まいどでやんす
花粉症により目と鼻がズタボロにされております。
幡ヶ谷店のダイチです。
今年に入って発売された、*MASH* ALL ROADですが、順次組立から納車を経て、乗り倒している方も少なくは無いはずです。
まだまだHOTなこちらのフレームを使った車体と組み込まれたパーツを解説していきます!!!!
*MASH* ALL ROADの第3弾としてやってきた、2色を紹介
歴代MASHのフレームでも登場していたSILVER SMOKE
その名の通り、煙がかった色味で数世代前のSTEELやAC-3にも使われていました。
パッとみると控えめな印象ですが、綺麗にペイントされた姿にどこか惹かれるものがあります。
同じカラーでもロゴのカラーを変えてくるあたりは、流石マイクと言わざるを得ないセンスの良さと飽きさせない工夫
もう一色も前途同様にSTEELで存在していたNEON FADEというカラー
思い返せばMASHとBLUELUG限定カラーだったんですよね
もう3年前の動画か、、、時が経つのが早いなぁ
この頃に比べると太ったなぁ
(^o^) ←コレがこれになってる→ )^o^( カッコの向きが変わっただけやのに、、、分かりやすくて悔しい
太った僕は幡ヶ谷店頭でご覧になれます
後輩達にも『一発目のブログからメッチャ太りましたよね!!』って悪気なく言われるの、が地味にダメージくらいます笑
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毎度お馴染み脱線しましたが、そんな2色のALL ROADを紹介出来ればと
トミー君、一周さん同様に幡ヶ谷の展示車を組ませて頂きました。
僕好みなバイクをバキッと組む事を念頭に置きながらの組立
全体のシルエットが完全にロードライクなそれです。
僕自身も、ALL ROADに乗っていたのもあり、あの時叶わなかった組み方を実現してやる!というのも裏テーマに
各店に並ぶ展示車やデモ車的な位置付けのバイクって組立するのにかなり色が出やすいと思うんですよね
自分のMASHを組んだ時は、コ〇ナでパーツの供給も不安定で片っ端から在庫を漁って何とか組み上げました今となってはいい思い出
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話をもどして、、、
ヘッドセット・ステム・シートポストのブランドに関しては、迷う事もなかったです、、が!!
細かい部分で他と差をつけるパーツチョイスをしています
アルミの削り出しを得意とするTHOMSONですが、よく見てみるとマットな質感のシートポストなのはお気づきでしょうか?
炭素でできたアレです。炭素繊維=カーボンって言うやつです(‘ω’)ノ
カーボン製シートポストにすると、振動吸収性が上がり、長時間乗っても疲れにくく、体の負担がかなり緩和ます。
ダンシング(いわゆる立ち漕ぎ)した時にサドル周りも軽くなるので、バイクを振りやすい!
もちろんいい事ばかりではなくて、軽い、錆びない、振動吸収性があると言うメリットがありますが、カーボンパーツは高価で気を使うなんて事もよく言われます。
金属の塊ではなく、炭素繊維が編み込まれたシートをいくつも貼り合わせ、強度を持たせたいところは分厚く、それ以外は薄くと言った具合に形作っていきます。
言うと簡単そうですが一本一本貼り合わせて行くのは、手間がかかり、どうしてもコストが上がってしまうんですね。
そして、『気を使う』と言う部分に関しては、正しい取り付け(ネジの締め付けなど)をしないと割れてしまうと言う点
繊維でできているので、強い負担がかかると断裂して強度が落ちます。そうなると使い物になりません
これに関しては適正なトルク管理でクリアできます
(MASHのステムキャップはワンポイントで入れるのが良き( ✌︎’ω’)✌︎ソリッドなバイクに、ちょっぴりの遊び心を)
ホイールは前回のブログで紹介した、ASTRAL社製のVEIL4というモデルを使いました
リムハイトは42mmで漕ぎ出しの軽さと、スピードが出た時の巡航性の高さのバランスが非常に良いんです。
もちろんチューブレス対応でシートポスト同様にカーボンリムでございます。
VEILはASTRALの中でもロードバイク向けのラインナップです。
リム高は32mm・42mm・60mmの3種類あり、用途に合わせて選べるあたりは、ENVEのラインナップに似たものを感じます。
参考になるかは置いといて、個人的偏見を交えての使い分けで言うとこんな感じ
・坂道をガンガン進んで空まで行ってやるぜって方はVEIL3を
・俺はフラットな路面で永遠と続く地平線に向かって突き進む【直線番長】って方はVEIL6を
・上記2者のいいとこ取りで登りも平坦も優秀なのが好みという平和主義者はVEIL4を
手組ホイールを推奨としているので、好きなハブ、手持ちのハブなんかで組み上げると調子良さげです。
メーカーから出ている完組ホイールは手頃なモノもありますが、フレが出たり、スポークが折れた時など、専用パーツ・工具が必要なものも少なくありません。
手組ならではのメンテナンス性の高さは、より良いものを永く使うことにつながってくると思います。
もちろんチューブレス対応
パーツの中でも大きな面積を占めるホイール
ここのカスタムは大きなアドバンテージに。
アルミホイールでも軽いモノはたくさんありますが、素材の違いによる乗り心地の良さは別次元
地面を滑りながら走っているのかと錯覚するレベルです
レース思考で早く走りたい方は自然と行き着くパーツなのですが、楽に自転車に乗りたいって人も一度は体感していただきたい逸品
リムハイトが低いモデルもあるし、グラベルバイクと相性の良い、太いタイヤにも対応するモデルだってあります。
コンポ類はSHIMANOのROADコンポの上から2番目に位置するULTEGRAグレードに
ブレーキは最近金子さんが紹介していたEQUAL DISC BRAKE
僕も何回か取り付けてみましたが、タッチの軽さと制動力の高さは他の紐引きのものよりも圧倒的に高い事に驚きました。思わず自分でも使いたくなる程に
コンパクトすぎる本体からは想像できないストッピングパワーの持ち主
軽量なのもあり、車体に組み込んでも違和感無くスッキリと仕上がります。
アルマイトのノリも良く、綺麗です。
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お次は、鮮やかなフレームカラーに魅了されるNEON FADEの車体
この車体以外に、MIDNIGHT、STEEL、AC-3を納車させてお客様からのオーダーにて
使いたいパーツの形状や幅はある程度固まっているので、このフレームを乗るに当たっての乗り方や使い方を今一度相談して、すり合わせていきます。
一切の妥協をすることなく仕上がった一台となりました。
手持ちのバイクで取り入れている信頼あるブランドをチョイス
ハンドル周りのスッキリさのお陰もあり、際立つPHIL・THOMSON・WHISKYのUSブランド達
唯一僕のわがままを取り入れて頂いたホイールに少しフォーカス( `ー´)ノ
前途の展示車同様に、ASTRALのカーボンリムとDT SWISS(以下DT)のハブを使ってのホイール
DTのハブは、フリーボディーが工具無しで脱着出来るので、SRAMの12sに採用されているXDRからSHIMANOの11s HG化もお手の物
フレーム載せ替えや、コンポ変えるなんて時も気にせずに使いまわせます
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こちらもリムは、ASTRAL
グラベルラインから出ているwanderlust carbonを使用してます。
アルミモデルのwanderlustもありますが、ただ単に素材が変わっただけじゃないんです
カーボンモデルの方が、リム幅が広くなってます。
アルミリム幅 :インナー 22mm、アウター 25mm
カーボンリム幅:インナー 23mm、アウター 30mm
(* ̄- ̄)ふ~んって感じですよね?苦笑
でもね、素材違いで同じリムのモデルを出しているって言うのが珍しいんです
僕の知る限りではピンとくるものが無いですし。
因みに、リム幅が広い事のメリットとして、低い空気圧によるリム打ちパンクが軽減されるんですよね
アルミリムでありがちな、『リム打ちして曲げました』ってのもよく聞きます
実際問題、去年いったGRAINDUROでは、新調したホイールでシャミさんがリム曲げてました涙
アグレッシブに乗る方は是非使って頂きたいリムですね
アルミの良い部分はアルミリムで、カーボンの良い部分はアルミでは叶えられない性能を付け加える事が出来るんですね
同じリム打ちでも、アルミリムだと曲がるけど、カーボンだと衝撃をいなしてタイヤにもダメージを残しにくいとか
でも、素材が良いのと、製造の過程が複雑だったりでパーツの値段が高くなってしまうのがお財布には優しくないですが、使ってみて分かる値段以上の満足感があると思います。
あれやこれやをカーボンにすりゃええって話では無いのでその辺は乗り方や使う用途に応じて合う合わないを一緒にすり合わせていきたいところですが!
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続きましては心臓部分でもあるコンポーネントにフォーカスを
フロント変速機とリアの変速機なのですが、ケーブルの類が一切ないです。
ケーブルを取っ払って電気信号で変速する仕組みです。
巷では電動コンポなんて言ったりします。
オーナーさんも初めてとり入れる仕組みなので、手持ちバイクとの一線を画す所ではないかと。
手袋が無いとまだまだ寒いのが都内の気温
かじかんだ手でシフトレバーを押し込むのって誤変速が起こりやすい場面でもあるのですが、そんな場面でも確実な変速を叶えてくれるのが電動コンポの良き所でもあります。
『帰宅後にようやく寒さで手がかじかんでいたのに気づきました。それぐらいストレスのない変速』と
使用感について、納車後すぐにメールを頂きました。
それ以外にも、女性や手が小さい方はレバーを押し込む動作が無くなるので、簡単に変速出来るって言うメリットもあります。
変速の仕組みって言うのは二種類あって、機械式と電動式
機械式はハンドルについている変速レバーを押し込んで物理的にワイヤーを引っ張る事でギアを変えます。
それに対して、電動式はワイヤーが無く、電気信号で変速機を動かすという事でもあります
下記動画はレバーのボタンを押すだけでリアディレイラーが動くというもの
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動画の通りですが、超簡単に言うと、今まで変速に必要な動作をレバーで押し込んで行ってましたが、そのワイヤーが無くなり、ボタンをカチッと押すだけで変速する事が出来ます。
機械式は、シフトレバーを押し込む→ワイヤーが引っ張られる→リアディレーラーが動く→変速する
それに対して
電動式はシフトレバーのボタンを押す→リアディレイラーが動く→変速する
変速に関して、世の中に出回っている自転車は圧倒的に機械式の仕組みが多いですが、技術の進歩ってこんな所にも落とし込まれていたりします。
組付けする立場から見ると、シフトレバーとディレーラーを取り付けてペアリングすれば変速するので、メカ泣かせな代物でもあります
ぶっちゃけこんな簡単に調整できるようになったら、将来的にはメカニックの必要性が無くなるんじゃないかと内心ヒヤヒヤしてるんですけどね笑
カジュアル・クロス・ロード
三者三様の組み方が出来る*MASH* ALL ROADをロードバイクという目線で組み立てた車体を紹介させていただきました
クロモリフレームにカーボンホイール、ロードコンポの組み合わせは素材の特性である振動吸収性を高めつつも、踏み込んだ力を推進力にしっかり変換してくれる。
長い距離を気持ちよくスイスイ走れます。
ちなみに、展示車が完成した時に、カイセイに試乗してもらいました。
その結果→買うことを決意してくれました笑
元々、ロードバイクでのライドには、BOMBORAで一緒に走りに行っていたのですが、全然スピード感についてこれず悔しがってました。。
ちょこっとチラ見せ
納車後、しっかりと走りに行っているのでカイセイのブログを楽しみに待ちましょう。
ほなまた