nbです。
オースティン旅行記最終章です。
土曜日、早く起きるつもりが気が付くとお昼前。
昨日飲み過ぎたのか、時差ボケと連日のパーティー疲れなのか、、、
まあその全部だと思います。
そしてこの日は雨。
午後はゆっくりして明日の全米選手権のメインレース観戦にアフターパーティーなどに向けて備えたい所ではあるけどこの日にも重要なレースがあるのでした。
それはステイさせてもらっているTomii CyclesのNaoさんの息子Fugoの出場するキッズレースの応援。
出たくないと嫌がるFugoを連れ全米選手権会場へ笑
雨だし寒いしテンションだだ下がりだったけどスタートラインヘ立つとちょっとやる気になったのか顔つきが変る。
最前列で良いスタートを切ったので何とホールショット!
いいぞ!Fugo!
その後は少し後退してしまったけど全力で走る姿は熱かった!
レース後聞いたらつまらなかったとか言ってたけど実はそうでもなかったんじゃないかな?
参加賞でもらったメダルめっちゃ自慢してきたしね笑
ちなみにこのキッズレースは専用のコースが設営されていたんですが超本格的なコースでびっくり。
運営もとてもしっかりしているし参加者もかなり多いくメイン会場と張るくらい盛り上がっていました。
メイン会場の方もこの日はすべてジュニアレースで子供達の育成に対する意識の高さには感動しました。
良いレースも見れてこの後は帰宅しゆっくりしていました。
翌日曜日。
いよいよ待ちに待ったシクロクロス全米選手権のエリートレースの日。
そうこのレースを見るためにオースティンに来たのです。
エリートレースは午後14時過ぎくらいだったので午前中はIcarus Framesの工房へ遊びに行ってから会場へ行くことにしました。
途中でクリークに立ち寄りつつビルダーのIanの自宅兼工房へ。
デンバーで会った以来なので約2年ぶりの再会です。
今はモーターサイクルにかなりハマっているようで自分で作った愛車を見せてもらいました。
これがめちゃくちゃカッコ良かった。
自転車も沢山作っている様子で合い間を縫ってモーターサイクルのカスタムをしているみたいです。
製作途中のバイクもやばかった。
家の中も超良い雰囲気でもうなんというかIanはセンスの塊のような人で相変わらず何から何までかっこよかった。
工房の様子などはまた改めて書きたいと思います。
じっくりと話をさせてもらってランチでも食べて会場に向かおうと思った所でIanからまさかの情報が。
「シクロクロス全米選手権のエリートレースがキャンセルされたらしい」
え?
嘘でしょ?こんなベストコンディションでシクロクロスレースやらないなんて意味分からない!
と思いiPhoneでSNS系を調べまくるも情報が錯綜していて状況が全然つかめない。
一つ確実なのはオフィシャルで中止という事は確かであるという事だけ。
※後日分かったことだけどレースのキャンセルの理由は公園の木々などが破壊されたのが理由との事。
日本などではあまり考えられないけどテキサスなどは気候的に木がとても弱いらしくちょっとでも傷つくと死んでしまうそうで公園の管理者や市はとても神経質なんだそうです。
まあシクロクロスレース開催するっていう時点である程度は分かっていたと思うけど予想以上だったようです。
とりあえず翌日に延期するということが判明し、がっくりしながらランチに行きました。
がっくりしていた気持ちもランチで食べたベトナムサンドイッチの美味しさで吹き飛ぶ単純な俺。
お腹を満たして一度帰宅すると新たな情報が。
いきなりのレースキャンセルはあたりまえにみんな大ブーイング。
せっかくこの為に全米からオースティンまで楽しみに来ているんだもんね。
不満たっぷりのそんな中、The RadavistのJohn Prollyが木曜夜に開催したCrash Nationalsを夕方からやるからみんなレースしようぜ!と。
熱いぜJohn!
Meet at the CRASH NATIONALS COURSE AT 4pm – meet at Roy G Pavilion. @manualforspeed @Speedvagen_PDX @timjohnsoncx
http://t.co/fvV8q9DrSi
— the Radavist (@TheRadavist) January 11, 2015
俺もレース出るか!とも思ったけど写真を撮りたかったので機材を準備して自転車で会場へ。
すでにかなりの人数が集まっていて良い雰囲気。
トップレーサーからローカルライダーまでごちゃまぜで走るカオスなレースは見ていて最高に楽しかった!
コース脇からは観客からレーサーへビールやピザにフライドチキンまでもが差し出され、ヤジも飛び交い最高のパーティー。
走るレーサーも最高の笑顔。
オフィシャルなレースも面白いけど、まさかの事態でこういうグラスルーツなレースも肌で感じられたのはある意味ラッキーかも。
どんな状況でも全開で遊んでやろうというアメリカ人の姿勢はいつも自分に影響を与えてくれます。
それを肌で感じられたんだからもうビッシビシきますね!
最高。
レース観戦後はTeam Super Awesomeの開催するアフターパーティーへ。
本来ならばオフィシャルレースのアフターパーティーなんですがそんなのは関係なく大勢が集まっていました。
ここで地味に楽しみにしていたのは会場がAustin beer worksのブルワリーだってこと。
と言うわけでご機嫌なビアとピザを堪能しまくり、いろんな人たちと話をしてこの日も濃すぎる1日となりました。
(ブルワリー内部にはステージがありローカルのバンドがいつも演奏しているらしい。流石音楽の街!そして普通にカッコいいので見入ってしまうくらい)
翌朝はTeam Yacht ClubのJackとJoleneとライドする約束をしていたので7時に待ち合わせ場所のBrew&Brewへ。
軽く朝食を済ませたらいざライドへ。
サウスエリアに景色の良い場所とトレイルがあるとのことで連れて行ってもらいました。
なんというかこのアメリカ来たぜ感ある真っ直ぐな道を自分のバイクで、そして新しい友達と走るってのは本当に嬉しいものですね。
ほどなくしてMckenny Falls state parkという場所に到着。
公園内部のトレイルは超粘土質な泥で大変だったけどめっちゃ楽しかった!
途中には大昔の家の跡とかも。
そして見せたかったと言う滝に連れて行ってもらいました。
すごい!
日本には無い景色は感動しますね!
今は水が多いけど夏場は滝の上も自転車で渡れるんだとか。
そしてもちろん下に飛び込むんだって!
超楽しそう!
そんな感じでその後もいろんな話をしながらグラベルを楽しみました。
Jack&Jolene本当にありがとう!
そして結婚おめでとう!!!!
ほんと最高の2人です。また会いに行くぜ!
そしていよいよメインイベントの全米選手権の観戦へ
流石に月曜日まで滞在している人は多くはなく会場はちょっとだけ少し寂しい感じもしましたがエリートレースを待ち望んだ熱い人達が沢山。
まずは女子のエリートレースから。
女子は序盤から圧倒的な走りを見せたKatie Comptonが優勝。
あの力強い走りはしびれるほどカッコよかった。
そしてメインレースの男子エリート。
序盤は予想通りJeremy PowersとJonathan Pageの2人の熾烈なトップ争い。
3周目くらいでJeremy Powersが一気に差を付けこれが決定打となりぶっちぎりの優勝。
完璧なレース運びに感動。
Jeremy Powersもカッコよかったけど、このエリートレースの中で一番ブッ刺さったのはRichard SachsのDan Timmerman。
周りはほぼ全てフルカーボンフレームで走る中、オールドスクールな1インチのラグドスティールバイクを駆り5位入賞。
これは震えるほどカッコよかった。
レジェンドビルダーRichard Sachsのチームがカッコいいと聞いていたけど紛れもない事実でした。
彼らの走るNew Englandでのレースも見てみたいぜ!
とまあそんな感じで楽しみにしていたシクロクロス全米選手権も色々ありましたがたっぷり堪能する事ができました。
唯一問題を挙げるとするならば月曜にアフターパーティーが無かった事くらい!
その代わり?に家でパーティーを開いてもらいました。
なんと自分のバースデーパーティーです。
すっかり自分でも忘れてしまっていたんですがFBは覚えていたようです。
ありがとうございます!
そして知ってか知らずか分からないけどJohnも僕のバイクチェックをこの日にアップしてくれました。
The Radavistデビュー。
みんなありがとう!!!
本当に一生に残る忘れられない日となりました。
そして翌日。
水曜の早朝の便に帰るのでこの日が実質オースティン最終日。
思い残す事が無い様に最後のトレイルライドへ。
場所はもうお気に入りであるWalnut Creek。
やっぱりここのトレイル最高です。
もうひたすらグルグルグルグル、お昼過ぎまで乗り倒しました。
ライド後はお土産などを買いにダウンタウンへ。
バイクショップで働いている友達にも挨拶を。
家に戻り、バイクを解体し箱に、荷造りも済ませて今回の旅を振り返りながらゆっくりと夕食をとりました。
これにて僕のオースティンへの旅行記は終了です。
この1週間は本当に1分1秒すべてが濃密で一生の思い出となる最高の旅でした。
オースティンで会った全ての人達本当にありがとう!また会おうぜ!
そして1週間お世話になったTomii CyclesのNaoさん一家本当にありがとうございました!
オースティンの街、文化、人間、本当に最高です。
また必ず遊びに行きます!
HOLLA!