Ride Mt.Tamalpais with RIVENDELL 2025

思い出話は後で話そう。

*RIVENDELL* yellowolley (53)

俺は本当に待ち侘びていた。RIVENDELLから“YELLOWOLLEY”が新発売です。

*RIVENDELL* yellowolley (53)

モデル名を見てふふ、っとなったあなたはとんち好きかも。

“YELLOW〜黄色”という英単語の回文になっている可愛らしい名前です。

(回文とは、たけやぶやけた、つまつつみをみつつまつ、とかのアレ。)

毎度ながら長いモデル名なので今回ついたあだ名は“YWY”。字面がワイワイ手を上げてる人たちに見える。

*RIVENDELL* yellowolley (53)

ヘッドパッチはサンフランシスコの老舗書店、“CITY LIGHTS BOOK STORE”風味があるようなないような‥。

これまでリリースされてきたRIVのどのモデルよりも、ちょっとPOPな印象的を受けるバイクです。

*RIVENDELL* yellowolley (53)

フレームの色が名前になっちゃう時点で既に遊び心ある。

決めたのは名前が先?色が先?RIVの事だからなんか含みがあるのかな…と考察してしまいますが、

この色を決めたりなど、当モデルのプロジェクトリーダーは若手のWILL君だったんだそう。

彼の奥様がサンプルフレームに乗り、テストやフィーリングチェックなどをしていたみたいで、

色やバイクの見た目に違わず、なんだか親しみやすさを纏ったRIVENDELLです。

*RIVENDELL* yellowolley (53)

ラグ装飾の色使いにすら可愛さがある。ここに色が入ってるフレームは過去にもないんじゃないかな。

実はこのフレームカラーについてはこぼれ話があって、

グラントさん曰く、一番好きじゃない色がこの黄色だったのだとか。

*RIVENDELL* clem smith jr. (52)

いやいやマスタードとかダークゴールドとか、

これまでいっぱい黄色があったじゃんと突っ込みたくなる話だけど、

フレームカラーを熟考してリリースするRIVならではのこだわりが詰まった話でもある。

めっちゃ大変だったんだよー…、とWILL君本人からカリカリは聞いたらしい。

大の大人が黄色の事でわちゃわちゃしてるのを想像するとかわいい。

Via roadbikereview

安っぽい色だ、まるで70sのNISHIKIのような色だから。

と、グラントさんの文であろうYWYの商品説明には、7割がこの色関連の事で綴られている。

ちょっとひいた。笑。

WILL君をはじめとした若いスタッフたちの説得によって押し通したカラー。

そう聞いたらなんだか微笑ましいストーリーだ。

Via reneherse

余談で、黄色に強いこだわりのあるグラントさんが、RIVを始めた頃に作ったフレームが実は…、

というのも掘り返しておこう。何か苦い思い出でもあるのかな…。

去年でRIVは30年。

老いも若きも、きっとなにか思うところがあったに違いないと想像してしまう。

*RIVENDELL* yellowolley (53)

そんなYELLOWOLLEYは、

「お求めやすいPLATY」

と、身も蓋も無い説明がされている。

なんかもうちょっと無いんですかねと思うけど、一先ずはそれでOK。

跨ぎやすいステップスルーの形で、程よい太さのタイヤが履ける、

誰しもが乗り出しやすいRIVなんだと理解しよう。

*RIVENDELL* A. homer hilsen (54.5)

包み隠さず言わせて貰うと、昨今の自転車は良い値段がする。

僕らが扱う海外ブランドなんかは特にそうで、RIVもフレームから選んで組めばなかなかハイカロリーな値段。

*RIVENDELL* yellowolley (53)

そんな中で、RIVが提案してくれたのが「完成車〜コンプリートバイク〜」という選択肢。

僕らブルーラグのような、

「一から十まで選んで自転車を組み立てて購入する。」

という買い方の方が一般的には稀で、

一台まるっとパッケージングされたバイクを購入する方が手軽で買いやすい。

欲しくなったらすぐに乗り出せるっていうのは最大のメリットだと思う。

世のほとんどのブランドがそういった完成車を多く流通させている。

しかし車体としては魅力的だけど、パーツ単体で見るとちょっとなー…。と思われる人も多く、

他店で購入したメーカーの完成車を僕らのお店でカスタムされていくお客様は後をたたない。

自分好みに手を入れる行為は、その物事への興味、愛着が湧いているしるし。

そうやって自転車を楽しんでるのはグッドです。とも思う。

*RIVENDELL* yellowolley (53)

しかし、その「完成車」の悲しきロジックをRIVにはめてみると、これが不思議と当てはまらない。

今回のYELLOWOLLEYは特に。

というより大盤振る舞いし過ぎでは?とすら思ってしまう。

*RIVENDELL* yellowolley (53)

*RIVENDELL* yellowolley (53)

NITTO製のハンドル周りとシートポスト。(なぜか65シートポストが標準装備。)

*RIVENDELL* yellowolley (53)

ダイアコンペ製のS-2バーエンドシフター。

*RIVENDELL* yellowolley (53)

カリカリの暑苦しいブログが記憶に新しいS!LVERのクランク。

*RIVENDELL* yellowolley (53)

世のRIVENDELLフォロワーはじめとしたサイクリストを騒がせた、あのリアディレイラー。

*RIVENDELL* yellowolley (53)

完組ホイールにステッカーを貼っただけとも言えるオリジナルのハンドスパンホイール。

付いているパーツの多くが、僕らのお店でも商品として販売しているものばかりだ。

大の自転車好きが作っている自転車ブランドの最たる彼らの事だから、

「最低限ここはキメておきたいよね!」の見栄がダダ漏れた結果、この完成車が出来上がったのだろう。

RIVオリジナルの珠玉の迷品が散りばめられているこの車体を見て満足しない人がもしもいるんだったら、

そいつはもうどうしようもない子ちゃんです。

*RIVENDELL* yellowolley (53)

彼らのスタンスの主である、「とりあえず乗り物であることが大事。」において、

そもそも個性があるRIVを十二分に味わうためにパーツ構成されてコンプリートされたバイクというのは、

ある種とても理に適っているなという改めての気づきを得た。

*RIVENDELL* yellowolley (53)

RIVコンプリートバイクあるあるの、サドル、グリップ、ペダルが付いていないパッケージだけど、

そこは購入者の個性を出すためのお立ち台。

RIVENDELL SHOP TOUR 2025

(これスゲーな…。)

新品、はたまた使い古したBROOKSをつけるもよし、

とにかくケツの痛くならないサドルならばなんでも良いでしょう。最軽量とか、カーボンレール以外で。

*RIVENDELL* clem smith jr (45)

母の手よりも握ったOURYでも、グラントイズムに則ったウールフェルトを縛りつけても良い。

ここはもう装着してあるならなんでも良い。ちくわとかじゃなければ。

RIVENDELL SHOP TOUR 2025

ペダルならMKSのどれでも似合うだろうし、手持ちのBMXから外したプラぺダルでも良い。

サンダルでもブーツでも。ただ踏み締めるために。運動効率とか気にせずビンディングやクリップペダルの必要もない。

RIVENDELL SHOP TOUR 2025

自分の肌に合わせる部分は自分で選びなさい。その分少しだけお手頃に出来るよ。

というRIVからの優しさと大喜利だと思っている。

それでもまあまあな値段がするのも理解しているし、

このバイクを世に出すために、RIVENDELLも工場も、あと我々も、

ちっと無理しているのもひしひし感じざるを得ない。蛇足だけど言っちゃう。

RIVENDELL SHOP TOUR 2025

ただそこまでしても、RIVENDELLが提唱するこれらのスタイルは絶えずこれからも続けていきたいし、

そんな彼らのプロダクトを、今以上に色んな人へ知ってほしい。

RIVENDELL SHOP TOUR 2025

自転車はファッションで良い。

日常で良い。

そこにあなたの個性が反映されるマグカップみたいなもので良い。

そんなふうに自転車と生活する事に、もし僕らが必要だと思ったら是非乗ってみてほしい。

RIVENDELLに興味が出て、調べ始めると、自転車の原点みたいなものに触れる時がある。

そこには便利から生まれた乗り物の原点と、気軽に個性の表現が出来る乗り物の原点の両方を感じる。

グラントさんが話してくれた思い出話の中で好きなやつがある。

「ブリジストンUSA時代に日本に来た事があってね、

その時に見た『ママチャリ』に衝撃を受けたんだ。

私達がカゴの似合うバイクばかりを乗ってる理由が分かったでしょう?」

「自転車」ではなく「じてんしゃ」ぐらいの感覚で手にして欲しくて、

知ってる人よりも知らない人の方が感受しやすいかもしれなくて、

スタイルに合わすよりも自分のスタイルを持っている人の方が似合うかもしれなくて、

そんな人たちが手に入れてこそ、一生モノとしてずっと輝くよう磨かれる(使い潰す)事が素敵に見える。

他のバイクブランドだろうとなんだろうとそうであってほしいが、

それがRIVENDELLでは特に本望で、美徳なのだと思う。

それが何となく理解できる人にほど、RIVENDELLに是非触れてほしい。

俺みたいにあれもこれも気になるで買う人もまあまあ、、、良いでしょう。僕は買います。(買う口実が欲しい。)

既に各店、展示試乗車が用意されています。幡ヶ谷店には僕の49cmと、展示車は45cmをご用意。

オンラインの発売はもう少しだけお待ちください。

Ride Mt.Tamalpais with RIVENDELL 2025

余談で思い出話。と思ったけどオタクな事も多く書きそうだから、それは後の商品レビューにそっと置いておこう。

それでは。