38日間、そのうち自転車で移動のためにしっかり走ったのは22日間。
鹿児島からスタートして、 佐賀、福岡、下関、 広島、大三島、今治、尾道、神龍湖、松江
松江から倉敷までは電車に乗って、自転車で高松
今度は船に乗って直島、豊島、因島、玉野は繋いで、再び自転車で兵庫、京都、箱根、岐阜、木曽、甲府、 東京
距離はTOTALで2150km、獲得標高は32,180m
「建築を見ながら、この自転車で旅をするんだ。帰ってきたら、フライトのためのパッキングをお願いしたい。」と、オーナーのミハエル
「じゃあ、フライトのパッキングを少しサービスさせてもらうから、引き換えに今回のトリップのBEST10の建物を教えて欲しいっ!!」と、僕はお願いを。
紳士すぎるミハエルの返事はもちろんYES、しかも旅が終わって約1ヶ月後に、撮った写真と共にまとめて送ってくれたので、今日はそちらの紹介と共に。
萩市民館(山口県) – 菊竹清訓/1968
広島市環境局中工場(広島) – 谷口吉生/2004
シルバーハット・今治市伊東豊雄建築ミュージアム(愛媛県) – 伊東豊雄/1984
田部美術館(島根) – 菊竹清訓/1979
東光園(鳥取県) – 菊竹清訓/1979
旧香川県立体育館(香川) – 丹下健三/1964
海の駅なおしま(香川県) – 妹島和世 + 西沢立衛/2006
豊島美術館(香川県) – 西沢立衛/2010
浄土寺(兵庫) – 重源上人/1180
国立代々木競技場(東京) – 丹下健三/1963
今治の美術館に、海の駅なおしまはスグにでも見てみたいと感じさせられてしまいましたし、旧香川県立体育館に関しては取り壊しが決まっているんだとか、、、
建築のことはお勉強したことありませんが、恥ずかしながら日本にまだまだこんなに興味深い建物があることを改めて知るキッカケになりました。
何より、僕もいつかこんなロングトリップがしてみたい。
こちらは、出発前の彼の写真。昔から愛用していたというFAIR WEATHERのBAGをお持ち込みで。
スイスはチューリッヒより長期休暇でいらしていた、ミハエル。
お仕事は建築家。
<https://michaelumbricht.com/>
建築もですし、文化や美術と、自分で体験したことを家族やご友人と分かち合うことが好きで、日本の豊かで複雑な文化や、伝統的だったり現代的な建築についてもっと知りたくなったのが今回の旅のきっかけに
友人に相談したら、自転車好きなのも含めて、色々な建物や風景を見るんだったら、日本は自転車がベストなんじゃないかとアドバイスを受けてのバイシクルトリップ
2月の頭くらいだったでしょうか、アポイントも特になく
「1ヶ月後くらいから、鹿児島から東京まで自転車で旅をするために、自転車を組んでくれないだろうか?」と、ご相談を受けて
事前にフレームは既に下調べして頂いていたのもあり、RITCHEY LOGICと天秤にかけて、今回のパートナーに選ばれたのが
*VELO ORANGE* rando size:M
テントを使ったバイクパッキングではなく、宿を使いつつ、
距離は走るので最低限のお洋服に携行品と共に走れるバイクを
そしてご自身の経験から、何かあっても直すことが出来そうなリムブレーキで
いわゆるなロードバイクの細いタイヤだけではなく、32~35cで少し太いタイヤが入るのをベースに
RITCHEYと天秤にかけて、最後の決めては、軽さで勝るカーボンでなく、頑丈なクロモリフォークという点で
ヘッドパーツ、ハブ、ボトムブラケットは、CHRIS KING、WHITE INDUSTIRES、PHIL WOODと抜かりなく
タイヤは、なるべく太めで35cがギリギリこの組み合わせでは入らなかったため、RIVENDELLはJACK BROWNをチョイスして
駆動部であるコンポーネントは、SHIMANOの11-SPEEDを入れつつ
ハンドルやクランクは、昔ながらのパーツをミックスさせて
モダンなところと、クラシックなところの美味しいところを良い塩梅で選べれての上級者コンプリートバイク
運命ってやっぱあんのかなーーー。なんて感じさせられてしまったのは、ゴールの瞬間。
たまたま、旅行で遊びに来てくれていた、このフレームもデザインを担当しているVELO ORANGEのクリントがお店にいた時だったってこと。
ゴールして旅中の色々話を聞く前に、僕自身もテンションがアガッてしまい、記念に撮影させてもらったのが最高の思い出です。
(何より個人的なところになってしまいますが、まずは安全に走って素敵な旅行のサポートに携われたことがスペシャルでしたし、リップサービスも込みで、バイクのアッセンブルをフィーリングと共に感謝の言葉を貰えたことが担当メカニックとしては、かけがえのないお仕事で光栄でした。)
長々と読んで頂き、本日もありがとうございました。
いつか、必ずスイスにも行ってみたい。
以上、ちゅーやんでしたっ〆
おまけで
タイトルの写真もですが、
送っていただいた建物以外の写真も素敵だったので、最後に載せておきますね。
Thank you MICHAEL !!!
with the best photos and memories
I look forward to seeing you again!