「聖剣伝説2」のリメイクがPS4で発売されました。
フルボイスなんですよ。あれ。
深夜にフルボイスのゲームやると、「一人じゃないんだ!」って実感できておすすめです。

前回のシャミセンからバトンを渡されまして、本日はおはようからおやすみまでデジタルが「Today’s HATAGAYA MECHANIC」お送りさせていただきます。

自転車の足周り事、ホイールの楽しいオーダーが続いたのでその事についてでーす。
皆さんはphilwoodのハブって聞くと最初に思い浮かぶのはトラックハブですか?最近だったら11speedのロードハブだったりCXハブですかね。
今回はphilの変わり種ハブのオーダーを、頂いたオーナーさんのバイクと一緒にご紹介していきましょ。


クロスチェックです。
こちらのオーナーさんはこのクロスチェックの他にディスクトラッカーもお持ちでこの2台の性格を全く変えて使い分ける為今回はクロスチェックのシングル化に踏み切りました。

ダブルのクランクにスプロケット。この辺がばっさり無くなります。
(このパーツを取っ払ってく感じすっきりするのでシングル化の作業はとても気持ちのいいもんです)

折角シングルにするんだったらホイールもシングル専用ハブにってことでシングルスピードマウンテンハブの最高峰*PHILWOOD* KISS-Off hubを選んでいただきました。
“Keep It Single Speed Offroad”に名前の通り、シングルスピードジャンキーの為に作られたといっても過言じゃないこのハブを使ってシングル化ってオーダーに痺れました。
ぶっちゃけ後輪だけ組めばシングルには出来るんだけどどうせならってフロントも合わせて来てくれた男前オーダー。
そんなこんなで完成をどうぞ。

(最近日中は暖かくなりましたね)

リムにはみんな大好きA23を。あえてハブと同色にしないのがポイント。今更だけど絶妙なリム幅がどんなタイヤとも相性が良いからクロスチェックみたいなバイクにはお似合いって思うのは僕だけですかね?

クランクは*FAIRWEATHER* CX cranksetを。マットなシルバーのアームがバイクの表情を明るくしてくれます。
チェーンリングの色はテレコにしてホイールとのバランスを取る辺りがお上手。

シングルスピードのすっきり感お伝えできてます?

ブレーキレバーのブラケットが汚れてきてたので今回は気分転換も兼ねてレバーも交換させて頂きました。
この*TRP* RRL SR alloy road brake leversですが見た目のクラシックさに目が行きがちですが握りやすい今風のデザインに加えブレーキのリリース機構がレバー側に付いているのでブレーキの開放がしやすくホイールの着脱がしやすいので大変お気に入り&オススメです。
(僕も色違いで二つ持ってます)
シングルスピードの人馬一体感が高性能ホイールのお陰で更に楽しめる1台にさせていただきました。
ギア比が定まるまではってコストを抑えたフリーコグをお付けしましたが、早くも交換を検討されていたのでいつでもお待ちしてますね!笑

よっしゃ!次!

神金商会さんのペガサスです。
こちらの女性オーナーさん当時オーダーされたものを綺麗に大切に乗っておられます。
ドロップハンドルだった車体をハンドル変えてカゴ付けてお買い物バイクにするのをお手伝いさせてもらったのはちょっと前の話。
今回は、
「もっと楽に進める様になったらいいな〜」っていうざっくりオーダー。
(こんなざっくりオーダーでも大丈夫なのでご自身のバイクに不満がある方はお気軽にご相談くださいね。むしろざっくりオーダーの方が各スタッフ燃えますから)
長年寄り添った相棒です。労ってあげましょう。ってことでホイールにロックオンしましょう。

当時からのセットアップです。ハブも決して悪い訳では無いのですが、グリスが抜けてしまって多少のごろつき感と渋さがありました。
スポークテンションもバラつきが出てたのとリムで雰囲気を変えたいって事だったので思い切って一新することに。

初めて見る方も多いかと思います。
Phil Wood Rivvy hubっす。
名前から想像できます様になんとrivendellがphilに別注掛けたスペシャル中のスペシャルなハブです。
(よくrivenndellっぽいの意味の形容詞で“rivvy”って使いますけど、こちらは正真正銘rivendell)
惜しくも既に生産が終わっておりますので希少性も高いハブです。
このハブの面白いところはボスフリー用ってとこ。
今主流のカセットタイプではなく一昔前の多段ギアであるボスフリー用で作る辺りが増えすぎるギア数へのアンチテーゼとしか思えなくもない。
実際よくよく考えてみると仕組み自体はシングルフリーコグと取り付けが変わらないので破損などのトラブルも少ないしトラブってもそもそもの値段が安いし、そもそも6段くらいあれば充分じゃね?的な感じで魅力に溢れています。(欲しくなってきたぞ〜!)
今回の車体もボスフリーだったので運命的だと思い提案させて頂きました。

唐突に完成です。
完成後の試乗をお願いしたらあまりのスムーズさが気に入って貰えたようでそのままお買い物に向われたみたいでwaldに買い物袋入ってお戻りになったのが嬉しくてそのまま写真撮らせてもらいました。
(なかなか帰ってこないからヒヤヒヤしたのはナイショの話)

ボスフリーハブならではに長いエンドキャップに蕩れー。

フロントハブのフランジの肉抜きがか〜い〜(可愛い)です。
雰囲気を変えたいって仰っていたリムには、


いまや珍しいvelocityはaeroheadのオレンジを。
過去の名作リムは漁ると出てくるので、「面白いのありますか?」って聞いてくださいね。その代わり買ってくださいね!笑
beforeの状態だとサイドスキンのタイヤを使われたんだけどオレンジとの色味が合わなかったので、

男前タイヤ事*CONTINENTAL* gatorskin tire に交換しました。
甘さとイケメンが両立した足回りになりましたね。例えるならHey! Say! JUMP。違うか!?

以上、変わり種philwoodhubのオーダーでした。

今日紹介した以外にも沢山の作業のご依頼を頂いてます。やっぱり皆、春に気持ちよく乗りたいもんね。
総じて言えるのは一箇所のつもりがついつい他の部分にも手を出しちゃうオーナーさんが多いです。笑
楽しく乗るためには自分の愛車への不満は潰したいって気持ちと好奇心が大事なようです。
手前味噌ですがこうも毎日沢山のバイクを触らせて貰えてるので、なにかお手伝いできることやお悩みの解決策なんかもご提案できるかもなんで是非是非ざっくりご相談くださいね〜!

それでは店頭でお待ちしてまーす!