社会科見学の前日、泊まる予定のホステルに着いたのは22時過ぎ
チェックインを済ませてちょろちょろと流れるシャワーで冷える身体を温め、
12人1部屋の2段ベッドの上に横たわったのが0時をまわったくらい、、、
、、、
10分後、、、
まさかのここから両サイドのベッドのいびきのサウンドは、もうライブハウス。
ひざびさに音楽でもイヤホンで聴いて寝ようかと思ったら、僕のいびきがうるさすぎるのと勘違いしてか下に寝る外人さんからベットにキックのお見舞いのスタート。。。
や、ば、い、、、、と、、、でも寝るしかない。だって明日は6時には起きなくてはいけないのだから。。。
。。。
え?、、、今度は右足首を手で強く掴まれている。。。もちろんすぐに怖すぎて引き離したけど、もうここからは内心ホラー映画。
たのむから朝まで生きてくれと願いながら。泣笑
そんな思い出に残る、ひさびさにオールをして迎えた当日の朝でした。
(工場の入り口)
ほんとーにただの思いつきで、超超急遽だったんですがイギリスに遊びに行ってきました!!!
なんとな〜く、BROOKSの工場もあるし!!見れるんだったら、ヨーロッパ行ったことないし行ってみたいなってのがはじまりで。
(わがままな無茶振りを通して頂いた、BROOKS代理店である松野さん&中里さんこの場をかりて改めて本当にありがとうございました!!!!!!)
ということで、本日はそんな一睡もせずに迎えてしまった
「大人の社会科見学(贅沢) BROOKS編」の一部始終をお届けしたいと思います。
まずは皮を持ってくるところから。
(ちなみにこの日は毎週なのかはわかりませんが、土日のお休み前の金曜日!だから早く来て早く帰ろうDAYらしく、工場のスタートはAM7:30〜途中休憩を挟んでPM13:00には終わる日でした。)
歩きながら、そして裏、表の傷を見渡して、、、
(傷があればチェックをつけて、そこは除くように。)
強力な型取り機械で、上からプシュッと。
出来上がったのがこちら
本当にシンプルですが、ここがあの座る部分のほんとにほんとの最初のスタート
ここからバトンタッチして、各部署を通してサドルは出来上がっていくのです。
さてお次は?わかります?
答えは、 サドルのレールになる部分。
渦上のなが〜いコイルから、1本1本この様に切り取られるところからこの工場でスタートしています。
お兄さんが1個ずつ、プレス機にかけていき
後ろ部分が少しまた広がり次の工程へ。
お隣では、別のスタッフが他のパーツの穴あけを。
これだけだと、どの部分かちょっとわかりにくいかもですが、、、
この別々の2つをアゥツアツの熱でくっつけると、、、(写真で赤くなっているところ。)
湯気だって出来たてホヤホヤなのがコチラ。
サドルのレールの基本中の基本となる底の部分になります。
さて皮の方に戻りまして、、、
ガチャーーーーン!!!!と上からプレスされ、余分な皮を切り取られて
もちろん1つ1つ丁寧にチェックされた上で、窯へ入れらる前のスタンバイ
窯で完全に形になったあとは、また1つ1つ切り落とした部分をヤスリにかけていきます。
途中の工場内、、、
おそらく品番ことに入れ替えて使う機械なのかな?と見たことある名前だったり
BROOKSユーザーなら間違えなく見たことあるでしょう。サイドの印章までもが、横並びに。
その他にも写真はないんですが、作る上で使う工場内の機材の手直しまでを自社内で行っているのにはsince1866と積み重なる歴史を感じます。
作業の続きにもどります。
レールをしっかりシートポストのサイズになっているか確認を行いつつ、バネ付きサドルも1つ1つネジを組み合わせて
またタイプ別のモノも♩♩この方はアッセンブルの職人さん
丁寧に、ただスピード早くあっという間に形になっていきます。
そして、そして、最終工程へ
今回は通常のスタンダードモデルはなく、スペシャルモデルを。
窯で上がったサドルに、プシュッ!!と銅のリベットを打つための穴あけから
次に、サイドの皮をナイフで丁寧に切り落としていきます
そして、リベットを仮で入れた状態がこちら
オンラインストアにとんで見てもらうと一目瞭然かと思いますが、通常のいわゆるシルバーのリベットは機械で打ち込むだけのタイプ
(といってもそれも決して簡単そうではなかったです。)
と、こっちの銅のリベットのタイプ。
こっちの銅のリベットのタイプは通常のと比べて格段手間暇がかかってしまうので、1個作る間に通常モデルが25個出来るくらいのスピードなんだとか。
実際にこちらが叩いている様子で、まさに職人さんだから成せる技。
現在、この工程を担っているのも写真の2人だけでそっから世界各地の人が使っていると考えると感慨深い。すごい。
最後の最後に、、、
めちゃ寒いのにタンクトップで笑顔が似合うこの素敵なおばさんお姉さん。
タイラップを止めて、ニッパで切って
箱の作成から、箱詰めまでもがこの工場内で最後の最後まで行われているのが今日のBROOKS
正直もっともっと機械が並び、人の手はあまり使わず出来上がるのかと予想していました。
が実際そこは全く違い。少しずつ作業を進化させながらも手間暇惜しまず、1つ1つ工場内で工程をリレー形式でバトンタッチしながら出来上がっていくからこそ、日々僕たちのお店でも働いているスタッフはもちろん。多くのお客様に「やっぱりBROOKSつけたいな〜」と思わせてしまうチカラがあるんじゃないかと、いま振り返ると感じます。
いや〜、もうちょっと日々使っているFLYERを大切にメンテナンスしてあげないとこりゃバチあたるなと感じてしまったのも、さらに正直なところ。(苦笑)
そんな感じでクリスマスもいよいよ突入!&年越しもカウントダウンスタート!
急ピッチでカスタムや修理のお預かりも進めていますのでお待たせしてしまっている方もうじばしお時間を!
(ToT)ゞ スンマセン
以上、チューヤンでしたっ〆