冒頭はお疲れさまでしたのこの人。

K氏とカイセイさんが帰ってきました!
世界10大ウルトラディスタンスレースにも挙げられるスーパーなイベント、ジャパニーズオデッセイに参加していた2人。全てのセクション通過すると13.5日で23,000km,43,000mUPというデス具合。。。カイセイさんより先に帰ってきて、その日に寄ってくれた際の写真。
僕が組んだしかもCRUSTでというのも嬉しいし、Bomboraもこんだけ走ってくれる人に乗ってもらえてさぞかし嬉しいでしょう!
今ブログ書いている裏でYOUTUBE撮影していたり、カイセイさんとトークショーも考えてるそう?!楽しみですね、続報を待ちましょう!
今日の本題、VELO ORANGEより新たな刺客。
*VELO ORANGE* chessie (M)
その名も”Chessie”!!! 久しぶりにVELO ORANGEからニューフレームがリリースされました。
グラベルライディング、バイクパッキングをメインに考えられたいかにも調子良さそうな設計。
とっても面白くかっこいいフレームでさすが!な点がたくさんあるので、ご紹介しつつバイクチェックししていければと思います。
まずはその名前について。
VELO ORANGEの本拠地メリーランド州とヴァージニア州にまたがるチェサピーク湾にて度々目撃情報のあった、未確認生物的なやつの名前がChessieだそう。
しっかりとした目撃情報や写真がないのに、いろんな人から見たって声が絶えないシーモンスターの一種、ネッシー的なやつでしょうか。

結局1980年ごろにマナティだった説に落ち着いたようですが、その後もこの地の伝説みたいに語り継がれているんだとか。
そして一番のユニークな点がアルミニウム製のフレームであるということ!
僕たちが取り扱っていたり、かっこいいと思うブランドでアルミのフレームを通常ラインナップとして作っているメーカーってそんなに多くないのでとっても新鮮です。

そしてフォークがクロモリ製、僕たちが過去扱ったことのあるフレームだとRon’s BikesのAlumaxなどがそうでした。
上述の通りこのフレームはグラベル、バイクパッキングを前提として作られたフレームなので、クロモリフォークの振動吸収性はロングライド時かなりのアドバンテージになりそうですね。
そしてバイクパッキングにも絶えうる3連ダボ付きのセグメンタルフォークが男らしくてかっこいい。
ペイントの影響もあるけどアルミフレームであることが分かりにくいですね。僕も初めて見た時は???って感じでした。けど持ってみると軽くてビックリするでしょう。
特にシートステーの線の細さと湾曲の雰囲気はさながらハンドメイドのよう。この価格帯のフレームではなかなか見られないと思います。アルミフレームでも振動吸収を意識しているのでしょう。
チュービングはかなりこだわっているようで、乗ってみると本当にアルミ?!っていうさながらクロモリフレームのような柔らかさを感じました。すごい。
トライアングル部はダブルバテッドメインチューブを採用、そしてフォークはトリプルバテッドチューブを採用していて、剛性感ありながら軽く適度にしなるよう設計されているのだとか。
本国の説明の一文を抜粋
Forget what you thought you knew about aluminum. Advances in tubing and design have transformed it from the jarring rides of old into something truly refined.
これまでのアルミニウムの常識を忘れてください。チューブとデザインの進化により、かつてのゴツゴツとした乗り心地から、真に洗練されたものへと変貌を遂げました。
また細かいですがフロントディレイラーのアウター受けは溶接、内装ドロッパーポスト対応とっても気の利いたフレーム。
もちろん前後ラックにフェンダーをオンすることも可能です。なんでもできる具合が嬉しいです。
このバイクは元々Specializedのグラベルバイクから諸々載せ替えているので、カーボンホイールにSRAMのe-Tap、油圧ブレーキと調子良さ全開。ロードやグラベルバイクの規格で揃えられているので、載せ替えも用意にできます。

元のバイクはこちら。
初めて電動コンポーネントに触りましたがアプリで行うセッティングが楽しかった。自分のバイクで採用するかと言われると違うけど、きっといつかは使っているんだろうなって思える良さがありました。
タイヤクリアランスは以下のとおり。
27.5×2.1inch or 26×2.25inch(XS/S)
700x50c or 27.5×2.25inch(M/L/XL)
コンパーチブル設計でこの辺も昨今の調子良いグラベルバイクのそれですね。
サイズによってホイールサイズを変えてくれている点もVELO ORANGEの他のフレーム同様ですが、小柄な方や女性も安心して選んでいただける仕様となっています。日本においては特に嬉しいですね。
参考までに、このバイクはMサイズを167cmの方に組ませていただきました。
フロントにULTRADYNAMICOのRose45c、リアにCavaの42cのRaceを選んでもらいました。色もとってもお似合いです。
フロントラックにバスケットをオンして普段の通勤をメインに、バイクパッキングにも一緒に行くバイク。
コットンのバーテープにシルバーのハンドル周りがナイスチョイスで、載せ替えパーツの機材感といいコントラストになっています。
そしてヘッドの規格が1-1/8-1-1/2のアヘッドに、クロモリのテーパードフォークを採用しています。今回はVELO ORANGEのを使用していますが、KINGにWHITEINDにPHILに好きなヘッドセットが使えます。
そしてもう一個ユニークな点がこちら。
VELO ORANGEのエンドって面白いものが多いですが、こちらも例に漏れず。
シングルスピード可能なオリジナルのスライド式エンド。シングルスピードだけじゃなくてホイールベースの長さを調節して、反応良くしたり安定感に振ったりも容易にできてしまう優れものです。
とってもカッコよく組ませていただきました。


実はフミ君&Channingちゃんに組ませていただいた一台でした。お2人ありがとう!
2人は今年のMADEに行っていて、フミ君が元々VELOORANGEクルーと仲が良いこともあって(Neutrinoのピスタチオカラーはフミ君の絵がサンプルソースだそう)あちらでオーダーしてきたものを持ってきてくれました。
早速バイクパッキングに行ったそうで、フミ君曰く「速くて着いていけなかった」そうです笑 本人のポテンシャルもあるだろうけど、このバイクの走りもとっても気に入ってくれていて嬉しいです。
そして実は明日から僕も一緒にバイクパッキングに行くので楽しみ。
最後にビルドサンプルを本国の写真より。




こちらはBIKEPACKING.comのレビューよりNic Moralesさんのバイク。(翻訳で読んでもらっても十分楽しめる内容なので本記事を是非。)

元々フリーランス契約でVELO ORANGEの元で働いていた過去がある方で、(現在は働いていないよう)ClintさんがメインにNicさんも少なからずこのフレームの設計プロセスに関わっているようです。本当にこの記事面白い!

シングルスピードエブリデイバイクも絶対調子よいですね。
車重が軽く組み幅もとっても広いバイクなので、小柄な方や女性の方にも候補に考えてくれたら嬉しいです。
ちょっと長いですが、今日はもう一個サラッとバイクチェック。
*VELO ORANGE* neutrino complete (l/celery green)

幡ヶ谷店とオンラインストアのコンプリートバイクとして、Neutrinoのニューカラーを組んでみました!
昨今のアドベンチャータイニーバイクブームの火付け役の一つであるNeutrinoを、ちょっとヤンチャな雰囲気で。
イメージソースはジャッキーのNeutrino。
BMX出身のジャッキーだからこそのパーツ選びがかっこよくて僕も組んでみたくなっちゃいました。
VELO ORANGEのハブにCliffhangerの別注オリーブカラーで組んだホイールが新鮮だけど渋さもあって気に入っています。
合わせるタイヤはBMXブランドECLATのMirage2.45inch! リム次第なとこもありますが、この組み合わせの場合なんとか履けました。インパクト絶大ですがスリックなので転がりよくて普通に速いです。
NITTOのHi-HiバーにMT-8の別注ブラウンを合わせて。これも特殊なカラーリングと無骨さが似合ってて乙。
街中走ってるだけでも「何かやれそう」な感じ。何もトリックできなくても、そんな乗り味のバイクは乗っててワクワクする。
グリップやペダルもBMXイメージを周到しつつ。
1xのドライブトレインはSHIMANOのCues、XMCクランクにFatSlimChainring、Tangeの別注ヘッドセットと機能面やかっこよさに加え価格にもこだわっています。
乗り出しには最適なパーツ構成ではないでしょうか。
こちらは幡ヶ谷店店頭と、オンラインストアにて販売しています。
対応身長は160~170後半くらいで幅広く乗っていただけると思います。
試乗して見たい方は是非幡ヶ谷店へお越しくださいね!
それでは〜






























