今週もやって参りました幡ヶ谷店の「いま」をできるだけ常温でお持ち帰り頂くこのコーナー。
自転車にとって必要なものとして「ノリ」や「バイブス」「グルーヴ」などが挙げられますが
なかでも重要なのが「ボルテージ」。是非熱々のうちにお召し上がりを。冷めないうちに。
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*FAIRWEATHER* track complete bike
どこか気だるげなグレーブルーがこのフレームのプレーンなイメージに思いもよらずマッチするナイスカラーリング。
パーツ構成やシルバーの配分など、フレームカラーの特性をしっかりと見抜いた上手な采配。実用的でリーズナブルなパーツチョイスが印象的です。そして鉄板中の鉄板“NITTO”RB001とFW TRACKの相性はいつ見ても最高。絶妙に肩の下がったラインは握り心地もさることながら、正面から見たルックスが至高です。ガチ過ぎない、非競技向けブルホーンバーをお探しの方は是非チェックを。
そしてよく見るとリアホイールの逆ドライブにはフィックスコグがスタンバイ。ひとまずフリーギアに慣れたら固定に移す予定なのでしょういか。。オーナー様の今後の動向が気になります。期待大。
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*SURLY*cross×check complete bike
セオリーの様でいて、実際試すと案外難しことが分かってしまうパーツ選択”オールブラック”のレベルの高さ。
そんな中今回のクロスチェックは大成功な好例でしょう。綺麗なブラックアルマイトが特徴のニットーハンドルb354 + ニットーステムMT-31ニットースペーサー の三連ラインはいつだってワンセット。クロモリパイプの魅力の一つ「線の細さ」を最大限に引き出す効果的方法です。いかにも屈強そうなBLACK BURNのリアラックは、ちょっと無骨なサーリーバイクにうってつけのオプション。通勤通学なんのその、ロングライドにバイクキャンプ、様々なシーンで活躍してくれる非常に頼りがいある存在。サーリーの中でも少し異色なクロスチェックはロード、MTBハブどちらにも対応しています。ちなみに今回はMTB用をチョイス。バイクの印象を元気な方向に、非オンロード寄りに持って行きたい場合はこちらの方が気分出る。のかも。ご参考まで。
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*SURLY*longhaultrucker complete bike
オーナー様の自転車”愛”を通り越しちゃった感あるこだわりのパーツチョイス。シュミットダイナモハブ & ライトに始まりフィルウッドハブ、ホワイトクランク、 ニットーラックに、スイフトバッグのコンボetc、、やりたいことをほぼ完遂しちゃってるのはまことに羨ましい限り。ちなみにこちらは26インチのLHTフレームに650Bのタイヤを履かせたカスタム。インチアップすることで新しい乗り味を手にいれることもできます。ブレーキ位置が変わっちゃうんじゃない??という素朴な疑問も*PAUL* motolite V-brake を使えば万事解決。リアメカやブレーキレバーの選び方など、コリコリになりすぎない上手い気の抜き方が憎いです。是非お手本にして貰いたいカスタム。
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*CINELLI* mash work complete bike
先日行われたMASH JAPAN PREMIERE上映会。のプレイベント会場でこっそり展示されていた、ブルーラグのコンセプトバイクとも言えるカスタムWORK。会場に居たMASHクルー全員からフレームに直筆サインを頂戴しちゃったというスペシャル仕様(詳細はリンク先で)。高精度なマシニングが素晴らしいAARNチェンリング&PAULブレーキ、史上最強にタフなPHILラージトラックハブ等々、小手先に頼らない直球勝負の全力投球。反撃の余地を与えない畳み掛け。
オーナー様には、時を追うごとに表情を変えるロウカラーの経年変化を楽しみつつも、そんなの関係なくなってくるくらいゴリゴリに乗り倒して貰いたいです。そうしてこそコイツ本来の持ち味ってやつが出てくると思います。”WORK”感ってヤツが。

一からパーツを選び、あなたが思うように組み合わせていくのがカスタムビルド。とは言いつつも、自由度が高すぎる故に何から初めていいのかさっぱり分からない、ひとつ決める度に立ち止まってしまう。大いに結構。理想の(時に予算の関係で理想には届かないこともあるだろうけど)バイクを組み上げて実際に乗って楽しむ。それは超超楽しいことですが、完成までの長いプロセスを楽しむのもカスタムビルドの醍醐味。たかがステム、たかがサドル一個にああじゃないこうじゃない言いながら考えをめぐらせる。超有意義。なんて素敵な時間。
そう考えて貰えると、少々長めの納期も結構いい感じに楽しめると思います(決して手前味噌じゃないよ)。
考えようによっては自分の分身とも言える存在「カスタムバイク」。
我が子の行く末を思うなら、急がば回れでどうぞ♪

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