唐突ですがフレームを企画させて貰いました。

きっかけになる事柄は多々あったんですが話すと長くなりそうなのでそれはまた別の機会にまとめてみようと思います。

多分言い始めてから3~4年掛かりました。
フレームを作るってこんなに大変なんだと肌で感じる事が出来ましたし、取り扱いのある全てのバイクブランドへのリスペクトが深くなった期間でもありました。

とはいえ、僕はジオメトリーやフレーム設計に関しては素人なので仲良くさせて頂いてるRew10 Worksさんに図面を引いて貰いました。

隆天會

Rew10 worksさんの池田さんが作るバイクに絶対的信頼を感じていたのでお願いしました。

・「普段の移動が快適で楽しくなるバイク」
・「僕の好きなランドナーバイクのニュアンス」
・「組む時に困らない各パーツの規格」
・「小柄な方にも乗ってもらえるサイズ展開」

など要望を伝えました。
出来上がったサンプルフレームを試乗して修正を加え無事に量産となりました。

台湾製ってのも僕としては大事な要素でした。
自分の理想などをぶつけるならハンドメイドが最高峰だと思いますし、僕自身ハンドメイドバイクが好きですが手頃で多くの方に届いて欲しいと思ったので実現出来た事がまず嬉しい。

以下はサンプルフレームのビルド写真です。

*DODO*

*DODO*

このバイクは特別ではありません。
特別ではありませんが日常に自転車をプラスしたいと思ってる方の良い選択肢の一つに加えて欲しいです。
速く走る為のバイクでも無ければ、沢山の荷物を積んでオフロードへの冒険に出かける様なバイクでもありません。
日常を”ちょっと豊かにする”を目的にしたバイクです。
数ある移動手段がある中で自転車を選んで期待してくださる方に応えられるフレームを作りたかったのです。

*DODO*

*DODO*

バックスイープの利いたハンドルとの相性が良い様にして貰ったジオメトリー。
毎日乗ってもしんどくならない。そんなバイクを目指しました。

*DODO*

*DODO*

僕の好みでもある「ランドナー」的要素も加えてるのでドロップハンドルもサマになるように。
とはいえレースバイクの様な極端な前傾姿勢になる必要はありません。
このバイクはCookの今野さんによるサンプルフレームのビルドですが流石ですね。
ドロップハンドルにバスケットなんてのもおすすめです。

*DODO*

*DODO*

*DODO*

多少の意匠は心を満たしてくれます。
やりすぎは持ち主よりバイクが目立ってしまいます。塩梅が大切ですね。

*DODO*

*DODO*

*DODO*

通勤や通学や休日のお買い物に行く為に必要以上の装備は要りません。フロントにバッグやバスケットを取り付けられたら充分です。
毎日乗っていれば雨の日だってあるでしょう。フェンダーダボは備えてます。
必要な方は付けたら良いし、必要じゃなければ無くったって良いです。

沢山のダボがあれば想像は湧いてきますが多くの方は持て余してしまいます。
必要最低限で見た目もスッキリ。

*DODO*

スタンドがあっても良いですね。バイクがお行儀良く立ってくれますから。
アパートの駐輪場にだって停められます。

*DODO*

*DODO*

*DODO*

リムブレーキやクイックリリースのハブはコストに優れています。また古くなってしまって出番の無くなってしまったパーツに光を与えられるかも知れません。
安全面に考慮さえすればユーズドパーツを探してくるのも良いかも知れません。

*DODO*

より多くの方に届くように小さめなフレームサイズも。
小柄な女性にも楽しんで貰える様にフレームサイズを用意したのもこのフレームの裏テーマだったりします。

*DODO*

見る人にとっては退屈なバイクに見えるかもしれません。
ですが違う人からしたら丁度良い。そんなバイクだと思います。

皆さんにはどう映りましたか?

フレームの名前は“DODO(ドードー)”と名付けました。

絶滅した「ドードー鳥」から取りました。ドードー鳥は飛べない鳥だったそうです。今回のフレームにピッタリだと思いました。
また、食肉用として人や家畜に乱獲された事(実は美味しくないらしい)で絶滅に向かったそうで、リムブレーキやクイックリリースなどバイクの規格進化によって絶滅危惧な旧い規格を採用した所も重ねたりしてます。
まあ、あとは呼んだ感じが可愛かったので。ドードー。

もう少しで正式にご紹介出来ると思います。
僕自身、到着が楽しみです。

気にかけてくれる方が少しでもいらっしゃったら僕は幸せ者です。
お気軽にお問い合わせください。

何卒。