本日はSURLYのバイクチェックを2台。
どちらもフレームカラーをペイントしてご用意させて頂いたバイクなのでフレームカラーにも注目です。
*SURLY* karate monkey (L)
SURLYの万能MTBのカラテモンキー。
丁度ウエンツ私物がイケてるな~って思っていたタイミングでご依頼頂きました。
Cook paintにて淡いブルー系にお色直ししての組み立てです。
本格的な山遊びってよりは日常の移動とオンロードを外れたちょっとしたオフロードを想定しての1台。
カラテモンキーの長所としてよく取り上げられる所は純正のリジッドフォークは豊富なダボでラックの取り付けもお手の物。
普段のちょいとした荷物をバイクに載せれたら良いなと選んで頂いたのは*SURLY* new 8-pack rackです。
丁度良い広さの天板とSURLY謹製のクロモリ製ラックは丈夫で寝袋などキャンプ用品を括り付けて運ぶ事も出来るので今後の遊び方も広がる万能ラック。
マウンテンバイクらしいライザーバーを。Ritcheyのクラシックシリーズは今や貴重なシルバーのラインナップでバイクの組み立ての幅を広げてくれます。クロモリマウンテンバイクにシルバーのパーツでナウなバイクなのにどこかヴィンテージぽい雰囲気が出てナイスですね。
ヘッドパーツは*CHRIS KING* inset7で耐久性と見た目の美しさをゲット。
どのカラーにするかお悩みでしたがGOLDが当選。フレームカラーを際立たせるのにパキッとしたカラーのヘッドセットを入れるの良いですね。
今後山遊びなどマウンテンバイクらしい遊び方にハマったとしてもCHRIS KINGならしっかりと長くバイクを支えてくれます。
フレームカラーにピッタリハマったタイヤは*ULTRADYNAMICO* mars race tire。
因みにカラテモンキーはホイールサイズが29インチと27.5インチのコンパチなんですが今回のオーナーさんは長身でしたので29インチで組み立てております。
Marsタイヤは特徴的なトレッドパターンでオンロードでも転がりが良い万能タイヤです。
グレーカラーが今回のフレームカラーに合っててルックスも◎。
見た目だけじゃなくタイヤとしての性能も流石のダイナミコなので是非一度は使って見て貰いたいタイヤです。
カラータイヤにポリッシュリムの組み合わせが好きです。
今回は*VELOCITY* blunt 35 rim。幅広のリムはタイヤボリュームが広がって乗り心地も良くなりますし、タイヤのトラクションも増えオフロードでもしっかりとタイヤの性能を引き出せます。
マウンテンバイク用のリムと思われがちですが荷物を多く積んだツーリングバイクにも使って頂きたい。
サドルは*SDG* bel-air saddle BL specialで。アメリカはカルフォルニア生まれのSDGのサドルはやっぱりマウンテンバイクに似合う。
座り心地も上々ですし、何処となく懐かしさを感じるサドル形状は色んな柄を集めたくなる銘品サドル。
*SIM WORKS* bubblyはトリプルシールドベアリングで回転は極上で大きな踏み面は様々な場面でもしっかりとペダルを踏む事が出来ます。
ワイヤー式のディスクブレーキに実用的なコンポーネントが大変好印象なアッセンブルでお手本的な組み方になったのでは。
ここから乗り始めて必要な所を要所で手を入れてくのが面白さだったりしますからね。
山遊びがメインになればサスペンションフォークで油圧ブレーキにしたり、ツーリングメインならリアにもラックを付けたり、はたまたドロップハンドルにしてみたり。カラテモンキーの楽しさを堪能して貰えたら。
納車時の姿が決して答えでも無いと思うから、自転車って楽しいですよね。
フレームカラーと全体のパーツのトーンを合わせて綺麗にまとまったカラテモンキー。
乗って楽しい見て楽しい1台になったと思います。
今後このバイクがどんな風にオーナーさんと過ごすのか。組ませて貰った僕も楽しみな仕上がりです。
メンテナンスお待ちしてますね。
*SURLY* straggler (54)
こちらもペイントでご用意させて頂いたストラグラー。もう随分な数のストラグラーを組ませて貰ってますが本当に変幻自在に姿を変えてくれるので毎度毎度組立は新鮮です。
こちらも淡いピンクにペイント。ハッキリとした色味じゃなく中間色って言うんですかね?今回の2台みたいな色選びって良いですよね。
休日の移動用ってご依頼頂いたこのバイクは*NITTO* HiHi-barで前傾ではなく、姿勢をあげて気楽に乗れる様に。
*DIA-COMPE* tech-5 brake lever BL specialのブレーキレバーは3フィンガータイプで指も掛けやすくブレーキのタッチもガツン!って感じじゃないからエブリデイバイクに持ってこいですし、まず見た目が大好きです。
実は過去の銘品を掘り起こして作って貰ってるんですよね。今だからこそ使いたいパーツの一つだったりしますね。
こちらは*PHILWOOD* 1-1/8 headsetで。CHRISKINGのロゴも永遠の憧れではあるんですけど、PHILのこのロゴ無し武骨でシンプルな見た目が決め手になる方も多数いらっしゃいますね。どちらも耐久性が高いのは変わらないのでバイクの雰囲気や好みで選んで貰っても大丈夫です。
今回は全体のパーツに合わせてPHILのポリッシュを選んで頂きました。
(自分のバイク組む時もヘッドセットでワンポイント入れようか、逆に他と合わせて馴染ませるか結構悩むんですよね。それが楽しかったりするんだけど)
*BL SELECT* choco bike gripのチョイスがユニークでとっても良いと思います。何故か海外の方からも人気あるんですよね。
板チョコパターンのグリップは意外?と指にも馴染むし、握り心地も上々です。
カラー展開も豊富で個人的にはホワイトチョコレートが気になってます。
オーナー様が一目惚れで手に取った*PANARACER* new gravel king X1のリミテッドカラー。発色の良いカラーで正直不安でしたが組み上がって見ると綺麗に纏まってオーナー様のカラー遊びが上手で悔しかったです。笑
やっぱりカラータイヤって昔のマウンテンバイクでも使われてたりしてたので何処か懐かしさを演出してくれるのでデジタル的に再注目。自分のバイクでも取り入れたいなーって思わせて頂きました。
【X1】はグラベルキングの新しいパターンで一番汎用性のパターンとなったそうです。いつかは必ず変える必要があるタイヤですが見た目の印象も走りも変わるパーツなので色々試してみたくなりますね。
*BROOKS* b17 specialは熟練の職人による銅リベットとサイドのカットでb17 standardより更に上品な仕上がりでバイクの印象も大きく変えてくれます。このサドルに上述のチョコグリップの合わせがオーナー様のユーモアが効いててバイクのチャームポイントになってます。
どこか遊び心があるバイクって良いですよね。グリップとかステッカーとかキーホルダーとか。その人の趣味や嗜好が溢れてて分身感ある感じ。
ケーブルにもカラーを取り入れて多色使いになりましたが全体で見るとバランスの取れたバイクに仕上がりました。
バスケットやスタンドなどの装備もプラスして遊び心と実用的な1台で日常が更に豊かになると思います。
ご依頼ありがとうございました。
本日はSURLYのバイクチェックでしたがSURLYのフレームも諸々入荷してますのでお気軽にご相談くださいね~。