nbです。
昨日今日と連投してますが、今日書かなければいけない重要な事があるんです。
僕がゼロからデザインしたハンドルバーが遂に完成し入荷したのです!

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MTBでのトレイルライドからFixed Gearでのストリートライディングまであらゆるスタイルで遊び倒せる楽しくカッコいいハンドル。
そんなのを目指して作りました。

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10年そこそこですが、MASH SFの10年前のムービーに衝撃を受けFixed Gear Bikeでのストリートライドから始まり、FGFS、BMXにMTB、シクロクロス、ロードバイクとあらゆるジャンルのバイクを乗り倒してきました。
特にシクロクロスとの出会いがMASH SF以降、最も衝撃を受け、土の上を走ることに目覚めてからはシクロクロスにMTBとどっぷりと土系にハマる事に。
あまりレースには興味がないんですがシクロクロスだけは別でシクロクロスでは2015年までC1で走り2014年は全日本選手権にも出場、野辺山シクロクロス2014のシングルスピード選手権では準優勝などBlue Lugでもまあまあ走れる男だと思っています。
僕よりも凄い人は沢山いますが光栄なことにこれまでの経験と遊びを元にハンドルバーを日東さんと作らせてもらいました。

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この”FOR SHRED BAR”の作るきっかけは昨年公開されたMASH SF 2015のDylan Buffingtonのパートに他なりません。
CINELLI MASH PARALLAXにTHOMSONの幅広ライザーバーを装着しストリートをSHREDする様はとにかくカッコよく本当に衝撃でした。

このDylanのパートに分かりやすくヤラレた自分は勢いで自分のバイクにもTHOMSONの幅広ライザーバーを取り付けてみるのですが
見た目は良いが握り心地がまったく好みではなかったのです。
それで他のメーカーを探しみるも低めのライズで気に入るものが全く無い。
じゃあいっその事自分で完璧なものを作ってしまおう!という流れ。

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最高のバーを作る!となってからはあらゆるメーカーのハンドルバーの数値を検証し、最高にカッコよく、握り心地とコントロール性の高さのバランスの取れた数値を弾き出します。
自分の好みというのももちろん入っていますができるだけニュートラル、みんなが使いやすいように。
そうして生まれたのがこの数値。
25mmという絶妙の高さのライズ、6度のアップスウィープ、僅かに手前に戻る3度のバックスウィープ。
数値だけで言うとよくある感じではありますが肝は6度のアップスウィープ。
ステムに取り付けた際に少し寝かし目にセッティングすることで気持ち良いほどに手に馴染む角度となり高いコントロール性を実現しています。

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そして完成したサンプルをMTBに取り付け様々なトレイルでテストを重ねました。
MTBで調子良ければストリートライドでも間違いなく調子良い。
そう考えMTBライドに明け暮れました。

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まず装着し最初のトレイルライドした時は本当に感動するほどに気持ちが良かった。
取り付ける以前はENVEのカーボンライザーバーを装着していましたがこれよりも遥かに重いこの日東のFOR SHRED BARに交換したはずなのにハンドリングが格段に軽くなり狙ったラインがバシバシ決まるコントロール性の高さ。
これには本当に驚きました。
おいおい、コレは凄いハンドル作っちゃったかもしれないぞ。。。なんて思いテンションが上がりました。
最初は自分で作った思い入れも大いにあるのでそれから半年近くあらゆるトレイルでじっくりとテスト。
乗り込んだ結果その感覚は決して間違いでは無かったと確信しこのハンドルバーは完成しました。

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“FOR SHRED BAR”
“SHRED”という言葉は切り裂くという意味ですが、スノーボード発祥のスラングでストリートやMTBでトレイルを攻める時にも使われる言葉。
MASH SFクルーのCHASとかもよく使う言葉ですね。
このバーを使ってストリートライディングやトレイルライディングを楽しんでほしいという思いから”FOR SHRED BAR”と名付けました。

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ハンドルに使用している素材は焼入れの施されたNITTOで最強の強度を誇るアルミパイプ。
MTBダウンヒルにも耐えうる高い耐久性を持っています。
その分、重量がありますがトレイルライドやストリートライドでは軽さよりも信頼性の高さが重要でしょう。

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ハンドル幅は650mmと750mmの2種類の設定があり650mmは独自に算出した黄金比でありピストにノーカットでつけると今旬なMASH SFクルーのDylan Buffingtonのバイクのように美しく決まります。(もちろん他の車種でもバッチリ)

↓これは650mmをノーカットでつけたイメージ。NewBaum’sのコットンバーテープとの組み合わせは鉄板ですね。
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750mm幅はMTBでのトレイルライドを楽しむ人に向けたサイズで両サイドに10mm刻みでカットラインが入りお好みのサイズにカットして装着することが出来ます。(ノーカットでももちろんOK!)

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↓僕は750mm幅をノーカットで自分のMTBに付けています。
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ロゴはシンプルにNITTOの文字のみ。
やっぱり無駄なものを一切入れないシンプルなのが一番カッコいい。

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プライス、デザイン、ルックス、コントロール性の全てが高次元にバランスされたハンドルだと思っています。
手前味噌ながらも凄く良いハンドルが出来たと自信を持って言えますので是非手にとってもらえたら嬉しいです!

これからの季節はトレイルライドに、ストリートライドどちらも最高の季節になるので是非このバーを相棒に装着しSHREDしに行ってください!

HOLLA!

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