アルデンテってのはパスタの茹で方ってのは皆さんご存知ですよね?
(因みに反対の茹で方はベンコッティ(ben cotti)って言うらしいですよ。本当?)
そんでもってパスタって聞くと皆さん何を思い浮かべます?

パスタって聞くと僕は「わんわん物語」か「カリオストロの城」を思い浮かべます。
どちらもミートボールパスタですね。

*Beach club* Al Dente (52)

*Beach club* Al Dente (52)

お持ちのバイクから載せ替えにて組み立てさせて頂いた【アルデンテ】
昨今のグラベルバイクのスタンダードな規格を採用しているので今回みたいに載せ替え易いですね。メーカー完成車をお持ちの方のネクストバイクへの選択肢にも良いフレームだと思います。
僕自身は初Beach clubの組み立ての1台でしたので作業も楽しく行わせて頂きました。

*Beach club* Al Dente (52)

*Beach club* Al Dente (52)

*Beach club* Al Dente (52)

僕自身そんなに気にしないタイプですがやはりケーブル類がインターナルでフレーム内に収められると見た目がスッキリしますね。
魅力ポイントでもあるフレームのカスタムアルマイトカラーを引き立たせてくれます。この辺の配慮とか美意識は彼ら流石ですよね。
因みにワイヤレスコンポにも対応してる辺りも載せ替えのし易さの1つではないでしょうか。
ブレーキは値上がり必至な*PAUL* klamper flat mount disc calliperを。ワイヤー引きでも引きの軽さはトップクラス。

*Beach club* Al Dente (52)

*Beach club* Al Dente (52)

剛性感が伺えるBB周りを*WHITE INDUSTRIES* BSA bottom brackets*CANE CREEK* eeWings road crankの組み合わせで足元カッチリ。
アルミフレームにも映えるアルミ削り出しのシェルは流石のWHITE INDUSTRIESで軽量なのもウリ。チタンクランクはこのマッチョな見た目ながら400グラム以下って言うだから驚き。しかも同じ重量のカーボンクランクよりも強度に優れてるってんだから高額なのも納得の逸品。いつかは欲しいと思いつつもまだ手に入れてないですよね。とほほ。

*Beach club* Al Dente (52)

*Beach club* Al Dente (52)

ホイールはハブに*ONYX RACING PRODUCTS* vesper disc CL hubを。ONYXってハブ専門メーカーなんですよね。実は細かなオーダーも出来てフリーボディの規格も自由自在に選べちゃう所も推しポイントだったりします。(オーダーになるのでお時間掛かってしまいますが)
イタリアンメイドのアルデンテにカンパコンポで組むっていう小さな野望があるのでその時にも役に立ってくれそうなブランドです。
(サンタのバイクに先越されてるわ!)
“無音ハブ”は一度使うと病みつきになってしまう不思議なハブです。

*Beach club* Al Dente (52)

*Beach club* Al Dente (52)

こちらのオーナー様の様に軽量に全振りするじゃない組み方が大変好みです。
*BROOKS* cambium C17 specialのカッパーカラーはレッド&ブラックのフレームカラーにも似合いますし、*REW10 WORKS* hex brass valve capもアクセントに上手なカラーバランスだと感じます。
(実はcambiumシリーズってイタリアメイドなんですよね。この辺チョイスもニクいです。)

*Beach club* Al Dente (52)

*Beach club* Al Dente (52)

シートステーに控えめにモデル名とノンドライブ側内に[Dedacciai]のブランドロゴ。
デダチャイって言ったら有名なイタリアンパイプブランドですから普通だったらココのパイプ使ってるよー。なんて主張したくなってしまう所をこの位のさりげなさでイタリアンメイドである事をこの一か所で表しているのが凄いですよね。
乗り心地やフレームカラーに目が行きがちですがこういった所まで思いを馳せると彼らのヨーロッパのバイクシーンへのリスペクトを感じれる事が出来ますね。

*Beach club* Al Dente (52)

初めて担当させて貰って試乗にてしっかり乗らして貰ったけど、ウエンツやシャミ達が虜になる理由が分かりました。
アルミフレームならではの【硬さ】は普段クロモリフレームばっかり乗っている僕には新鮮で、力がしっかり掛かってそのまま前に進む感覚が楽しいです。
グラベルバイクならではのタイヤクリアランスでエアボリュームも稼げるからフレームの硬さとタイヤの柔らかさの組み合わせはグラベルだけじゃなく街にも馴染みそうなのでグラベルまでのオンロードのアプローチも楽しく走れそうですね。
僕って言えばすぐフェンダー付けたくなってしまうんですけどフェンダーダボもしっかり備わってるのでフルフェンダーで高速通勤バイクってのもカッコよさげ。

エブリデイバイクとの2台体制なんてのも理想的かも。
通勤やお買い物はいつものバイクで、週末やたまに取れた特別なお休みの日にしっかり走る為のバイクって使い方も良い感じ。
イタリアのおじ様達はサイクルジャージでカフェ入ってカプチーノですよ。憧れの休日ですよね。
(行った事ないのでイメージです)

*Beach club* Al Dente (52)

メカニックあるあるですけど担当させて貰うと欲しくなっちゃうやつ、どうにかならんかなー。