皆さんこんにちは。幡ヶ谷店のカイセイです。
今日はMY NEW BIKEを組んだのでそちらのご紹介を。
ぼくらの元に届いてから約5ヶ月が経過したMASH ALL ROAD。
その5ヶ月前、ぼくは長い距離を早く走ることに楽しさを覚え始めていた頃でした。
その当時は以前ブログに書いていたCRUST BIKESのBOMBORA CELOSでその楽しさを感じていたのだが、幡ヶ谷店の速い人ランキング上位2名のダンカンさん、大地さんの影響からもっと早く走れるバイクに興味が湧いていたのです。
これまで数々の道を御二方と一緒に走れたことを思い返しているとエモーショナルな気持ちになります。
ALL ROAD、そしてMASH。
なんだか期待と違和感を感じてしまうブランドの背景とフレームそのもの。
トラックバイクムーブメントの仕掛け人でありシングルスピードばかり乗ってきた方々が設計するフレームジオメトリってどんな乗り心地になっているのだろう。
頭の片隅から離れない興味、ぼんやりした疑問がぼくの中にはありました。
そんなこんなで悩んでいると、幡ヶ谷店の大地さんが組まれた試乗車が誕生。
*MASH* all-road (M)
今の自分が理想としているバイクそのものでした。
そして組み上がったその日の夜に試乗させていただきました。
つい漕ぎたくなってしまうほどの加速力とそのスピード感はこれまでのぼくは未体験の世界でした。
試乗時間もいつもより長くなってしまうほど、フィーリングはぴったし。
試乗後、ぼくはこのフレームで自転車を組むと決断したのです。
The All-Road is built on our aggressive road geometry, and made to rip the dirt cuts in between.
(All-Road は、当社のアグレッシブなロード ジオメトリに基づいて構築されており、その間のダート カットを切り裂くように作られています。)
MASHのサイトにて。
さらに興味を持たせられる言葉たち。
グラベルバイクとしても、タウンユースとしても取り入れられるフレームなのだが、ぼくの試したかった組み方はロードバイクに振り切った一台を作ることだった。
(展示車はまだ幡ヶ谷店にございますのぜひ試乗してみて下さい!)
*MASH* all-road (L)
ここからは写真と共にバイクチェックをしていきます。
フレームサイズは181cmでLサイズを選びました。
カラーはトミーさんと同じ、NAVY SMOKEというカラーを。
ぼくもやっぱりこのカラーを選んでしまいました。
ぼくはブラックパーツメインで組みましたが、トミーさんのようにシルバーパーツを入れて組むのもカッコいい。
そして選んだホイールはASTRAL CYCLINGよりVEIL6。
カーボン製でリムハイト高めのこちら。
よりスピーディーなバイクのイメージを植え付ける要素になっているのではないかなと思います。
実際、ハイトの高いリムは平坦に強いです。
それはホイール周りの気流が整い、空気抵抗が少なく走りをスムーズにしてくれるから。
そんなに変わるのかな?と思っている方ほど体感していただきたい。
VEIL4は軽さ、エアロのバランスがちょうど良いと言われている40mm前後のミドルハイトです。
ただ平坦や直線に振り切るならばさらにハイトの高いVEIL6をお勧めします。
そしてハンドルはもちろんドロップハンドル。
選んだのは、アメリカの超高品質カーボンコンポーネントブランド“ENVE COMPOSITES/エンヴィーコンポジッツ”。
その中でもcarbon road bar(420)をチョイス。
スタンダードとコンパクトの2種類があるのだけれども、ぼくは浅めのドロップで下ハンの握りやすいコンパクトの方を。
この辺りは実際にお店に足を運んでいただいて現物を確認するのが一番安心するかと思います。
そして同ハンドルは販売期間が最長の製品の一つであるという。
ユーザーに信頼され続けている間違いない製品ということがわかります。
420mmで220gと軽さはもちろん、耐久性や強度も高いことで知られています。
その他に、ステムとシートポストも合わせてENVE COMPOSITESで揃えました。
先に言っておきますが、振り切ったと改めて思います。
コンポーネントはSRAMで。
グレードはRival eTap AXS。
eTap、それはワイヤレス電動変速のことを指します。
触ったことのない規格の製品を知っておきたかったからというのがチョイスした一番の理由です。
乗ってみて今までには感じることのなかった機械的な変速感。
突き詰めれば、自分の思ったタイミングのままにシフトチェンジが実現可能となるのではないでしょうか。
スムーズな初速はもちろん、上り坂で踏ん張って踏ん張ってLOW GEARにする時のシフトチェンジはレスポンスの速さが際立ちます。
今後ロードバイクを組む方は一度体感していただきたい。
密かに拘った箇所が実はもうひとつあります。
PAUL COMPONENTが作っているディスクブレーキアダプター。
こちらのスモールパーツは在庫が決してたくさんあるわけではないですが、幡ヶ谷店に数点ございます。
気になる方はぜひお店に足を運んでいただけたらと思います。
神は細部に宿る。そんなことを胸にチョイスした次第でございます。
こういうスモールパーツさえもカラーアルマイトで作るなんてロマンしか感じられません。
アメリカンファクトリーブランドの魅力を改めて実感。
プチカスタムにも、密かなこだわりとして含むのも大変満足感得られるのではないでしょうか。
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パーツに着目するのも良いですがまずは乗らなきゃと思い、上り坂のキツい都民の森、神奈川県の南東部にある三浦半島、東京都内をひたすらグルグルしたり、ローディーのメッカである尾根幹へ行ったりとロードバイクを満喫してます。
行ったことのない、見たことのない景色を求めて遠くへ、より早いスピードでまだまだたくさん走りにいきたい。
今のぼくは気分的にロードに振り切りましたが、上にも書いた通りグラベルバイクとしてもラックつけてデイリーに使うことも許してくれるフレームなので、全部してみたい願望がある方は一候補に入れていただけたらと思います。
ぼくは今の所まだまだこの仕様で楽しむ予定です。
それでは今回はこの辺りで。
幡ヶ谷店よりカイセイでした。
〜追加余談〜
三浦半島に行ったときの記念写真。
片道約80km、初めて1日でこんなにも走りました。
いつもお世話になっている常連様のご夫婦さんと5人で行けて楽しかった思い出です。
この日はマグロを食べ、ひたすら漕いで帰りクタクタになりました。
また時間作ってどこかへ行こう。