ご無沙汰してますサプライです。
やれって言われるとやりたく無くなる、やるなって言われるとやりたくなる。
誰かがやってるとやりたく無くなる、誰もやってないとやりたくなる。めんどくさい性格です。
当然集団行動は苦手、協調性低め、所在無さげです。年甲斐もなく。
しかしこの性格の、斜めに構えちゃう癖のおかげで何事に対しても「自分なりの楽しみを見つける遊び」が上手になりました。それがルールであれ、製品であれ、作り手の狙いや決められた用途から外れるってのは楽しいですよね。物事を通して相手と駆け引きしているような、そんな気分になります。

たいそうな事垂れてる感じですが「へー、例えばどんな?」って聞かれると、、
意外と気の利いたヤツ思いつかないので、取りあえず最近遊んだやつ紹介させて下さい〜^^;
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こちらポールコンポーネントの名作レバー。ラブレバー。
とある事情で左側だけ所有していて、使わないのも勿体ないしって事で、自分の自転車左ハンドルだけラブレバーにしてみたんですね。意味もなく。
ラブレバーをお使いの方で、普段自転車を室内に入れてる方、特に玄関に停めてる方なら分かると思うんですが、ポールのブレーキレバーの特徴とも言える星形のアジャスターが、気持ち良い程こそげ取っていくんですね、ガリガリガリガリと、白い壁紙を。
一ヶ月と少し前、新年を迎えるにあたり大掃除を決行。壁紙を張り替えると共に、ラブレバーの使用を中止。
これじゃブレーキレバーとして使えないんじゃ、どうすんの、これ。
ってあきれてたとき、とりあえず思いつきで分解。自転車のパーツで遊ぶ時「分解」は最初のステップ。
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良く観察。ひたすらくだらない事を考える。謎を解く鍵は「アジャスター」そしてハンドルクランプ「22.2mm」、、、
っとくりゃあもうアレしかないよね。って事でえいっと、
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スレッドステムの首にクランプして、ワイヤーをとめれば¥8,500(税別)の削り出し高級アウター受けが完成。本来の機能を失うかわりに、言葉にできない「何か」を獲得。愛(LOVE)のカタチは人それぞれ。なんつって。ファンキーモンキーのフロントもう廃盤だし、丁度良かった。(ポールさん、見ていますか?もし見てたらこれだけ言わせて下さい。本当にごめんなさい汗)

とまあこれは小さな、自転車パーツのお話(他にも色々あるけれど、どれも同じくらい下らないし時間もないのでまた別の機会に)。見方を変えて別の方法を楽しむとは言っても、結局は自分から生み出されたアイデアであって己の想像の域を出ない、ってのが実際の話。それなりに楽しめるけど、まあその程度。やっぱ本当に楽しいのは、衝撃なのは、自分の中にある信念やこだわりをねじ曲げてくる程の意外性を持った、外側からの影響。僕にとってそれは正に、RIVENDELL BICYCLE WORKSとの出会いであり、エブリデイバイクカスタム。
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少し昔の話をすると、僕はブルーラグに入社する前、所謂スポーツバイク専門店で働いていて右を見ても左を見てもカーボンと最新式コンポーネントに囲まれた環境でメカニックをしてたんですね。会話や商談の中心はいつだって重量、剛性、摩擦抵抗。そして値段。新発売のフレームが今よりもっと軽ければ息をするように乗せかえ、メーカーが出す最新式のコンポーネントには二つ返事でOK。カーボンコンポジットよりフルカーボン。あいつがアルテグラなら俺はデュラエース。そしてとにかくチタン。某バイク漫画家が「車なら馬力、バイクなら排気量。自転車でそれに相当するものは掛けた金額」。なんて名言を残していますが、自転車を趣味とする人ならきっと耳が痛いはず笑。今よりもっと速く走る為に、より高性能なバイクを手に入れたい、プロ選手と同じ機材を使いたいってのはスポーツバイク愛好者ならだれしも考える事。もちろん僕も。
でもさすがにずっとそれ続けてくのは大変。次第に好みも変わってくるし、生活のスタイルも変わる。目的もかわって当然。
そんなスポーツバイクとの付き合い方に、少々行き詰まりを感じてた自分の(こういっちゃ何だけど)受け皿になってくれたのが、底抜けに懐が深いRBWの存在とその思想。
(、、、話長くなりそうなので、RBWに興味沸いた方は創始者グラント・ピーターセン”著“JUST RIDE”をご参照下さい)
RBWについて思う事色々あるのですが、ちょっと尺的に余裕が無くなってきたのでこの辺で、、また今度、、、

 

自分の話ばかりで忘れるところでしたが、今日は再入荷のご案内をするんでした。とにかくこのハンドル。
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*NITTO* B356 M’s bar
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RBWとも縁ある、自転車パーツメーカー日東にお願いして作って貰ったブルーラグ別注ハンドル。プロムナードハンドルの定番”352″のシルエットをベースに僕らなりのアレンジを加えてます。材質はもちろんクロモリ。
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(重ねたりなんかするとよく分かりますが)形はとても良く似ているのに、まるで異なった印象を与える理由。それはやはりこのへん↑の角張り。大きく緩やかなカーブの中にキリッとしたニュアンスを添加。352のやわらか〜いイメージとは全然ちがくて不思議。視覚が精神に及ぼす影響って大きい。
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トップ長とステムの突き出し量にもよりますが、僕の場合エンドにバーコンを付ける予定だったので端を台座分(指二本分くらい?)カット。ハンドル切ったときこれでだいぶヒザが当たらなくなります^^。バランスも気持ち程度良くなるような。

そしてもう一本再入荷。FAIRWEATHER名義でリリースされた大ヒット作。
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*FAIRWEATHER* b903 bullmoose bar
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往年のブルムースハンドルをアヘッドタイプにアレンジ。こちらも当然クロモリ製。
オールドスクールな空気そのままに、現代的バイクにも使える「これ」って一本。

@fairweatherbikes bullmoose bar + @allcitycycles space horse = 👌🏽✨ 🐮🐴 #goldensaddlecyclery

@goldensaddlecycleryが投稿した写真 –

海外で取沙汰される事も多かったので、逆輸入的プロセスで存在を知った方も多いのでは。
特徴は何と言ってもステム一体型の二股。そしてご覧の通り結構戻ってくるシルエットなのでポジションは浅め。コミューターバイクでゆるいポジション作る時なんかにも有効。ワンピースならではのスッキリ感。どう。

上記ハンドル二本はなんと、現代々木公園店店長である「松本和也」さんによってプロデュースされてます。
ホントならご本人に紹介して貰った方が良かったのかもしれませんが、、なんか今日代々木休みらしいので代わって紹介させて貰いました。またその内本人から誕生秘話みたいなの聞けると思います〜
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(画像は松本和也さん)

そして本題。明日2/10は例の日。覚えてくれましたか。
ブルーラグ10周年を記念し、毎月10日に周年アイテムをリリースしちゃうブルーラグアニバーサリーバッシュ!
皆さんもうお気付きでしょうか。2/10日は”ニットーの日”であることに。
この素晴らしいタイミング逃す手は無いでしょって事で、こんなものご用意致しました^^/
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NITTO×BLUE LUGの10周年記念バーエンド!
「BLUE LUG 10th ANNIV NITTO」の刻印、そして側とボルトの色が選べちゃう豊富過ぎるカラーバリエーション。
明後日2/11日ブルーラグ上馬店で開催される「NITTOさんとおしゃべりする会」にて、開場限定で先行販売致します。
当然数も限定なので、是非お見逃し無く!絶対ゲットして頂戴!
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ブルーラグスタッフ一同、皆様のご来場を心よりお待ちしておりますーm(_ _)m