こんにちは。金子です。
今日は、若手スタッフが最近やいのやいの言ってるこのバイクの事を、
気が付いたらもう中堅になっていた、ミドルエイジの僕がひと味違う切り口でお伝えしたいと思います。
プリップリの彼らは自然の風を感じながら、純粋に“ロードバイク”を楽しめる提案をしてくれましたが、
僕は、都会のハードなトラフィックに負けない、
日常的に使える“ロードバイク”の提案をしようと思います。
このフレームを製作しているREW10works、僕は「メッセンジャー」というキーワードが欠かせないと思っています。意外に思われる方も多いのでは。
ビルダーの池田さんは、僕がメッセンジャーを経験するずっと前に街を駆けていた経歴をお持ちの方。
僕がメッセンジャーだった時代、色んなリペアでお世話になっていましたが、
人として、メッセンジャーとしても大先輩だった彼のものづくりの理念、スタンスに強く共感しています。
このフレームが出た時から、僕はこのバイクで池田さんと僕の経験してきた「メッセンジャー」を表現できたらなと考えていました。
このブログや写真でそれを感じてもらえたら幸いです。
ドロップハンドルではなくフラットバーで組んだのは、このイメージがあったから。
ロードバイクやクロスバイクをフラットバーに変えてハンドルガッツリ短くして…。
固定ギアでメッセンジャーをしていた時分ですが、玄人の大先輩方はこんなバイクをガシガシ酷使していた覚えがあります。
乗って思った事。メッセンジャーの時にこのバイクでデリバリーしたかったなぁ。って純粋に思いました。
速いし気持ちがいいし、ピリっとした都会の波に余裕のあるアタックができる。そんなバイク。
REW10worksのバイクを乗って思う事なのですが、「芯がしっかりしている」感があります。
ビルダーに生意気なこと言いやがって…。って造り手本人含め方々から言われるかもしれないですが、
REW10をお持ちのお客様のバイクを試走をする度に思っていました。
フロントラックを付けても、ハンドル取られるようなフニャフニャ感なんて皆無。
軽いのにビシッとしているフォークの剛性にもびっくりしました。
金属マニアの池田さんですから、何やら僕の知らないすごい超合金でできてるの?と疑ってしまうくらい。
真横から見た姿も華奢でセクシー。そういう風にフレームを見てしまうのもきっとその誰かさんの影響だと思います。
冗談は抜きにして、巷にあるクロモリフレームの中でも群を抜いて美しいです。
細部がではなくて全体的な佇まいが。そのさり気無い美的センスはREW10worksならではのものだと思っています。
だから、道具だけど美しい。趣味のものだけど飾らない。どっちの気持ちの人でも飽きが来ることはないでしょう。
大量生産では出せない雰囲気があり、恐らくなにか念みたいなヤツが込もっています。
REW10worksとBluelugがお送りするロードフレーム「RR29」
こういった乗り方にもマッチするフレームだと胸を張ってお伝えできます。
末永く、良い相棒になってくれる素晴らしいバイク。楽しくお付き合いしていってください。
それでは。