チューヤン君のブログ読みました??彼が引き寄せる素敵なオーダーや奇跡的な出来事と、それをありのままピュアに伝える今回の記事に感動。
それを観てからこれを書いているので若干引っ張られそうですが、最近組まさせて貰ったバイクのストーリーが僕的にグッと来たのでこのタイミングで書いておきたい。
この投稿をInstagramで見る
遡る事3年前、いつも仲良くして下さるお客様からご紹介頂き、CROSS CHECKのリビルドをご依頼いただいたのが始まりでした。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
“BLOOPER BACKPACKS” 釣りを楽しみ、素敵な写真を見せてくれる、カッコいいバッグ屋さんです。
静岡にお住まいなので中々お店でお会いできなくとも、SNSなどで拝見しCROSS CHECKと良い時間を過ごされているなーと思っていました。
この投稿をInstagramで見る
ある日の投稿、過積載のCROSS CHECK。組ませて貰った人間からの気持ちですが、酷使されているのをみれるのは本当にメカニック冥利に尽きます。
なんか風景が日本じゃないんだよなと気になって遡ってみると、
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
ニュージーランドへ自転車と釣り竿と最低限の荷物を携えた旅。ええ、とっても良いじゃないですか…。
写真を観ながら同じ場所を思い浮かべ走るという妄想に耽る日を過ごしていたら、タイミング良くご連絡下さりご来店。
自転車の話は置いておいて、旅の道中が気になり過ぎて一日中ずっとお話を伺っていました。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
果てしない一本道、連なる山々、乗り越えて現れる神秘的な川辺、星の数ほどあるという魅惑的なトレイル。
お土産で頂いた現地のトレイルガイドを何度も開きながら仕事半分で聞き入ってました。
この投稿をInstagramで見る
「CROSS CHECKは万能だ。」と僕らが伝えてきた事。
しかし彼がCROSS CHECKと経験した旅には僕らが知る万能さのその先があったようで、
それを身を以て体験してきた言葉や写真にはとてつもない説得力があり、これらは僕にとっても大きな学びでした。
CRUST BIKES scapegoat (M size)
「次回の旅に向けて新たな車両を検討したい。」との依頼を受けて。
KARATE MONKEYやEVASIONはどうだろうとご相談を受けて、最終着地したのはこのSCAPE GOAT。
道中のあらゆる道に対応したい、あわよくば少しのアクションライドも楽しめたら…。
という要望を照らし合わせると挙げた3つのフレームが全て当てはまる。
どれもそれぞれの楽しみ方が出来るのだけど、
彼が求める楽しみ方に、「トレイルライディング」の影を感じた。
となった時にKARATE MONKEYとSCAPE GOATが前に出る。
しかしあくまでしたい事は「ツーリング」である事を鑑みた時、
そのツーリング色の濃さが強いのはどちらかとなれば、結果はこれだった。
気づいたらカッチカチの文章☆
「遊びながら旅をする」か、「旅路で遊べる」かの違い…と言えばいいのか、
ここの塩梅を悩んだ末の答えがこのフレームです。
ツーリングバイク故の各種マウントの豊富さは見ての通り。
バイクパッキングに必要、いや過剰かもと思えるほどのネジが付いていますが、
バッグ類を付けた際にアレコレ付けれない物を収めれる助けになるかもしれません。
旅の途中で気付いた時の保険ともいえる。フルフレームバッグをつけた時、
フォーク肩付近のボトルケージマウントの必要性がこんなに有難かった事を知ります。
最近使用率の高いastralのリム。中でもマウンテンバイク用のこのbackboneは最強にして最軽量(体感)のアルミリムです。
精度の高さと高強度のお陰でホイール組の捗りっぷりが凄い。
スポークを張ってニップルを締めるだけで組めてしまうのではと思うほど。
ニュージーランドは多くのマウンテンバイカーが訪れるぐらいトレイルが溢れている場所なんだとか。
そんな土地柄もあって、現地の自転車店はマウンテンバイクに強いお店が多いそう。
現地でもしものトラブルがあった時に、対処しやすいであろうタイヤサイズやハブを選んだ。
27.5インチのタイヤはもう既にマウンテンバイクの主流とも言えるし、
DT SWISSのハブは頑丈かつ様々な国で手に入りやすいのではという所から。
SHIMANOのマウンテンコンポで組んだのも同じ理由。
それと軽いギアのレンジが多くなる事で、以前の自転車よりも険しい道のりをモリモリ進んでいけるように。
ディスクブレーキ界の階段を猛烈なスピードで駆け上り既に絶大な信頼を得ているEQUALのブレーキ。
この巨体をも制動させられるストッピングパワーと、
パッドも手に入りやすい事でツーリングバイクにも安心して使う事が出来るのではとご提案。
丈夫さと少しの憧れを込めて使うアメリカンパーツには独特の説得力がある。
カバンびっちりで見えないけどヘッドパーツはPHILWOODのステンレス。
個人的にはPAULのレバーの頑丈さの向こう側を、次回の旅で持って帰ってきて欲しい。
フルパッキングさせるならこんなセッティングが良いかな、と僕が選んだSWIFT INDとFAIR WEATHERのバッグ達。
色んな色を散りばめたのは単純に目立つからと選んだら、元気な見た目になり過ぎた…。
前後ラックを付けてパニアも可能なフレームなので、これ以上の積載が出来ると思うと恐ろしいポテンシャル。
ご自身でバッグを製作される方なので今回はネイキッドの状態でお渡ししました。
既にロッドケースを装着して近くの山々に分け入っているようでうれしい。
これからどんなバッグでお色直しされるのかワクワクしています。
ウルトラダイナミックアドベンチャーツーリングトレイルバイクと言っても過言ではないこのフレーム。
経験した旅を踏まえて選んだ今回のフレームやパーツは次回どう活きてくれるのか。
旅する本人以上に次回の旅が待ちきれなくなっています。
この投稿をInstagramで見る
最近は素敵な縁があり二匹の相棒(愛猫)とともに工房で過ごしているそうです。
少し大きくなるまで次回の旅はおあずけなのかもだけど、
ビッグライドじゃなくても、彼の身近な自転車の楽しみ方を改めて追っています。
旅繋がりで締めに自分事ですが、今年のSWIFT CAMPOUTは京都にお邪魔することになりました。
色んなお客様から今年は~に行きますと知らせを聞いて、この季節がやって来たなと実感している所。
良い旅しましょう。それでは。