まずは業務連絡を。

 

引き続き、
幡ヶ谷店はその月の第一、第三火曜日と毎週水曜日を定休日とし、
上馬店は毎週火曜日、水曜日を定休日、
代々木公園店は毎週火曜日、木曜日を定休日でお休みとさせて頂きます。

なので、明日の9月1日(火)は全店休業日となりますのでご注意を。

火曜日に関しては定休日(作業日)としてますがスタッフは店内で作業してますのでお急ぎの修理とかであれば出来る限りご対応しますのでお気兼ねなく。

まだまだ頂いてる作業でパンパンの状態が続いています。
その作業の消化に勤めさせて頂きますので何卒ご理解ほど宜しくお願い致します。

 

 

 

 

覚えてますでしょうか。このブログ

*GEEKHOUSE* mudville (S)

そう、僕が担当させて頂いた*GEEKHOUSE* mudville frame setのカスタムビルド。

本日はこの車体がさらにバージョンアップしたのでそれをご紹介させて頂きます。

 

 

 

こちらが入院当時の状態。

 

覚えておいてくださいね。いきます。

 

 

 

え??って思いません?
ちゃんと同じフレームで間違いありません。

有難いことに納車して以来大切にガッシガシ乗っていただいて良い感じに傷がついたりと良く乗るが故の更なるグレードアップのタイミングでリペイントのご依頼でした。

リペイントの作業は正直あまり多い作業内容ではありません。
というのも新品の状態からの上塗り(いわゆるSURLYなど組み立てる前の塗装)は傷や塗装の欠けがないから綺麗に上塗り塗装が出来るのですが、ひとたび乗られたフレームに関してはどうしても組付け傷やガードレールに立てかけた時についてしまった傷などがついてしまっているものです。
その状態だとどうしたって綺麗に塗装ができません。
なので一度古い塗膜を落とす、剥離という作業が必要になります。
その剥離をする為にはパーツが一つも付いていない状態、フレームだけの状態にします。

そうなるとどうしても費用が掛かってしまうのです。

 

 

ただクロモリ(鉄)のフレームって紫外線で劣化したりしないし、振動吸収性が良いもんだからクラックとかも入りにくかったり、よっぽどでなければフレームの修正が効きやすかったりと長く乗れる要素が多いです。
しかもハンドメイドのフレームってなると何が何でも一生乗りたい、そんな魅力もある。
だからこそ思い切ったことに踏み切れるものです。

しかも今回はコンポーネントのグレードを1段階アップさせるという特別版。

 

それでは細かく見て頂きましょう。

 

 

先程もお伝えしたようにコンポーネントは丸っと全部交換!!
SRAM Rival から SRAM Forceにグレードアップです。
クランクはForceでいきなりカーボンクランクでかなり軽量化。
更には歯数が50T仕様になりシクロクロス仕様からもうちょい重いギアよりのセッティングになってます。

またスプロケットもクロスレシオ化したことでブラックのスプロケからシルバーのスプロケに。
ブラックのスプロケからシルバーのスプロケになるだけで大分印象が変わります。

もちろんキャリパーもレバーもForceに変更。
Forceからレバーやらなんやらがカーボン仕様になって軽量になります。
油圧ブレーキなのでブリーディングは必須。
最初の作業がちょっと時間がかかるけどそれさえばっちりやればその後のブレーキのタッチや制動力がバツグンです。

(ブリーディングのあのエアーが出てくる様が意外と好きです。)

 

 

 

 

他のブラックだったパーツ類もNewカラーに合わしてシルバーで新調。
ステムは僕も大好きアメリカはカリフォルニア州チコから、*PAUL* boxcar stemのシルバーを。

アルミを削り出して作られているこのステム。
ステムでこの重量帯では考えられないくらいのありえんタフさがこのステムの売り。
タフさもそうだけど精度。これがすごいです。精度故のタフさっていうのもありますね。

 

そしてシートポストは同じく削り出しだけど、軽さに極振りしたといわんばかりの*THOMSON* masterpiece seatpostを。
内側を見ればその秘密はすぐにわかります。

通常のeliteの物より持った瞬間分かるくらい軽量な仕上がりです。

 

そして、ペダリングの要、漕ぎ心地に直結のパーツ。ボトムブラケット(通称BB)はPAULと同じくカリフォルニア州はサンノゼの*PHILWOOD* outboard bottom bracketをここだけ差し色気分でカラーものを。
フレームカラーとの相性は120点です。

スムーズな回転に加え高耐久ですから言うことなしです。かっこいい。

 

 

 

 

自転車の顔とも言える部分のバーテープはお任せスタイルで。今回は*MASH* X-grid bar tape + end plug setをチョイスさせて頂きました。
まとまりのあるパーツ構成に、雰囲気のあるフレームカラーにスポット的にこういうちょっとヤンチャな印象を与えるものがハマると一気にかっこよさ増す・・・。
我ながら良いチョイスしたんじゃないかなと褒めております。

 

 

ちらりと見えるCOOK PAINT WORKSのロゴ。今野さんには多少無理をして頂いたので今度餃子をご馳走しなくては。

 

 

 

 

以上、今回はハンドメイドフレームのリペイントおよびカスタムのご紹介でした。
カラーを決めるのってすごい勇気がいるし、めちゃくちゃ悩むけどそこが楽しいところです。なかなかそんな悩み抱えるチャンスないから目一杯楽しむべきですね。
ドキドキハラハラのいい緊張感に包まれながら良い刺激を頂けました。メカニック冥利ですね。

 

 

 

それでは、(次回のYOUTUBE LIVEが楽しみ)シャミセンでした~