nbです。
ちょっと時間が経ってしまいましたが6月末に今年も全世界同時に行われたSwift Industriesのバイクキャンピングイベント”SWIFT CAMPOUT 2016″の装備偏についてお届けします。
もう梅雨も明けたくさいのでこの夏の自転車でのアドベンチャーの装備の参考になれば嬉しいです。
僕らのSWIFT CAMPOUTの様子は↓こちらのエントリーからチェックできますのでこちらも合わせてどうぞ~
■Team Blue Lug’s SWIFT CAMPOUT 2016■
■Team Blue Lug’s Swift CAMPOUT 2015■
それでは装備偏スタート。
まずは僕のバイクチェックから。
ベースのバイクはSURLYのDisc Trucker。
これに積む系の装備を色々と付けています。
個人的にパニアバッグとフレームバッグ系をうまくハイブリッドに組み合わせるスタイルが好きなのでそんな感じでセットアップしています。
では前半分から行きましょう。
フロントラックはメカニックブースの廃棄箱に落ちてたメーカー不明の謎のラック。(形的にほぼNITTOのM18)
その謎のラックに最近の定番カスタムであるWALDのステー無しのカゴをジップタイで固定。
プラスしてカゴの蓋的にカーゴネットも付けています。
で、この前カゴスタイルなんですが普段の買い物なんかに調子良いのは分かってましたがかなりバイクキャンピングにも便利で驚きました。
アメリカのヴァイブス全開な奴らが使いまくってるのも頷けますね。
カゴの中にはFairweatherのドライサックに入れたモンベルの寝袋、エアマット、ヘリノックスのイスを載せていました。
ライド中にもカゴの中には手を伸ばせるので暑くなって脱いだジレやジャケットも入れたり。
買出しでもかなり便利なのは言うまでも無く、スイカを割ることなく安全に運ぶことができました。
雨とか泥には弱い弱点はありますがとにかく何でもボンボン入れていけるって言うのがカゴの強みだと思います。
ダンカンは食材と炭を積載。
しんぺーちゃんはデカイカゴなので薪を余裕で積んでおりました。
ハンドル周りにはステムバッグなどと呼ばれるウォーターボトルを入れるバッグを装着。
バイクパッキング系で悩まされるのはボトルの積み方でフレームの前三角にバッグをフルでつけるとボトルケージが使えなくなってしまう。
それを何とか解決するって言うのがこのステムバッグ。
しかも手元にあるのでかなり便利だったりします。
今回のキャンプライドでは僕はボトル用としてはなくカメラ入れとして使いました。
右がカメラ本体、左が予備のレンズとメモリーカードっていう感じ。
僕が使っているのはHome & Pawという友人がやっている謎のブランドのプロトタイプ。(言えば多分作ってくれます)
色んなメーカーからこのスタイルのバッグが出ていてRandi Joも作ってますね。
話をちょっと戻します。
前カゴスタイルではない場合やカゴがそもそも付かないって言う場合でもこういったバイクキャンピングではハンドル周りにバッグが付いているのは非常に便利です。
フロントラックがあってカゴを付けないのであればRando Bagと呼ばれるフロントバッグがベスト。
防水性のあるカゴっていえば分かりやすいかも。
濡れるのを気にせず中にボンボン入れていけます。
あとマップケースが上部についているので地図にiPhone、Garminなんかを入れることができます。
ちょっと目線下げるだけで見れるのはすごく楽です。
フロントフォークがラックの付かないカーボンフォークだったりする場合の救世主的バッグと言えばSwift IndustriesのPalomaでしょう。
リキセンカウル製のアダプターを使ったハンドルに固定するタイプの簡単に取り外しできるバッグ。
今回の旅ではナカジがPalomaを使ってました。
サイズの小さいバッグなので入れられるものが限られてしまいますが無いよりもあった方が便利なのは言うまでも無いですね。
ジャケットやiPhone、カメラに補給食なんかを入れるのにぴったり。
僕の友人はがっつりカメラケースとして使ってました。(DJIのOsmoがぴったり入ってました)
このバッグの良いところはハンドルの形状に左右されずに付けれるところでしょう。
ロードドロップハンドルでも綺麗に取り付けられるのでキャンプのみならず普段からも超便利なアイテム。
今回の旅では使っているメンバーはいませんでしたがFairweatherのハンドルバーバッグもPalomaのようにフロントラックの付かないバイクでも荷物を積載することができます。
このバッグの場合はライディング中に中身を取り出しにくい形状なので、あまり取り出さないものを入れるのが良いです。
僕はMTBでのバイクパッキングの場合はこのバッグを使っていますが中にはキャンプ地でしか使わないもの中心に入れています。
中身はテント(ポール以外)、寝袋、ドライサックに入れた着替えなどっていう感じですね。
番外編だとポータースタイルのテーブルラック(SOMA、VELO ORANGE、Pass&Stow)を付けているならILEのラックバックも良いですね。
こいつもバシバシ荷物を入れることできちゃいます。
前半分ですでに長くなっちゃいましたが次ぎいきます。
フレームの前三角部分。
ここにはFairweatherのFrame BagとCorner Bagの定番コンボ。
今回はみんな大きなパニアバッグ+カゴだったのでこのコンボを使うのは僕とナカジだけでしたがやっぱりあると便利。
気になる中身ですが、上部に位置するFrame Bagにはライド中に一番頻繁に出し入れするものを入れます。
ライドしている時でもサッと簡単に取り出せるのがこのバッグの良いところですね。
細長い形状なので頻繁に取り出すものをステム方面、取り出さないものをシートポスト方面に分けています。
具体的には前半分にはiPhoneとモバイルバッテリー(防水なのでバッグの中でiPhone充電できるのが◎)。
あと大量のブラックサンダー(日本が誇る最高の補給食!どこでも安く手に入るし高カロリー!)。
後ろ半分には食事に使うフォークにスプーン、ナイフ、ライターなどを入れています。
自転車の上に位置するバッグなのでダンシングしたときに遠心力で振られにくいようにできるだけ軽いもの中心に心がけています。
下部に付けるCorner BagにはFrame Bagと異なり重いものを中心に入れます。
BB部に近いので重いものを入れてもダンシングでの振りにあまり影響しない為。
ここには予備のチューブ1~2本、携帯工具一式、タイヤブート、タイヤレバー、チェーンピン、鍵、小型ポンプを入れています。
余談ですが携帯工具はTopeakのRachet Rocketっていうのが一押しです。
大概のトラブルはコイツで何とか今まで乗り切ることができた命の恩人的アイテム。
新潟の山奥でリアディレイラーがもげ、エンドが曲がった時もこれがあったから助かりました。
マジでおすすめできる万能工具、付属のタイヤレバーがいまいちなのでPedro’sやIRCのを追加で持っておけば完璧。
FairweatherのFrame bagとCorner bagのコンボの良いポイントはフレーム形状やサイズに関わらずほぼどんな自転車でもバッグが取り付けられるっていう点でしょう。
ラックがバイクに付かないけど旅に行きたいんだ!っていうひとにはうってつけですね。
実際に結構な量の荷物入ります。
ただ唯一の弱点がボトルケージ穴が塞がれてしまうと言う事。
この弱点をカバーするにはこんなアイテムを使ってボトルケージを増設します。
僕は今回SurlyのDisc Truckerだったのでダウンチューブ下にボトルケージを付けられるのでそのままケージを装着。
ここに標準装備でボトルケージ穴付いているSURLYはホントスゲーぜ。
もしハンドメイドバイクでカスタムオーダーを考えている人はレースバイクじゃないなら絶対にダウンチューブ下にボトルケージ穴付けといた方が良いと思います。僕なら絶対付けます。
この位置だとライドしながらは流石に水を飲めないけど飲みたい時は止まって景色を見ながら飲めば良いのです。
あと、重いものはできるだけ下の位置に付けた方が楽なのでそういった意味でも理にかなっていると思います。
1リットルの燃料ボトルを持って走る時はこの位置じゃないとしんどいです。
やっと後ろ半分へやってきました。
リアにはRivendellデザインのNITTOのラック32Rを装着し、Swift IndustriesのShort Stackという大き目のパニアを装備。
中身はTrangiaのストームクッカー、テント、着替えの服一式、食材一式、三脚という感じ。
基本的には現地で買出しをしたものをどんどんと入れていきました。
大きいパニアの良いところはフレームバッグやサドルバッグと違いとにかく何でも入れちゃえるところ。
その分余計なものを入れちゃうんですがこういうスタイルでの旅なので問題なし。
ナカジなんてパニアにデカイ鍋入れていました。
そのおかげで極上のチリビーンズ&チリドッグを堪能することができたのでパニアの恩恵はでかいです。
プラスしてラックにはRok Strapsを付けているのでくくりつける形でテントポールに薪などを積載しました。
ラックってそのものが重いんだけどこういう外部積載が出来るのが強みですね。
フレームバッグなどのバイクパッキング系のバッグはこういうのが出来ないので。
僕の今回のSwift Campoutでの装備はこんな感じでした。
これだけ積みまくっているのでまあとにかく重いです。
それでもしっかり走ってくれるSURLYは流石ですね。本当に遊び方を知っている人たちだしよく出来ています。
あと何よりこの重さでも安定した制動力のあるディスクブレーキは本当に心強いなと再確認。
バイク、装備共にバランスが良くて快適に遊び倒せたので不満はまったくないのですが改善点を挙げるとするならばパニアはリアでなくフロントに積んだ方が良いと感じたことくらいでしょうか?
これはよく議論になるポイントで前にパニアを付けるのか?それともリアにパニアを付けるのか?というやつでかなり体感的な問題ですが今回のような山岳を走るルートだと確実にフロントにパニアを付けるほうが身体に負担が掛かりにくく圧倒的に楽だと思いました。
フロントパニア2人、リアパニア3人だったんですが長い峠の上りで見事にリアパニア3人がぶっちぎられると言う結果がでたのでした。
フロントに加重しすぎてハンドリングが変になるのでは?という点もあるんですがパニアの位置がリアに比べてフロントの方が低く地面に近くなるのでこれがびっくりするくらい安定感があるんです。
来年はさらに磨きの掛かったパッキングスタイルにしようとすでに研究をしまくっています。
現在はパニアやラックはもちろん、バイクパッキング系のバッグも豊富でどんなジャンルのバイクでも組み合わせ方でかなりの積載が出来てしまうのが本当に面白いです。
まだまだこれから進化していくであろう分野なので発想が自由だしルールが無いって言うのも良い。
皆さんも是非自分のスタイルのバイクパッキングでこの夏のアドベンチャーを楽しんでみてください!
僕の知っている知識や経験は何でも教えますので気になったことがあれば聞いてください~
最後にここ最近個人的に熱いスタイルの積み方を並べておきます。
みんなイケてるぜ。
HOLLA!