nbです。
つい先日僕の新しいバイクが完成しました。
新しい相棒はコイツ、SIX-ELEVEN BICYCLE Co.のロードバイク。
7年前からトラックバイクに乗り始め、BMX、シクロクロスバイク、MTBと色んな車種を乗り、遂にロードバイクに乗る日が来ました。
BMXあたりからMTBやシクロクロスなどの土系のバイクに魅せられ、ドップリとのめり込んでしまったので本当に遂にって感じ。
シクロクロスバイクでレースに出るようになった辺りからもっと速いバイクが欲しいって言うぼんやりとした思いもありましたが、
一番のオーダーしたいと思った大きなきっかけはやはりこれまで3回出たRapha Gentlemen’s Race以外にありません。
このレースはシクロクロスバイクでも参加できますが、この過酷なコースをピュアなロードバイクで完走するというのは本当に美しく、憧れでした。
そんな思いを秘めたまま出会ったのがSIX-ELEVEN BICYCLE Co.。
上の写真のバイクをFlickrで見て超カッコいいバイクを作るなあと思って名前は知っていましたがまさかオーダーするなんて夢にも思っていませんでした。
オーダーするきっかけとなったのは2年前のカリフォルニア州サクラメントで開催されたNAHBS。
そこで実際にSIX-ELEVEN BICYCLE Co.のビルダーAaronに会って、話してみて作るバイクに対する姿勢、
職人魂と人柄に惚れてこの人の作るバイクに乗ってみたいと思い、その場でオーダーを決めました。
オーダーする車種はロードバイクだなと思っていたけど、日本に帰ってきて実際どういうバイクにしようか悩みに悩みまくってしまいまさかの1年が経過。笑
ただその間にもRGRやシクロクロスレースにも出たりとバイクに対する考えなどは固まりつつあったので次に直接会うデンバーでのNAHBSでバイクの話をしようと決めました。
彼がSIX-ELEVEN BICYCLE Co.のバイクを作るビルダーのAaron。
静かな人だけど本当に温かい人柄の人物。
1年も考えてしまって本当にごめんと会ったときに言ったけど
「じっくり決めてくれて大丈夫!最高のバイクを作ろう」と言ってくれました。
良いヤツだぜホント。ありがとう。
(あと全然関係ないけど自分の高校からの親友とそっくりなので妙な親近感がありました笑)
ショーに出ているバイクを見ながら、どういう乗り方をするのかや質問などをしました。
自分の欲しいポイントは結局凄く少なくてほとんどをAaronにお任せする形にしました。
伝えたことは大体こんな感じ。
・ロードレースには出ないけど速くて、どこまででも走っていけるバイクが欲しい。
・44mmHT仕様
・完成したらRapha Gentlemen’s Raceにはこのバイクで走りたい!
・ちょうどこの年のNAHBSの会場でChris Kingのパープルのパーツを手に入れたのでパープルのパーツを使うからそれに合うペイントを。
あとはAaronのセンスは信頼しているから全てを任せます。
そのとき思う最高の物、チャレンジしてみたいこととかをぶち込んでくれ!と伝えました。
そうして数ヶ月が経ち、2013年12月末に完成の連絡が。
そして年明け2014年1月12日に日本へ到着。
その日は自分の誕生日。奇跡的なタイミングで届き、最高のプレゼントになりました。
箱から開けてみたときの感動は忘れられません。
特に手の込んだペイントの素晴しさは言葉にならなかったです。
Chris Kingのパープルを使うと伝えただけなので想像の遥か上の上を行く仕上がり。凄すぎます。
後から聞いた話ですがこのペイントはビルダーのAaronとペイントしてくれたAirGlow PaintingのペインターHillとのコラボレーションで生まれたものなんだとか。
まずはAaronが僕がChris Kingのパープルのパーツを使いたいという旨を。
そしてペインターにこのトラックのストライプの案をデザインのイメージとして送ったそうです。
そこから全てペインターのHillによるアレンジ。
これが素晴しくて感動しました。
こんな風に生まれていきました。
そして良く見ないとわからないですがホワイトのラインの部分にはヴァイオレットパールが仕込んであるというサプライズも。
ここまで自分のバイクに手を掛けてくれているなんて本当に嬉しかったです。
ビルダーのAaronも今まで作ったバイクの中でトップ5に入るくらい気に入っているペイントだと言っていたので
これはもうバシッと最高のバイクに仕上げないとなと。
そう思いフレームが届いてから約6ヶ月をかけて少しずつ組み上げて先日完成。
シェイクダウンライドと撮影も含めて、先日山奥に行ってきました。
2年越しのプロジェクト、乗るのが本当に楽しみで仕方がありませんでした。
まだまだ乗り込んでいないけど、最初の驚きは速すぎる!ということ。
クロスバイクもかなり乗っていたけど、こうまで違うとは。
とにかくどんどん加速していって今まで乗ってきたバイクとは全然違う景色。
これがロードバイクか!と本当に感動しました。
オーダーしたとおり速くてどこまでも行けそうな感じそのまま。
そしてフルカスタムのオーダーバイクならではの自分の体格に合わせたデザインなので初めて乗るバイクとは思えないくらいスッと体に馴染むポジション。
ダウンチューブには大径のエアロチューブを使用しているからなのか、硬く、踏んだ分グッと加速するのが本当に気持ちよすぎる。
44mmHTは重くなるデメリットもあるけど、安定感のあるハンドリングとブレーキ性能は下りを楽しくしてくれます。
(REDのブレーキは評判が良くないのは知っていましたが、これは本当でした。。。今度FORCEかDURA-ACE9000に変えようと思います)
とにかく軽量!っていうのは嫌いなので信頼性の高いもので選んでペダル込みで重量7.81kgという軽さに仕上がったのも驚き。
まあENVEのホイールにしたっていうのが大きな要因でもありますが。
クロモリではかなり軽い部類なんじゃないでしょうか?
Aaron曰く44mmHTではなくノーマルの1 1/8インチのアヘッドにすればあと200gは軽くなるのではと。
そんなわけで持っているどのバイクよりも軽快なので登りもスルスル気持ち良く登っていきます。
シートチューブには車体番号のプレートがあってこれと同じキーホルダーもオマケで貰いました。
細かい所だけどこういうのはより愛着を湧かせてくれますね。嬉しい。
そんな訳で最高にこのバイク、気に入っています!
フレームを作ってくれたAaron、ペイントしてくれたHill、そして組み上げてくれたマイメカニックのタニファン、ありがとう!
ロードバイク、また新たな自転車の遊び方の扉を開けてしまいそうです。
コイツと色んな場所に走りに行くのが楽しみだ。
flickrにも写真をアップしてありますので是非チェックしてください。
>>>>*SIX-ELEVEN BICYCLE CO.* road bike photo <<<<
SIX-ELEVEN BICYCLE Co.のバイクはもちろんオーダー可能なので気になる方はお問い合わせ下さい。
僕が悩みに悩みまくっただけなのでオーダーから完成までは現在約12ヶ月~14ヶ月ほどです。
HOLLA!