本日はニューヨーク発のブランドであるAFFINITY CYCLESのMETROPOLITANを幡ヶ谷店の展示車として組ませていただいたのでご紹介をさせて頂きます。
実はぼく自身も乗っているMETROPOLITAN。
展示車のご紹介の前に、ぼく自身がこれまでどういう風にこの自転車を楽しんできたのかを今一度、振り返らせて下さい。
初めて自分で0から組んだ自転車である感慨深いMETROPOLITAN。
代々木公園店にお手伝いで週に何日間か行かせていただいた過去があるのですが、その時にトミーさんが組み方や細かなこだわりを丁寧に教えてくださり無事に組み上げる事ができました。
実はこの1台が初めての固定ギアでした。
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”2022年9月”
FIXED GEARの自転車自体、故郷である鹿児島ではなかなか見ることも触れる機会も正直ありませんでしたが、働きはじめ、フレームの入荷をキッカケにMETROPOLITANに乗って撮影をする機会が訪れました。(上のInstagramの写真がその時のものです)
数十分だけ、東京のコンクリートジャングルを走り回らせて頂いたのですが、これまでに体験したことのないようなヒリヒリとした乗り心地に興奮が冷めないままフレームを購入することを撮影中に決意した記憶です。
組み終えてからは夜な夜な写真を撮りに行ったり、買い物の予定がないのにカッコつけたいが為にJUGGさんとアンちゃんに作っていただいたメッセンジャーバッグを背負って方南町のドンキ・ホーテまで行ったりととにかく乗りたい気持ちが抑えられない日々が続いた3年前。
当時の自分は、確実にMETROPOLITAN中毒者だった。
”2023年9月”
いつの日かM106 NASを先輩から譲っていただいたことをキッカケにドロップハンドルへカスタムしました。
このカスタムがさらにMETROPOLITANの新しい魅力を導いてくれることに。
ハンドルって握ってみたり操作してみてじゃないと、良し悪しも分からないことだらけなので気になったハンドルはどんどんトライしなければいけないなとも思い知った時でした。
実際にドロップハンドルの仕様でCMWC2023のデリバリーレースにお気に入りのメッセンジャーバッグを背負って参加できたことはぼくの中の大切な思い出です。
あの2日間は本当に夢のような時間だった。
それにしてもドロップハンドルが好調でした。
”2023年12月”
12月になると秋ヶ瀬で自転車の運動会が開催される時期です。
レースに出るわけではないが、気分だけでもと思って組み直した自分なりのトラクロ仕様。
実際にコースを走る事はできなかったけれど、最大タイヤクリアランスは35cと、ある程度太いタイヤも履ける事ができるのもこのフレームの魅力的なポイントです。
街で走る時は28cとか細めのタイヤで良いけれど、土の上ではもう少し太めでブロックタイヤ履きたいですからね。
ちなみに上の写真で履いているのはぼくらのオリジナルタイヤであるFOR CX TIRE BY CG。
ブログを見返すと、イベント終了後はすぐにドロップハンドルに戻していましたね。
そして今も変わらずにずっとこの形で落ち着いています。(このブログを書いていたらハンドル交換したくなってきました、、、)
文章や写真を振り返り、シングルスピードでも色々な遊び方が出来るし、様々な組み方を楽しめる事ができるなと改めて良い乗り物だとつくづく感じます。
AFFINITY CYCLES創設者であるJasonによる競輪へのリスペクトから2009年に誕生したことでも知られているこちらのMETROPOLITAN。
乗り心地も俊敏で、フレームの造形も美しいので乗るのも眺めるのも大好きです。
ぼくのこれまでのMETROPOLITANとの思い出はここまでにしておきます。
*AFFINITY* metropolitan (s)
それでは、幡ヶ谷店の展示車として組ませていただいたバイクチェックを始めます。
サイズはSサイズで、カラーは”LILAC BREEZE”というカラーで組み上げました。
このフレームカラーは日本限定カラーで、XSとSサイズのみの展開となりますのでご注意下さい。
身長的には168cm~175cmくらいの方が適正のサイズ感となっております。ちなみにぼくは約180cmでMサイズに乗っています。
写真で見るとやっぱり美しいフレームだなと見惚れてしまいます。
これがホリゾンタルフレームの特権ですね。
ハンドルはB861 SLAT BARをチョイス。
ライズはないのだけれどもほんの少しだけスウィープバックしています。幅も685mmと使いやすい幅感であり、あまりクセの無いハンドルなので操作もしやすいかと。
そこにSTRONG-Vの競輪に使われているグリップを装着。
ハンドルの形を崩さずにグリップの役割を発揮してくれるので個人的にこのスタイリッシュさには大満足してます。
決して目立つわけではないけれどDIA-COMPE製のWIN brake leverも好きなレバーのひとつ。
ぼくも自分のMETROPOLITANに付けていましたが、良い意味であまり強調されずシンプルなので使いやすいです。
ヘッドセットはみんな大好きなPHILWOOD。
シングルギアのバイクってパーツが少なくてメンテナンスもその分少ない所にメリットを感じている方が多いかと思います。
このPHILWOOD製のヘッドセットはとにかく頑丈なのでメンテナンスにおける心配を更に払拭してくれるかと。
これは自分も実際にHEADSETやTRACK HUBを使っていて実感しました。
タフに乗りたきゃタフなパーツをという事で思い切って入れさせて頂きました。
CRANKはぼくらのオリジナルであるRMC track crankを。
PCDは144mmなので、チェーンリングだけ別ブランドの物へ変更できます。
例えば、最近の個人的なホットな入荷であるAARNのTITANカラーver.のpro track chainringとかもすごくすごく似合いそう。
シルバークランクに取り付けるとこのような感じです。
今回は純正の46Tを付けていますが、チェーンリングのカスタムひとつ取っても妄想が膨らみます。
現在はフリーギアでセッティングしていますが、コグとペダルストラップ/トゥークリップさえ追加すればすぐにFIXED仕様にも出来るのでお気軽にご質問いただけると幸いです。
まずは乗ってどんなものか感じて頂きたい、そんな一台になりました。
シングルギアをお探しだった方、ぜひ東海岸NYのCOOLな乗り物をお見知り置きくださいね。
それでは。