こんばんは。
Maxです。
今日は、前回のブログ「YMC CAMP 伊豆大島編」で少し触れた、フロントパニアについて。
リアにパニアを装備して行った1回目のYMC CAMPから数ヶ月後、アメリカではOREGON OUTBACKというダートとグラベルを約500マイル走るイベントが行われていました。
その様子の中でSwift Indのメンバーみんながフロントにパニアをつけているのに気がつきました。
なんでフロントなんだろう?フロントに重い荷物が集中したら怖くないのかな。
などと疑問に思っていました。
この疑問をBLUE LUG US支部 裏ボスWKKさんを介して聞いてもらいました。
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『たくさんの人に同じ質問をされます。
バイクのgeometryとフォークの rake(レイク)によってフロントに(パニア)を付けて走った方がとてもしっくり来るのが
分かります。これは決して全てのバイクに当てはまる訳ではありません。
Swiftの仲間のほとんどがlow trail bicyclesに乗っています。
low trail bicyclesというのはフォークの rake 部分がハンドル操作に妥協を起こさない様に重さに耐えられる様に曲がっているバイクです。( *rake 、イラスト参照)
重い荷物を押すのと引くのではとても感じ方が違います。
例を上げると買い物に行ってショッピングカートに買う物を一杯に入れたとします。目の前にあるカート(前に着いた重いパニア)を押す、という行動は自然な事です。でもわざわざカート(後ろに着いたパニア)を引く、という行動は取りませんね。
これは誰が口合わせをしたわけでもなくOregon Outbackを走った時にSwift teamは
偶然皆がこの方が乗りやすいと感じてギアをフロントに装着してきました。』
少し専門的な用語も入り難しい気もしますが、「目の前にあるカート(前に着いた重いパニア)を押す、という行動は自然な事です」
この部分、分かりやすく、しっくりくる表現だと思います。
このフォーク回り話はかなり難義で長くなるので、気になる方はインターネットでお勉強してみてね。難しいのだけどなかなか面白いです。
まあ、そんなことよりもなんだってやってみないとわかりません!ということで実際にフロントラックにしてみました。
走ってみた感想は、嘘のように自転車の進みが軽いです。そしてなにより登りが楽。
本当です。
今までは後ろに引っ張られていた様に重さを感じましたが、それが無くてスイスイ進みます。
重さを感じるのはハンドルを激しく左右に切った時と持ち上げるときぐらい。
今回の旅のように坂道が多い場所でフロントパニアの装備にして本当によかったと思えます。
これからキャンプツーリングをしてみたい!という人にはぜひフロントパニアをお勧めします。
なにより、そのスタイルがカッコイイからやりたくなってしまいませんか?