ニュースでグッドデザイン賞のことをやってた。
いわゆるあのGマーク。
2014年度のベスト100が決まったらしい。
その中からさらにナンバーワンを選ぶらしいけど、それは11月4日に決まるらしい。
で、その今決まってるベスト100とやらの中から、私的ベスト10を選出してみることとする。
まずはこれ。パナソニックの『電池がどれでもライト』。
ドラえもん風なネーミングも良い。はい、声に出して言ってみましょう。電池がどれでもライト~~♪
電池が単1から単4まで4種のどれでも使えるスーパーユニバーサル設計。
いざという時に家に転がってる電池なんでも突っ込んで使えるし、逆に元々4種の電池を入れとくと非常時にそこから任意の電池を抜き取って別の電化製品に使える。
ボタンじゃなくてダイヤル式にモードを切り替えるのもスタイリッシュさに一役。
普通に家に一個置いときたい便利グッズ。
そしてこれ相当欲しくてドキドキする、ポータブル蓄電機『エリーワン』。
地球が不安定な今だからこそ重要度が増している効率的な蓄電システムとその普及。
各ご家庭で自家蓄電する未来もそう遠くは無いと思うけど、そんな未来を先どる形で具体化されたこのエナジータンク。
コンセント無しのUSB10個という思い切りのいいデザインは、設計者さんの崇高な思想と社内的に押し切るジョブズ譲りな傲慢さが交錯する。
無駄に毎晩蓄電して、日中はここからの電気のみで暮らすというアーバンサバイブをしてみたい。
そしてシンガポールを走る全ての電車に導入されているらしいこの『Passenger Emergency Communications Unit』なる非常時用の通信装置もかなりキテる。
僕の携帯これにしたい。
常にエマージェンシー。
かっこいーー。
そして普通にこれはやっぱいい。無印良品のひさびさにリニューアルされた家電各種。
でも今気づいた。
このシリーズを無印の依頼で具体化した著名デザイナー深澤 直人さんは、今回のグッドデザイン賞の審査委員長でもあるから、ナンバーワンには選べない、というか選びづらい。その実力があっても。
もし今から一人暮らしするとかならほんといいよね、昔の勘を取り戻した感のあるこの無印家電ラインナップ。
で、自転車屋の僕的にはいちお自転車のノミネートも気になるのでチェックチェック。
カーボンボディーで超軽量な電動アシストフルサス小径車らしい。
ハンドル部にはiPhone程度のタッチパネルが付属していて、そこで駆動系を諸々操作するらしい。
ハイテクー。
僕の知ってる自転車の価値観とはだいぶ違うけど、これはこれで近い人が持ってたらキャーキャー言いながら乗ってみたい、まるで稲中よろしくなデパートの屋上のパンダの乗り物的な興味は深々。
で、これまたお仕事的な影響もあってか非常に気になる配色と造形な『スリム絶縁ドライバー』。
先っぽの方に書かれている1000Vの表記からも分かるように、電気工事業者さんが感電のリスクを避ける為に使用しているらしい絶縁ドライバー。
僕も最近ダイナモハブにしたので、これで無駄にハブを回転させて発電させながらイジってみたい衝動に駆られる。
しかし実際持ちやすそうだし、いいなこれ。
そして開発用途に相当シビレた、暴走族取締り用の膨張式フェンスこと『エアフェンスFAF』なるこの物体。
暴走族出現の通報を受けて現場に急行してお巡りさんがこれ膨らましてる絵がシュール。
3足式なので仮に暴走族が体当たりして来てこのフェンスがクルッとしてもどこからでも「止まれ」が見えるので暴走抑止効果が衰えないという前向きな製品説明もまたシュール。
これからのシーズンはCX練習用のシケインとしても活躍してくれそうです。
そしてこの赤いミシンはヘッド部のTOYOTAロゴに駆動部の高性能を予感させてくれる、『OEKAKI 50』なるハイスペックマシーン。
OEKAKI 50の名の通り、お絵描きするように自在に刺繍が出来るらしいインターナショナルモデルなミシン。
きっとBLUE LUGの縫い物係ことMAXが使ったら凄さを実感してくれるのでしょう。
僕はただ、TOYOTAの関連会社がミシンを作ってたという事実に興味津々です。
で、この『K mobile』という古いか新しいか分からない、そしてなぜGマーク?という謎な乗り物が気になる。
一次産業従事者が既存の流通に自分の製品を乗せることなく、自らのこの『K mobile』すなわち軽トラ屋台で消費者に直接販売する助けをしたいという設計思想はとても共感できる。
そんな時代ですからね。
にしてもスーパーアナログ。
これがグランプリに輝いたら見事。
そして商業施設もGマークの対象らしく、秋葉原の万世橋そばの『マーチエキュート』もノミネート。
この100年を超す歴史を持つ建造物(元鉄道駅)とそれをリノベーションして感度の高いショップを誘致して活性化を図ってる試みは、JR主体にもかかわらずとても柔軟でクリエイティブ。
僕も先日足を運んだけど、雑貨屋さんとかコーヒー屋さんとか質の高いお店揃ってるし、なによりこの建物そのものの圧倒的な存在感を感じに行くだけでも価値があります。
最後に僕的にナンバーワンに一番近い存在と踏んでる、幡ヶ谷にあるLUG HATAGAYAという築1年の歴史的建造物と質の高い飲食サービス。
本日(7日)までリニューアルを伴う長期休暇を頂いてましたが、明日8日(水)からは超バリバリ営業再開してますので、休暇中に思い思いの旅行に行ってたスタッフ達の土産話も楽しみにどうぞご来店下さいませー。
(画像は明日の再オープンに向けて急ピッチで増築したお仕置き部屋の完成を目指す人の図)