アメリカはオースティンから魅力的なコラボレーションのご案内。
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と、その前に、、、「デザイン、アート」と「自転車」の関係性をば。
僕の知る所だとマルセル・デュシャンが自転車の車輪を使ったり、、、
僕の敬愛するフランスのジャン・プルーヴェも自転車をデザインしていたり、、、(MOMATで開催していたプルーヴェ展すごく良かった。)
探せば色々と自転車との繋がりが見つかります。
近年のアーティストではBarry McGeeがZo Bag愛用して普段から自転車に乗っていたり。(以前、来日時にしっかりZo Bag背負ってたのを確認!)
Geoff Mcfetridgeはブルーラグで取り扱いのあるYANCOと友達。もちろんジェフ自身も自転車大好き。
実はYANCOのロゴはジェフのデザインだったり、、、。
知っている所だけでも意外とありました(笑)
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話戻って、今回のコラボレーション。
「Tomii Cycles」はアメリカはテキサス・オースティンを拠点にするハンドメイド・バイク・ブランド。
元彫刻家という肩書きを持つ日本人の「ナオさん」が作る自転車は細部にこだわりを感じる美しい自転車。
そして今回ナオさんがコラボレーションする相手は、同じオースティン出身、世界で活躍するデザイナー/アーティストの「ウィル・ブライアント」
世界的に有名なスポーツカンパニーのナイキ、アディダスや、有名なテック企業のフェイスブック、グーグルとのお仕事経験もある「ウィル」との組み合わせ。
彼の壁画(ミューラルアート)は地元オースティンにとどまらず、アメリカの至る所にあるようです。(すごい!)
ウィル自身もここ数年、自転車を趣味に楽しんでいる模様。
数年前にTomii Cyleと一緒にボトルを製作した経緯もあり、今回もボトルのデザインをお願いしたら、、、じゃあキャップ、Tシャツも、、、どう?と自然な話の流れで出来上がったようです。
こうやってローカルで活躍している人同士が「自転車」を共通点に繋がり合うってステキ。
そんな二人が作ったプロダクトなんだから「イイもの」が出来上がりますよね。
到着したプロダクトはTシャツ、サイクルキャップ、ボトル、5パネルキャップ。
Tシャツのボディは「Comfort Colors」を使い、少しテロッとした質感ですがしっかりした厚み。身幅に余裕のあるシルエットが今の気分にちょうどイイかと。
イエローはXLを着用(身長170cmで体格はがっしりしてます)グレーはLを着用(身長181cmこちらも体格がっしり)
イエロー、グレーのTシャツでフロント、バックプリントがテレコとちょっとした遊び心も。
ウィルの温かみのあるラインの中に隠れるTomii Cycleの文字がなんともイイ。サイクルキャップはアメリカはwalzcaps製の4パネル。ジャージ素材が気持ちいい被り心地。サイクルボトルはボトル自体の色も相まってよりウィルの色彩が前面に出ていて一番好き。ここで改めてウィルのサイトを訪ねるとカラフルな色彩とシンプルな図形、ライン使いが印象的。
ウィルの作品を通して感じるのは日本では生まれないだろうな。と思うユニークな「色使い」
その環境(文化的側面、食べ物、気候、あらゆる要素を踏まえて)で長いこと過ごさないと生まれないであろう色彩感覚ってあると思うんです。僕の中ではメキシコの建築家ルイス・バラカンの使う「ピンク」なんて最もたる所!あのピンクは日本にいても生まれない色だと思うんです。
ああ、、、いつかメキシコの青い空に映えるあのピンクを体感したい、、、。
そして日本には日本独自の色の呼び方(群青色、桜色など)があり、その繊細な表現ってやっぱり四季のある日本だからこそ生まれた色彩感覚なんだろうな。と思うんですよね。
そうやって考えるとオースティンという土地に居ないと出てこない「色」が彼の作品から滲み出ているんですよね、、、。(勝手な僕の感想で恐縮です)
Tomii Cyclesナオさんのモノづくりには日本人の持つ繊細な美意識+オースティンのオープンな環境(ナオさん曰くここ10年で急成長しているようです。先端音楽の祭典SXSWやACLなどのフェスでも有名ですし、近年たくさんのテック企業もオースティンに移ってくるようです。テスラも!自然環境も豊富でバランスが良い街のようです)から生まれる自転車、パーツ類は他では見れない魅力が詰まっています。
普段の生活に、自転車生活にちょっとしたアートを取り入れたいと思ったらちょうど良いグッズですのでどうぞよろしくお願いします!
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