連結してください。



サイズは137と139の2種類をご用意しました。



過剰なものが何もない”カゴ”という機能を全うするWALDに合わせる物だから、MAXトートも”気持ちの良いただのトートバッグ”であることを目指しています。

長く愛されるものというのは、時代性とかその人のタイミングで使わない時期も含むし、それでいても手放すという選択肢を与えない”もの”だと考えているんだけど、
現時点で自分が持っている”そういうもの”とは、最低限の利便性と気持ちの良い不便さという名のシンプルさを持ち合わせたプロダクトなのかなって、最近はそう思います。
例えばL.L.Beanのトートバッグとかね。いっそL.L.BeanでWALD専用トート作ってくれたらそれはもう最高ですね。誰かこの妄想願望を形にしてくれる人いませんか。

とはいえ、このMAXトートもそんなものと同じく、長く使ってもらえるバッグになっているかと思います。
自分は今回のアップデートでさらにお気に入りです。
皆さんもお気に入りになってくれたら嬉しいです。

発売は今週末からです。
どうぞよろしくお願いします。

8/13(土)12時〜 BLUE LUG3店舗で発売
8/14(日)19時〜 オンラインで発売予定